さて今年もニュル24時間のシーズンになりました。今年は51回目ですね。去年は50回ということで、5勝（1割…）しているティーマンとかわざわざ呼ばれてサイン会してました。さすがニュル24時間総合5回優勝（最多勝）。ティモ・ベルンハルトとかペドロ・ラミーも5勝していますが、最初に5勝したのはティーマンなんだよね。
どどーん。5勝した人のご尊影！何かご利益あるといいな（笑）
ニュル24時間、ダンブレック先生はもう出場はしておりませんが、この時期になるとやっぱりちょいちょい名前も出てくるんですよね……主にティーマンが！ですが！
今年もレース前に統計モノの話を見かけたので、ネタもないので（こら！）まとめておこうと思います。
（統計もの、アメリカ人は相当好きだけどドイツ人もかなり好きだと思う）
自分の手元でもレース終わると総合優勝ドライバーを回数順にまとめているのですが、今回参考にしている記事でも出ているのでそれに合わせてまたまとめます。
名前、全部カタカナにしようかなあと思ったのですが地名もあるのでめんどうなのでやめました！
総合優勝を複数回記録したドライバー（1970年～2022年）
5勝：Timo Bernhard (Dittweiler, Germany), Pedro Lamy (Lisbon, Portugal), Marcel Tiemann (Monte Carlo, Monaco)
4勝：Marc Duez (Verviers, Belgium), Romain Dumas (Basel, Switzerland), Marc Lieb (Ludwigsburg, Germany), Fritz Müller (Pfaffenhofen, Germany), Peter Zakowski (Niederzissen, Germany)
3勝：Herbert Hechler (Darmstadt, Germany), Klaus Ludwig (Roisdorf, Germany), Hans-Joachim Stuck (Ellmau, Austria), Markus Winkelhock (Berglen-Steinbach, Germany)
2勝：Uwe Alzen (Betzdorf, Germany), Michael Bartels (Monte Carlo, Monaco), Axel Felder (Hückeswagen, Germany), Dieter Gartmann (Osnabrück, Germany), Christopher Haase (Kulmbach, Germany), Altfrid Heger (Essen, Germany), Frank Katthöfer (Essen, Germany), Lucas Luhr (Ermatingen, Switzerland), Christopher Mies (Heiligenhaus, Germany), Jörg Müller (Monte Carlo, Monaco), Klaus Niedzwiedz (Waltrop, Germany), Gerold Pankl (Austria), Roberto Ravaglia (Bottighofen, Switzerland), Frank Stippler (Bad Münstereifel, Germany), Hans-Jürgen Tiemann (Soltau, Germany), Kelvin van der Linde, (Kempten, South Africa), Dries Vanthoor (Heusden-Zolder, Belgium), Frederic Vervisch (Harelbeke, Belgium), Winfried Vogt (Waldshut, Germany), Joachim Winkelhock (Korb, Germany)
1勝：76人
上の写真の人だけで延べ18勝…（延べていいものなのかは知らん）
名前の後に国と都市名ついてますが、これは出てた頃に住んでた場所か、ライセンスに書いてあった場所なのかな…？KLVDのケンプテンってドイツの、アプトの地元だと思うし…。
さて次はクラス優勝編。
クラス優勝を複数回記録したドライバー（1970年～2022年）
16勝：Heinz-Josef Bermes (Willich, Germany)
14勝：Volker Strycek (Dehrn, Germany)
10勝：Klaus Niedzwiedz (Waltrop, Germany), Johannes Scheid (Kottenborn, Germany)
9勝：Timo Bernhard (Dittweiler, Germany), Dino Drößiger (Bochum, Germany), Jürgen Nett (Mayen, Germany), Peter Seikel (Freigericht, Germany), Martin Tschornia (Bestwig, Germany), Jürgen Ilgner (Essen, Germany), Hubert Nacken (Steisslingen, Germany)
クラス優勝14回の人の写真。
過去に1回でもクラス優勝をしたドライバーは1577人いますが、最多勝は16勝で1名（ハインツ・ヨーゼフ・ベルメス）、続いて14勝がまた1名（フォルカー・シュトリチェク）、10勝が2名、9勝が5名。ここまでは名前が出ていますね。
続いて名前は出ていませんが8勝がまた2名、7勝が4名、6勝からはぐっと増えて22名、5勝は24名、4勝は56名、3勝156名、2勝は301名で1勝は1003名だそうです。
ティーマンとかラミーは総合5勝＝クラス優勝も最低でも5回。すごいねえ…。
まだまだ数字は続きます。
メーカー別総合優勝回数（1970年～2022年）
20勝：BMW
13勝：ポルシェ
6勝：アウディ
5勝：フォード
3勝：クライスラー
2勝：メルセデスベンツ／メルセデスAMG
1勝：オペル
2010年のチェッカーの時の写真。
オペルが1って言うのはよく覚えているのですが）、メルセデス2勝とかアウディ6勝とか、えっそんなもん？って思いました。
メルセデスは2013年が初優勝だったのか…。アウディも2012年。そんなだったんだねえ。
あと、クライスラーの3勝は全部ザクスピード。
で、総合優勝の次はクラス優勝ですね。
（BMWワンメイククラスとかポルシェワンメイククラスとかあるなあ、とかちょっと思います多がそれは置いておこう）
メーカー別クラス優勝回数（1970年～2022年）
210回：BMW
85回：ポルシェ
61回：オペル
56回：フォルクスワーゲン
52回：ホンダ
41回：フォード
38回：アウディ
27回：メルセデスベンツ／メルセデスAMG
20回：プジョー
18回：アルファロメオ
「どこにもピント合って無くない？」ってカンジですがオペルなのがよくわかるので…。
これも2010年の時のゴール。
合計44メーカーがクラス優勝をしたことがあるそうです。
続いてはチーム編。
最多総合優勝チーム（1970年～2022年）
7勝：Manthey Racing
6勝：Phoenix Racing
5勝：BMW Schnitzer
3勝：Auto Budde Team, BMW Alpina, Müllerbräu Racing, Zakspeed Racing
2勝：Black Falcon, BMW Nürburg, Ford Eichberg Racing, Scheid Motorsport
1勝：Armbrust Motorsport, Audi Sport WRT, BMW Bigazzi, BMW Linder, Dören Motorsport, Ford Berkenkamp Racing, Ford Racing Team, Heico, Koepchen BMW, Konrad Motorsport, Land Motorsport, ROWE Racing
マンタイが最多勝なんですね。写真は2007年と2019年のレース後です。
2000年代後半はほとんどマンタイが勝ってた記憶がある…。あとフェニックスも強いね。今年は総合優勝回数上位に変動があったりするかな？個人的にはフリカデリ応援してるんだけど。あとファルケン（笑）
続いて、ポールポジションから獲得したドライバーです。
これ、PPのタイムを出したドライバーだけじゃなくてチームメイトも含まれています。なので50レース109名のドライバーがカウントされます。
ここで、声を大にしたいと思います。フォントサイズも大にします。
2005年、ピーター・ダンブレックもポールシッターの1人です！！！！！
ポールポジションを獲得したドライバー（1970年～2022年）
PP6回：Klaus Ludwig (Kalenborn, Germany)
PP4回：Uwe Alzen (Betzdorf, Germany), Marc Duez (Verviers, Belgium), Klaus Niedzwiedz (Waltrop, Germany), Peter Zakowski (Niederzissen, Germany)
PP3回：Dirk Adorf (Heupelzen, Germany), Jürgen Alzen (Betzdorf, Germany), Michael Bartels (Monte Carlo, Monaco), Timo Bernhard (Dittweiler, Germany), Frank Biela (Monte Carlo, Monaco), Helmut Döring (Wirges, Germany), Romain Dumas (Basel, Switzerland), Maro Engel (Monte Carlo, Monaco), Dieter Gartmann (Osnabrück, Germany), Dirk Müller (Tägerwilen, Switzerland), Marcel Tiemann (Monte Carlo, Monaco)
PP2回：Nicky Catsburg (Voorthuizen, Netherlands), Adam Christodoulou (Shenstone, United Kingdom), Christian Danner (Berg, Germany), Kevin Estre (Lochau, Switzerland), Harald Grohs (Essen, Germany), Altfrid Heger (Essen, Germany), Pedro Lamy (Lisbon, Portugal), Marc Lieb (Ludwigsburg, Germany), Jean-Michel Martin (Woluwe, Belgium), Manuel Metzger (Frauenfeld, Switzerland), Jörg Müller (Tägerwilen, Switzerland), Dieter Quester (Austria), Hans-Joachim Stuck (Ellmau, Austria), Hermann Tilke (Aachen, Germany)
PP1回：Peter Dumbreck (United Kingdom) 他78人
もともとのデータに勝手にピーターを足しちゃった。てへ。
（1回っていうくくりだと多分ヴァントール兄とかバンバー様も入ると思う）
2005年にピーターがアルツェン兄弟のチームからクラウス・ルドビックと出場していた時、PPのタイムを出したのはウヴェだったそうです。ちなみにこのレースに出ることになった理由は「ウヴェから出ないかって電話がかかってきた」だったはず。ウヴェありがとう。
メーカー別ポールポジション獲得回数（1970年～2022年）
15回：BMW
10回：フォード、ポルシェ
4回：クライスラー
3回：メルセデスベンツ／メルセデスAMG
2回： アウディ、フェラーリ
1回：マクラーレン、オペル、SCG
BMWが圧倒的…。ポルシェの10回って言うのもまあもちろん多いんだけど、案外圧倒的なもんではなかったんだなあと思います。
ここ20年くらいがポルシェがめっちゃ強い時期なのかな。その前にフォード時代とかあったみたいですもんね。
あと最後がグリッケンハウストロフィーのウィナー。
2016年に設立された、予選でポールポジションを獲得したドライバーに与えられるトロフィーですね。
ポールポジション：グリッケンハウストロフィー獲得ドライバー（2016年～）
2016: Maro Engel (Hubert Haupt/Yelmer Buurman/Maro Engel/Dirk Müller) Mercedes AMG-Team Black Falcon Mercedes AMG GT3 8:14.515
2017: Jeff Westphal (Jeff Westphal/Franck Mailleux/Andreas Simonsen/Felipe Fernandez Laser) Traum Motorsport SCG003C 8:15.427
2018: Laurens Vanthoor (Kevin Estre/Romain Dumas/Laurens Vanthoor/Earl Bamber) Manthey Racing Porsche 911 GT3 R 8:09.105
2019: Maro Engel (Adam Christodoulou/Maro Engel/Manuel Metzger/Dirk Müller) Mercedes AMG-Team Black Falcon Mercedes-AMG GT3 8:10.910
2020: Maro Engel (Adam Christodoulou/Maro Engel/Luca Stolz/Manuel Metzger) Mercedes-AMG Team HRT 8:57.884
2021: Nick Yelloly (Nicky Catsburg/John Edwards/Philipp Eng/Nick Yelloly) ROWE Racing BMW M6 GT3 10:01.619 (天候は雨)
2022: Luca Ludwig (Bjorn Grossmann/Simon Trummer/Jonathan Hirschi/Luca Ludwig) octane 126, Serliana Ferrari 488 GT3 Evo20 8:09.469
エンゲルの写真とか持ってないので、2017年のTop 30予選の時のSCG。
エンゲルはちょいちょいグリッケンハウストロフィーを獲っているなあとは思っていましたが、7回中3回獲得なんですねえ。改めて並べてみるとすごい。
今年はどうなるかな？
ニュル24時間、レースは家で公式のストリーミングが見られたらいいなあと思ってます（申し訳ないけどJスポじゃないのがいい…）
まあダメならRadio Le MansかRadio Nürburgringを聞く予定です。予選レースの時みたいにフリカデリが勝ったらいいな！（バンバー様がいるので）
