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第84回ル・マン24時間の結果まとめ その2

ちなみに日本時間の土曜日の午後、私は紀尾井町ルイ・ヴィトンの特設展示を見に行っていたのですが、そこから赤坂あたりを回って六本木ヒルズで行われていたポルシェのPorsche Le Mans Caféに行ってきました。




結果終わった今ではこのコースターの柄がなんか悔しいです…(笑)
ちなみにドリンクはPorsche original cocktailとして販売されていたアルコール入りを飲んだのですが、普段だったらノンアルコール一択なのですが、ノンアルコールのほうは青りんご、ミント、オレンジってあったんですよ。ミント味が苦手なもので、アルコール入りの「アマレット、ブルーキュラソー、オレンジを使用した非常に飲みやすいカクテルです」っていう方にしました。
確かに飲みやすかった。おいしかったよ~。

で、次は土曜日、レース前のウォームアップの結果。

84th Edition of 24 Hours of Le Mans - Warm Up
1. #7 LMP1-H M Audi Sport Team Joest Fässler/Lotterer/Treluyer Audi R18 3:25.886
2. #6 LMP1-H M Toyota Gazoo Racing Sarrazin/Conway/Kobayashi Toyota TS050 Hybrid 3:27.129 +1.243
3. #2 LMP1-H M Porsche Team Dumas/Jani/Lieb Porsche 919 Hybrid 3:27.355 +1.469 +0.226
4. #8 LMP1-H M Audi Sport Team Joest di Grassi/Duval/Jarvis Audi R18 3:29.173 +3.287 +1.818
5. #5 LMP1-H M Toyota Gazoo Racing Davidson/Buemi/Nakajima Toyota TS050 Hybrid 3:30.256 +4.370 +1.083
6. #13 LMP1 D Rebellion Racing Tuscher/Imperatori/Kraihamer Rebellion R-One AER 3:38.619 +12.733 +8.363
7. #26 LMP2 D G-Drive Racing Rusinov/Stevens/Rast Oreca 05 Nissan 3:40.724 +14.838 +2.105
8. #49 LMP2 D Michael Shank Racing Pew/Negri/Vanthoor Ligier JS P2 Honda 3:41.149 +15.263 +0.425
9. #25 LMP2 D Algarve Pro Racing Munemann/Hoy/Pizzitola Ligier JS P2 Nissan 3:43.432 +17.546 +2.283
10. #36 LMP2 D Signatech Alpine Menezes/Lapierre/Richelmi Alpine A460 Nissan 3:44.326 +18.440 +0.894
11. #38 LMP2 D G-Drive Racing Dolan/Dennis/van der Garde Gibson 015S Nissan 3:44.609 +18.723 +0.283
12. #43 LMP2 D RGR Sport by Morand Gonzalez/Senna/Albuquerque Ligier JS P2 Nissan 3:44.702 +18.816 +0.093
13. #4 LMP1 D ByKolles Racing Team Trummer/Webb/Kaffer CLM P1/01 AER 3:45.164 +19.278 +0.462
14. #35 LMP2 D Baxi DC Racing Alpine Cheng/Tung/Panciatici Alpine A460 Nissan 3:45.244 +19.358 +0.080
15. #41 LMP2 D Greaves Motorsport Rojas/Canal/Berthon Ligier JS P2 Nissan 3:46.595 +20.709 +1.351
16. #31 LMP2 D Extreme Speed Motorsports Dalziel/Derani/Cumming Ligier JS P2 Nissan 3:48.161 +22.275 +1.566
17. #37 LMP2 D SMP Racing Petrov/Shaitar/Ladygin BR01 Nissan 3:49.013 +23.127 +0.852
18. #46 LMP2 D Thiriet by TDS Racing Thiriet/Beche/Hirakawa Oreca 05 Nissan 3:51.525 +25.369 +2.512
19. #42 LMP2 D Strakka Racing Leventis/Watts/Kane Gibson 015S Nissan 3:52.006 +26.120 +0.481
20. #68 LMGTE Pro M Ford Chip Ganassi Team USA Hand/Müller/Bourdais Ford GT 3:57.397 +31.511 +5.391
21. #97 LMGTE Pro D Aston Martin Racing Stanaway/Rees/Adam Aston Martin Vantage 3:58.879 +32.993 +1.482
22. #77 LMGTE Pro M Dempsey-Proton Racing Lietz/Christensen/Eng Porsche 911 RSR (2016) 3:59.857 +33.971 +0.978
23. #88 LMGTE Am M Abu Dhabi-Proton Racing Al Qubaisi/Heinemeier Hansson/Long Porsche 911 RSR 4:00.162 +34.276 +0.305
24. #91 LMGTE Pro M Porsche Motorsport Pilet/Estre/Tandy Porsche 911 RSR (2016) 4:00.630 +34.744 +0.468
25. #51 LMGTE Pro M AF Corse Bruni/Calado/Pier Guidi Ferrari 488 GTE 4:00.986 +35.100 +0.356
26. #71 LMGTE Pro M AF Corse Rigon/Bird/Bertolini Ferrari 488 GTE 4:01.426 +35.540 +0.440
27. 78 LMGTE Am M KCMG Ried/Henzler/Camathias Porsche 911 RSR 4:01.559 +35.673 +0.133
28. #98 LMGTE Am D Aston Martin Racing Dalla Lana/Lamy/Lauda Aston Martin V8 Vantage 4:01.637 +35.751 +0.078
29. #64 LMGTE Pro M Corvette Racing-GM Gavin/Milner/Taylor Chevrolet Corvette C7.R 4:03.404 +37.518 +1.767
30. #28 LMP2 M Pegasus Racing Taittinger/Striebig/Roussel Morgan Nissan 4:07.549 +41.663 +4.145
31. #89 LMGTE Am M Proton Competition MacNeil/Keen/Miller Porsche 911 RSR 4:07.862 +41.976 +0.313
32. #50 LMGTE Am M Larbre Competition Yamagishi/Ragues/Belloc Chevrolet Corvette C7-Z06 4:08.237 +42.351 +0.375
33. #55 LMGTE Am M AF Corse Cameron/Griffin/Scott Ferrari 458 Italia 4:08.706 +42.820 +0.469
34. #60 LMGTE Am M Formula Racing Laursen/Mac/Nielsen Ferrari 458 Italia 4:11.627 +45.741 +2.921
35. #83 LMGTE Am M AF Corse Perrodo/Collard/Aguas Ferrari F458 Italia 4:14.110 +48.224 +2.483
36. #34 LMP2 D Race Performance Leutwiler/Nakano/Winslow Oreca 03R Judd 4:19.862 +53.976 +5.752
37. #86 LMGTE Am M Gulf Racing Wainwright/Carroll/Barker Porsche 911 RSR 4:22.171 +56.285 +2.309


でした。
他のチームはコースに出たけどタイム出してないとかそもそも走ってないとかでした。

そうそう、レース開始前に友達から「横浜の日産本社では組合の人たちが不当解雇を許すな」ってやってたという話を聞いた直後に、マックス・チルトン(元日産LMP1ドライバー)が「フォードGTのドライバーのみんな(元日産LMP1ドライバーが多い。念のため)がんばれ!」ってツイートしててめっちゃ受けました。

で、スターティンググリッド。
バイコレスはトルマー、SMPはマウリが夜間走行の規定ラップ数をこなしてないとか、クローン、30号車のESM、ペガサスレーシング、ロンバルドあたりが予選の最低タイムをクリアできてないドライバーがいたとかで、予選とは相当入れ替わってます。

ということで以下スターティンググリッドとスタートドライバー。

1. #2 LMP1-H Porsche Team Neel Jani
2. #1 LMP1-H Porsche Team Timo Bernhard
3. #6 LMP1-H Toyota Gazoo Racing Mike Conway
4. #5 LMP1-H Toyota Gazoo Racing Sebastien Buemi
5. #7 LMP1-H Audi Sport Team Joest Andre Lotterer
6. #8 LMP1-H Audi Sport Team Joest Loic Duval
7. #13 LMP1 Rebellion Racing Alexandre Imperatori
8. #12 LMP1 Rebellion Racing Nick Heidfeld
9. #26 LMP2 G-Drive Racing Rene Rast
10. #35 LMP2 Baxi DC Racing Alpine Nelson Panciatici
11. #36 LMP2 Signatech Alpine Nicolas Lapierre
12. #44 LMP2 Manor Roberto Merhi
13. #49 LMP2 Michael Shank Racing Lanrens Vanthoor
14. #31 LMP2 Extreme Speed Motorsports Luis Felipe Derani
15. #46 LMP2 Thiriet by TDS Racing Mathias Beche
16. #42 LMP2 Strakka Racing Jonny Kane
17. #47 LMP2 KCMG Richard Bradley
18. #23 LMP2 Panis Barthez Competition Paul Loup Chatin
19. #33 LMP2 Eurasia Motorsport Tristan Gommendy
20. #38 LMP2 G-Drive Racing Jake Dennis
21. #43 LMP2 RGR Sport by Morand Filipe Albuquerque
22. #37 LMP2 SMP Racing Vitaly Petrov
23. #25 LMP2 Algarve Pro Racing Andrea Pizzitola
24. #41 LMP2 Greaves Motorsport Nathanael Berthon
25. #48 LMP2 Murphy Prototpyes Jeroen Bleekemolen
26. #34 LMP2 Race Performance Shinji Nakano
27. #84 CDNT SRT41 by OAK Racing Christophe Tinseau
28. #68 LMGTE Pro Ford Chip Ganassi Team USA Dirk Müller
29. #69 LMGTE Pro Ford Chip Ganassi Team USA Richard Westbrook
30. #51 LMGTE Pro AF Corse James Calado
31. #67 LMGTE Pro Ford Chip Ganassi Team UK Andy Priaulx
32. #66 LMGTE Pro Ford Chip Ganassi Team UK Olivier Pla
33. #71 LMGTE Pro AF Corse Sam Bird
34. #82 LMGTE Pro Risi Competizione Giancarlo Fisichella
35. #92 LMGTE Pro Porsche Motorsport Frederic Makowiecki
36. #95 LMGTE Pro Aston Martin Racing Darren Turner
37. #91 LMGTE Pro Porsche Motorsport Patrick Pilet
38. #97 LMGTE Pro Aston Martin Racing Richie Stanaway
39. #77 LMGTE Pro Dempsey-Proton Racing Michael Christensen
40. #64 LMGTE Pro Corvette Racing-GM Oliver Gavin
41. #61 LMGTE Am Clearwater Racing Robert Bell
42. #98 LMGTE Am Aston Martin Racing Pedro Lamy
43. #88 LMGTE Am Abu Dhabi-Proton Racing Patrick Long
44. #55 LMGTE Am AF Corse Matthew Griffin
45. #83 LMGTE Am AF Corse Emmanuel Collard
46. #50 LMGTE Am Larbre Competition Pierre Ragues
47. #60 LMGTE Am Formula Racing Mikkel Mac
48. #78 LMGTE Am KCMG Wolf Henzler
49. #62 LMGTE Am Scuderia Corsa Townsend Bell
50. #89 LMGTE Am Proton Competition Lehman Keen
51. #86 LMGTE Am Gulf Racing Adam Carroll
52. #57 LMGTE Am Team AAI Johnny O'Connell
53. #99 LMGTE Am Aston Martin Racing Gary Hirsch
54. #4 LMP1 ByKolles Racing Team Pierre Kaffer
55. #27 LMP2 SMP Racing Mikhail Aleshin
56. #28 LMP2 Pegasus Racing Leo Roussel
57. #30 LMP2 Extreme Speed Motorsports Johannes van Overbeek
58. #22 LMP2 SP24! by Lombard Racing Vincent Capillaire
59. #40 LMP2 Krohn Racing Niclas Jönsson
60. #63 LMGTE Pro Corvette Racing-GM Antonio Garcia


そういえば89号車のプロトンのCooper MacNeilが高熱でレースは欠場ということになってました。
代わりにテストデーには参加していたGunnar Jeannetteが出るっぽい話になってましたが、結論としては出走不可になっていて、二人でレースを走ることになってました。
マクニールは華氏で102度、摂氏だとおよそ38.9度の熱が出ていたそうな…。

で、もはや忘却の彼方に追いやられている感もありますが、スタートはなかなかの雨で、セーフ.ティーカースタートになってました。
ル・マンでセーフティカースタートは初めてだったみたい。
途中でだいぶ乾いてきてGTだけならもう大丈夫になったあとも、プロトタイプは長いこと苦しんでましたな。
そういうものなんだー?って思いながら見てました。
セーフティカー中にピーターがツイートしてて「前のほう走ってるうち最低でも3台はスリックからウェット(たぶんインターミディエイト?)に変えたのがいた」ってことですが、あの雨の中スリックで出たのがいたのか…?
まあ台数多いからみんなで走ればすぐ水もはけるだろうって思ったとか、そもそもすぐ止むって思ったのか…。

まあ序盤はセーフティカースタートのおかげもあって割と落ち着いた序盤だったかな?と思います。
24時間ありますものね。いつもの4倍ありますものね。
WECのシリーズポイントは2倍ですものね…。
ル・マンの優勝とシリーズタイトルならどっちが欲しい?って言うとル・マンって即答する人もいたようですが(ロマン・デュマがそう言ったそうだ)、それならなおのこと大事にいかないとね。

さてル・マンが暗くなってきますと実況の人たちもなかなかネタに苦しむようで、ツイッターからのQ&Aコーナーで過ごしていったりします。
去年は投稿しましたら採用していただきましたはいいのですが「ハロートモコー」って言われるという羞恥プレイがございましたが(本当に恥ずかしい)、今年の実況のJulian Porterさんにはダンブレックアンダースコアファン!と、ツイッターのアカウントを音読されました。
正直名前いわれるより何十倍も恥ずかしかったです!
本気でアカウント名変えようかと思いました!

夜間にはブラッドレーがドライブしていたKCMGがストップしたり1号車もトラブル出たり、91号車のパトリックがドライブ中にマシンから火が出てた。
パトリック2年連続炎上だよね…。火事除けのお守りとか差し入れしたらいいかな…(たぶん関係ない)

深夜のQ&Aタイム他ピーターの実況解説で面白かったのを以下まとめ。

・コースのマーブル拾ってタイヤにバイブレーション出るのと、本当にトラブル出ておかしいのはプロのドライバーなら違いがちゃんとわかるから、その場合はピットに戻る。それができるのが走りこんで経験もあるプロ。

・トップドライバーの中でもさらに一握りのトップのドライバーは、イエローフラッグが出ていてもシングルイエローだと本気でブレーキは踏まない。ダブルイエローが出ないとちゃんと踏まない。
…見逃したらどーすんだ!(汗)

・WECの参戦コストの話。LMP1のリベリオンを運営するのに1000~1200万ユーロくらいかかって、P2は一年チーム運営300万ユーロくらいかかって(そのうちマシンは100万ユーロもしくはドル)、GTは値段は50万ユーロくらいの予算ではないかという話

・ピーター的に、ここまで(およそ9時間)でいいレーサーじゃん!って感じだったのはコンウェイ

・夜間のパッシング、後ろから来る早いマシンは遠くからパッシングしてあげないとダメ。近くでやると前の車にはまぶしすぎて目つぶしになるから。

・GT3はどうしてル・マンに出られないの?的な質問に対しては、今はGTEしか走っていないけどそのうちGT3もル・マンで走るようになるのではないか。ACOはGTEのファクトリーチームのエントリーを大事にしている(まあ今年のフォードとか見てるとわかるよね)。ProチームとAmチームは全然違うレースをしている(やっぱりAmのほうが「楽しむ」的な要素があるそうです)。しかしGTEはお金かかるし、GT3マシンもGTEに近くなってきてるし、そのうちGTEは無くなるのではないか。とはいえファクトリーはGTEを残したいようだ。

・これは私からの質問でしたがえーと「ファルケンのGT3のポルシェをル・マンに持って来たら予選はどのくらいのタイム出ますかね」って聞いてみたら「GT3のポルシェ走ってたじゃん」と言われました。すいません!不真面目なファンで!すいません!!!!!(五体投地
言われてみたら確かにサポートレースで走ってました!はい!でもタイムまで見てませんんでした!
そのあとそれなりに答えてくれたのは「GT3のポルシェはル・マンで4分7秒くらいだったからミシュランとかダンロップのコンフィデンシャルタイヤ(レース用タイヤ)を履いたら5秒くらい早くなるのは間違いないと思う。そこからBoPで調整したらまあ普通のGTE Proで走るのと同じようなものではないか。
BoPで3秒から5秒は調整が可能なのね…っていうかそれだけ変わっちゃうなら確かにBoPの不公平に文句はつけたくなりますわな。

・「今までにル・マンに出た車の中で一番変な車は?」という質問にピーター的には日産の去年のLMP1のマシン。「他と違うのは面白いことだと思うけど、準備、経験が足りなかったのではないか。他と違うっていうことは他がやらないということでもあるので、明らかに方向性を間違えたのではないか、とのことでした…。

・今のGTEはピーターが走っていたころのGT1(2010~11年ごろですね)と比べて同じくらい速い?という質問に「技術の進歩があるからGTEはGT1と同じくらい速くなっているのではないか。GT1はお金がかかりすぎるからすたれたので、今のGTEもそうなって、最終的にGT3にまとまるのではないか、とのこと。これ何回も言ってた。

アメリカ人ばっかり聞いてるみたいなのですが日本、東京でも聞いてる人いますからねー!ってアピールをしたら(すいませんこれも私です)、
ポーターさん「東京に行ったときマクドナルドばっか食ってた」
ピーター「東京は大都市だから寿司とか以外にもうまい店いっぱいあるよ!しゃぶしゃぶとか鉄板焼きとか!」
ポーターさん「そういえばたこ焼きって食べたけどあれおいしかった」
ピーター「たこ焼き?鉄板焼きいいよ!バーベキューみたいなやつ!焼肉!」←どうもタコ(魚介類)嫌いで食べてないと見た

・レース残り1時間半くらいの時にペガサスレーシングがコースアウトしたときに、公式映像のリプレイで「ペガサスレーシングコースアウト集」が流されたときに、「これ以外にも明るいうちにダンロップでもやってたでしょ」と記憶力の良さを披露。
5-6回コースアウトしてたと思うが、よく覚えてたな…。

さて最後の1時間。長い長い1時間。
トップを走っていた、フェラーリのGTE Proの最後の1台の82号車が最後の20分くらいで「リーダーライトがついてませんよ」って注意が入りました。これってオレンジボールだったらしいです。
これピットに入ってちゃんと修理して、もしすごい時間がかかったらフォードの1-2-3フィニッシュとかになってしまいます。
結局無視してたらストップ&ゴーペナルティが出まして、トップ陥落。
最後の20分でこれかよ…って思ってたら、最後の5分で一貴君の無線。
"No power! No power!"って、聞いてから1週間たって思い出してもなんかこうね…。

トヨタは市販車は買おうと思ったことはないですが、モータースポーツ事業としては割と好きです。
(昔は日産モータースポーツも割と好きでしたが、割といろいろ好きゲージが減る出来事が多くてね)
ル・マン24時間のレース前は「どうせポルシェでしょ?だけどル・マンに合わせてマシン作ってきたっていうトヨタが、今年こそ勝てるといいねえ」くらいに思ってました。
だけど実際にトヨタがトップをずっと争い、走ってきてるのを見るとやっぱり肩入れはしたくなるわけですよね…。

そして3分21秒の時点で、チェッカーのラインをちょっと越してストップ。
その後に2号車が抜いていった。
その後5号車はリスタートして1周回ってチェッカーを受けてましたが、最後の1周は特別な事情がない限り(=コースに人がなだれ込んできたりとかですね)、6分以上かかってはいけないというレギュレーションがあるので、最終ラップ11分53秒815かかってしまったため、DNFになってしまいました。
チェッカー受けたから表彰台は確保できたか?と思ったら、DNFでした。
これ優勝を目の前で逃したのも痛いけど、ノーポイントっていうのも痛い…。
トヨタの人も戻ってきてチェッカー受けてたから5号車2位、6号車3位だと最初は思ったみたいだもんね。
そうであってほしかったよねえ…。
レースはチェッカー受けてなんぼってそれチェッカー受けてもダメだったっていう…。

ポルシェの人達もなんか素直に喜べないというか、マジか!?って顔でしたね。
表彰台の1位と3位が特に微妙な顔してた。

なんか最後が一番衝撃的すぎて、どうもほかのことが頭に入ってこないというか残らないレースになってしまいました…。

レースの後3日か4日たって、ゴール前の5号車のトラブルはターボチャージャーインタークーラーを繋ぐ吸気ダクト回りの不具合が出たためで、制御系を調整したらエンジン出力は回復できたけどファイナルラップは6分以内というレギュレーションにひっかかったためDNFになってしまった、ということでした。
例えばこれがもう1時間、いや15分でも早く発生していたら違う結果だった(=最悪でも表彰台)んだろうなあと思ってしまいましたよ。まあそれが時の運なんだけどさ…。

しかしガレージ56枠の、四肢切断を経験しているドライバーのフレデリック・ソーセが無事にチェッカーを受けたのは「よかったねー!」って思ってましたが、さらにびっくりしたのはガレージ56枠での初完走だったということ。
まあ今までのを考えてみると確かに完走してるのがいた記憶はない。
重ねがさねおめでとう!