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浦和、フィーゴ獲得へ 移籍金激安2億8000万円

 J1浦和が今夏、スペインの名門レアル・マドリードの元ポルトガル代表MFルイス・フィーゴ(32)の獲得に乗り出していることが10日、明らかになった。関係者によると今季終了後のレアル退団が決定的なフィーゴに対し、レアル側の設定する移籍金は約200万ユーロ(推定=約2億8000万円)。移籍市場が開く6月にも、正式オファーを出した後、年俸交渉に入る。浦和は磐田MF藤田俊哉(33)獲得も目指しており、“日本の銀河系軍団”となる。

 “赤い悪魔”浦和が水面下で狙っていたのは「ポルトガルの至宝」と呼ばれる天才ドリブラーだった。レアル関係者によると、6500万ユーロ(約89億円)という当時史上最高の移籍金で2000年、バルセロナから6年契約でレアルに加入したフィーゴだが、現在600万ユーロ(約8億円)という高額な年俸と、若返りを目指すクラブの方向性から構想外となった。クラブ側の設定した移籍金はわずか200万ユーロ(約2億8000万円)。移籍市場バブルが最高潮だった当時の20分の1まで値下がりしている。オイルマネーで巨額資金を持つカタール・リーグや、イングランド・プレミアリーグの強豪、トットナムなどが移籍先に浮上しているが、争奪戦にJ最大の人気を誇る浦和が参入する。


 魅力あるトップチーム作りをクラブ経営哲学に掲げる浦和の犬飼基昭社長は10日、「レアルは来季ベッカム路線でいくのか、フィーゴ路線でいくのか、どちらか決めているようだが、彼(フィーゴ)を獲得することはJリーグ全体にもメリットがある」と語った。昨季、爆発的な攻撃力で第2ステージを制覇したが、今季はリーグ戦11試合で14得点と得点力不足に悩み、現在10位止まり。昨夏の欧州選手権ポルトガル代表を準優勝に導いた世界屈指の「メガクラッキ」(スペイン語で超名手)の加入は、藤田獲得との相乗効果で今季優勝への最大の起爆剤となることは間違いない。

 その効果は戦力面だけではない。絶大な人気を誇る浦和の今季平均ホーム集客数はリーグ最高の4万795人だが、フィーゴ加入は新規サポーター開拓の重大要素となる。同じレアルの司令塔、元フランス代表MFジダンの獲得を目指す横浜Mとともに、Jリーグへの世界的注目、他クラブの集客数にも多大な影響を与える。オファー後は、税抜き5億円以上と見られる年俸交渉となる。

 フィーゴは日本通としても有名。00年までのバルセロナ在籍時には、日本食レストランのオーナーだった。昨年8月には、ポルトガル代表引退も宣言。代表戦参加で、日本と欧州を往復してコンディションを損なう危険性もない。アジア、そして世界進出を狙う赤い悪魔には、フィーゴのようなカリスマがふさわしい。

 ◆ルイス・フィーゴ 1972年11月4日、ポルトガルリスボン生まれ。32歳。85年、12歳で同国の名門、スポルティング・リスボン入りし、16歳でトップデビュー。91年、U―20世界ユース選手権優勝。18歳でポルトガル代表デビュー。95年FCバルセロナ移籍。2000年、代表で欧州選手権4強進出に貢献。同年7月、当時世界最高となる6500万ユーロ(約89億円)でレアル・マドリード移籍。同年欧州年間最優秀選手。01年FIFA年間MVP。02年日韓W杯出場。ポルトガル代表として最多の110試合に出場し31得点。家族はヘレン夫人と3女。すしが大好物。180センチ、75キロ。

◆今季で退団決定的

 2000年のレアル加入以来レギュラーを確保してきたフィーゴだが、今季は4月10日の古巣FCバルセロナとの大一番で先発落ちすると、8日のサンタンデール戦まで5試合連続スタメン落ち。ルシェンブルゴ監督からではなく、マスコミを通じてスタメン落ちを知らされたフィーゴは、4月20日の記者会見で「このチームに必要な戦力だと思っているけど、毎試合10分しか出られないとしたら違うんだろう」と06年末の契約終了を待たずにチームを離れる意向を明らかにしていた。

 最近は右足の筋肉痛で練習を休むことも多くなっている。先発落ちしたここ5試合を全勝しているレアル側が引き留める可能性は低く、移籍は確実な状況だ。本人はスペインの他のクラブやセリエAに移籍するつもりはないと明言しており、レアルの同僚FWモリエンテスがいるリバプールイングランド)移籍がうわさされていた。

[ 5月11日 13時50分 更新 ]


クート!あんたフィーゴと知り合いだって言ってたよね!?
携帯知ってたら、電話して、浦和に来てって頼んで!(笑)