ロナウドがカーレース参戦、本業は危機感

　【リオデジャネイロ（ブラジル）6月30日＝エリーザ大塚通信員】RマドリードFWロナウド（28）が、9月に開幕する自動車レース「A1グランプリ」に出走するブラジル代表チームのオーナーに就任した。総監督に往年の名F1ドライバー、エメルソン・フィッティパルディ氏を招くなど、本気で勝負に挑む。一方、参加を免除されたコンフェデレーションズ杯でブラジル代表が優勝し、大活躍したライバルの台頭に危機感を募らせた。 　ピッチ上でスピードを武器にするだけでは物足りなかった？　　ロナウドは、モータースポーツにも魅せられていた。25カ国が国別に争う、いわば車のW杯ともいえる「A1」。サンパウロのユニック・ホテルで、ブラジル代表のオーナー就任を正式発表した。 　「自分は車が大好き。この新しいカテゴリーのレースが気に入った。お金を掛けているのだから、遊びじゃない。優勝したいし、お金も欲しい」。金持ちの道楽ではない。スポーツとして本腰を入れる。そのため、かつてF1で活躍したフィッティパルディ氏に自ら声を掛け、総監督就任にこぎつけた。同氏の人脈を生かし、ブラジル人パイロットを選定中という。チーム名もブラジル代表ということでズバリ「BRA」に決まった。 　A1は9月25日に英国で開幕する。F1と同程度のスケールで実施される国際自動車連盟（FIA）公認のレース。年間およそ100万ドル（約1億1000万円）は、ロナウドが負担する。サッカーのシーズンと重なるため、オーナーとして「現場参戦」する可能性は薄いが、本気なのは間違いない。実はレアルのチームメート、フィーゴもポルトガルのオーナーを務めるという、くしき因縁もできた。サーキットではライバルとして火花を散らすことになる。 　もちろん「本業」も忘れていない。決勝は宿泊したホテルで観戦した。休養が認められたことには「W杯へ向けてリスクを背負いたくなかったから」と説明。しっかりとFWアドリアーノ、ロビーニョの活躍を目に焼き付けた。「パレイラ（監督）からは僕のポジションを保証すると言われたけど、そうはうまくいかない。ゴールし続けなければ、選ばれないだろう」。こちら「本業」の方は危機感を口にした。果たしてオーナーとしてのハンドルさばきや、いかに−。 （日刊スポーツ） - 7月1日9時50分更新 チームブラジル、誰が走るんでしょうねえ。 ネルシーニョとディ･グラッシ君希望。 JPも、坊主頭を触らせてくれた恩があるから(笑)、一応キボンヌ。 ↑そういう義理ってどうよ