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2019年ニュルブルクリンク24時間に行ってきました その17

この3週間くらい後になってまさかまさか2位の911が車検で失格になるとは思ってもみませんでした。
なので、2位が3号車、3位が14号車、4位が12号車、5位が33号車…になりました。
すごいびっくりしたよ…。

上位だけざっくりメモ。

1. #4 SP9 Pro Audi Sport Team Phoenix Kaffer/Stippler/Vervisch/Vanthoor Audi R8 LMS 157
2. #3 SP9 Pro Mercedes-AMG Team Black Falcon Buhk/Haupt/Jäger/Stolz Mercedes-AMG GT3 156
3. #14 SP9 Pro Audi Sport Team Car Collection Winkelhock/Haase/Fässler/Rast Audi R8 LMS 156
4. #12 SP9 Pro-Am Manthey-Racing Klohs/Kern/Olsen/Cairoli Porsche 911 GT3 R 155
5. #33 SP9 Pro Falken Motorsports Dumbreck/Dusseldorp/Imperatori/Klingmann BMW M6 GT3 155
6. #18 SP9 Pro-Am GetSpeed Performance Vettel/Ellis/Ludwig/Szymkowiak Mercedes-AMG GT3 155
7. #5 SP9 Pro Phoenix Racing Bleekemolen/Kolb/Schramm/Stippler Audi R8 LMS 154
8. #706 SP-X Scuderia Cameron Glickenhaus Mutsch/Fernandez-Laser/Mailleux SCG003C 154
9. #45 SP9 Pro Kondo Racing Coronel/Takaboshi/Fujii/Matsuda Nissan GTR Nismo GT3 154
10. #11 SP9 Pro-Am Wochenspiegel Team Monschau Keilwitz/Kainz/Krumbach/Mattschull Ferrari 488 GT3 (Evo18) 153
DSQ #911 Manthey-Racing Bamber/Christensen/Estre/Vanthoor Porsche 911 GT3 R (991 II) 0 laps -

Fastest lap: #705 Mutsch/Fernandez-Laser/Mailleux/Simonsen, 8:18.629

Penalty list:
#14 Failure to comply with minimal pit stop time - replacement penalty: 1:27 mins
#18 Non-respect of flag signals exceeding the speed limit Code 60 - replacement penalty: 6:07 mins
#64 Non-respect of flag signals exceeding the speed limit Code 60 - replacement penalty: 2:07 mins
#74 Non-respect of the speed limit in the pit lane - replacement penalty: 1:05 mins
#112 Non-respect of the flag signals exceeding the speed limit - double yellow flag - replacement penalty: 3:55 mins
#130 Non-respect of the speed limit in the pit lane - replacement penalty: 1:05 mins
#242 Non-respect of the speed limit (1st level) - replacement penalty: 1:05 mins
#777 Non-respect of the speed limit in the pit lane - replacement penalty: 1:05 mins
#911 Disqualification - Breach of article 24h-Rennen 2019 - Regulations green part chapter II and blue part appendix 3, combined with DMSB Verantstaltungsr. 2019 Art. 17, combined with ISG 2019 - Art. 10.3.3


うーん、911は色々やらかしているようですが、実際完走はしているのでとても残念だよね…。
(とはいえレギュレーションあってのスポーツだから、まあしょうがないとは思うんだけど…)
まあこの時はそんな後のことは知らないのでね。
「バンバー様、残念だったけどでも2位おめでとう…!っていうかこのサイレンうるさい…!!!!!」って思いながら写真を撮ってました。
あれ、テレビではどう聞こえてました?




今回優勝の4号車は、シュティッピはニュル24時間の優勝経験がありましたけど、そのほかはみんな初めて。
で、カッファーは結構いい年(とか同世代の私が言う?って感じではあるが)になって初めての国際レースの優勝らしい。
(確かに大きいレースで勝ったのを見た印象はない)
しかも実家も近くにあるらしく(Bad Neuenahr-Ahrweilerだって)、地元での優勝、本当に何よりだ。
世代的に、F3とかのころからずっと見てる人だから嬉しいよ。

で、総合優勝したことある人の回数まとめ。

5 wins:
Pedro Lamy (2001, 2002, 2004, 2005, 2010)
Marcel Tiemann (2003, 2006, 2007, 2008, 2009)
Timo Bernhard (2006, 2007, 2008, 2009, 2011)

4 wins:
Fritz Müller (1976, 1977, 1978, 1981)
Marc Duez (1992, 1995, 1998, 1999)
Peter Zakowski (1997, 1999, 2001, 2002)
Marc Lieb (2007, 2008, 2009, 2011)
Romain Dumas (2007, 2008, 2009, 2011)

3 wins:
Herbert Hechler (1976, 1977, 1978)
Klaus Ludwig (1982, 1987, 1999)
Hans-Joachim Stuck (1970, 1998, 2004)
Markus Winkelhock (2012, 2014, 2017)

2 wins:
Gerold Pankl Sr. (1971, 1972)
Dieter Gartmann (1981, 1982)
Axel Felder (1984, 1985)
Winfried Vogt (1979, 1986)
Klaus Niedzwiedz (1982, 1987)
Joachim Winkelhock (1990, 1991)
Frank Katthöfer (1993, 1994)
Roberto Ravaglia (1989)
Johannes Scheid (1996, 1997)
Sabine Reck (1996, 1997)
Hans-Jürgen Tiemann (1997, 1999)
Altfrid Heger (1990, 2000)
Michael Bartels (2000, 2001)
Uwe Alzen (2000, 2010)
Jörg Müller (2004, 2010)
Lucas Luhr (2006, 2011)
Christopher Haase (2012, 2014)
Bernd Schneider (2013, 2016)
Christopher Mies (2015, 2017)
Frank Stippler (2012, 2019)

1 win:
Clemens Schickentanz (1970)
Ferfried Prinz von Hohenzollern (1971)
Helmut Kelleners (1972)
Peter Joisten (1973)
Niki Lauda (1973
Karl-Heinz Quirin (1976)
Franz Gschwendtner (1978)
Herbert Kummle (1979)
Karl Mauer (1979)
Matthias Schneider (1980)
Dieter Selzer (1980)
Wolfgang Wolf (1980)
Helmut Döring (1981)
Franz-Josef Bröhring (1984)
Peter Oberndorfer (1984)
Jürgen Hamelmann (1985)
Robert Walterscheid-Müller (1985)
Markus Oestreich (1986)
Otto Reising (1986)
Steve Soper (1987)
Edgar Dören (1988)
Peter Faubel (1988)
Gerhard Holup (1988)
Fabien Giroix (1989)
Emanuele Pirro (1989)
Frank Schmickler (1990)
Armin Hahne (1991)
Kris Nissen (1991)
Johnny Cecotto (1992)
Christian Danner (1992)
Jean-Michel Martin (1992)
Antonio de Azevedo (1993)
Franz Konrad (1993)
Örnulf Wirdheim (1993)
Fred Rosterg (1994)
Karl-Heinz Wlazik (1994)
Alexander Burgstaller (1995)
Hans Widmann (1996)
Andreas Bovensiepen (1998)
Christian Menzel (1998)
Bernd Mayländer (2000)
Robert Lechner (2002)
Manuel Reuter (2003)
Timo Scheider (2003)
Volker Strycek (2003)
Dirk Müller (2004)
Duncan Huisman (2005)
Andy Priaulx (2005)
Boris Said (2005)
Mike Rockenfeller (2006)
Augusto Farfus (2010)
Marc Basseng (2012)
Jeroen Bleekemolen (2013)
Sean Edwards (2013)
Nicki Thiim (2013)
Christian Mamerow (2014)
René Rast (2014)
Edward Sandström (2015)
Nico Müller (2015)
Laurens Vanthoor (2015)
Maro Engel (2016)
Adam Christodoulou (2016)
Manuel Metzger (2016)
Connor de Phillippi (2017)
Kelvin van der Linde (2017)
Richard Lietz (2018)
Patrick Pilet (2018)
Frédéric Makowiecki (2018)
Nick Tandy (2018)
Pierre Kaffer (2019)
Dries Vanthoor (2019)
Frédéric Vervisch (2019)


ティーマン、ラミー、ティモの5回は今からだと越えそうなのは誰だろう。
年とかチームとかを考えると、マルクス・ヴィンケルホック(現在3勝)が一番近そうだろうか?
…抜いてほしくないのが本音なんだけど、抜かれたら抜かれたでまあしょうがないし、誰が抜くかとか?みたいな楽しみもないわけじゃないんだけど、でもうーんあんまり抜かれたくない(笑)
っていうかまあ常々言っておりますが、ダンブレック先生にも大きいのもう1つくらい勝ってもらいたいなあ…。
(大きいのってなると98年のマカオだけなので)

そういえば表彰台、今までHenkelだったと記憶してましたが、今年からアップルワインのBembel-With-Careに代わったようでしたね。
実は去年のニュル24時間の帰りに空港で買って帰ったアップルワインだったから覚えてるんだ。
あれ、なかなか栓が開かなくて大変そうでしたね(笑)
あのアップルワイン、今年からかな?サーキットのあっちこっちで扱われていたのを見ていたので、表彰台で見て「だからか~!」ってなりました。すっきりした。
次に見たらまた買おうと思いました。缶だから持ち運びも瓶よりは簡単だしね…。

チェッカーの後、ファルケンさんの隣のピットのガズーレーシングタイランドが水をまいて大喜びしていました。
ソンクラーンか!(笑)

ピーターにも挨拶ができたので冗談で「SP9 BMWクラスの優勝おめでとう」とか言ったらちょっとウケたみたいで良かったわ(笑)
ピーター曰く、「まあ正直ここまで上がれるとは思ってなかった」的な話でした。
まあ予選とか考えるとね…っていうか何事もなければファルケンより上にいそうなBMWが4-5台消えてるから、その分上がっているといえなくもないのかもしれないけど。
まあ、耐久レースは完走してなんぼですからね。
お疲れさまでした。また来年がありますように。



ステフともちょっと話をしたんだけど、彼は面白い人だね。大好きだよ(笑)
柴犬を飼っているあたりも推せる(笑)

その後友達に挨拶したりとか、またマシンの写真を撮ったりとかして少しふらふらしてからピーターとステフに、ファルケンのモデルカーにサインもらって(この段階までチャンスがなくてずっと持ち歩いていたのだ…)、また来年って挨拶をして帰りました。
ほんとピーターにまた来年がありますように。
走りっぷりを見ているとまだまだ行けるとは思いますが…。

私は17時ごろまでいたんですけど、帰り道にパドックから駐車場まで歩いているときに後ろの人たちのほうが私より歩くの速そうだから避けようかな~というのと、なんか知ってる声だな~というのがあったのでふっと振り返ってみたら、声の主はダーレン・ターナーだったのでびっくりしました。
ダーレンにも「またスーパーGTで」って挨拶できてよかったよ…。
(その前にすれ違ったので、会釈はしてたんだけどね)

会いたかったドライバーさんとかは他にも何人かいますが、最後にダーレンにも会えたし、なんかやり切った感がありました(笑)



また2020年も行くのかなあ…?
ニュルは遠いとか混んでるとかタバコが煙たいとか酔っ払いが多いとか文句は言いますが、まあなんだかんだ言っても楽しんでいるので、また次の機会があればいいなあとは思います。
(でもVLNのほうが都合がいいのでそっちに行けるならそっちがいいという思いもないわけではない)

ここでは午後5時でもまだ普通に明るい時間ですし、日曜夜のホテルに行く前にちょっと寄り道をすることにしました。
せっかく「旅行」に来てるんですからね、行ったことない街とか行くくらいしてみたいじゃないですか!
ケルペンのシュー兄さんの出身のカートコースの玄関まで行くかな?とも思ったのですが(あのカート場、2018年になくなるとか言われてたけどまだやってるみたいだったし)、今回Rudolf Caracciolaの出身地、Remagenに建っているという記念碑を見に行くことにしました。
ちなみに私、ルドルフ・カラッチオラがどんな人だったかは、「戦前のドイツのレーシングドライバーで、1927年のニュルでの最初のレースで優勝した人なんでしょ?」くらいしか知りません!
場所はサーキットからは1時間程度、そこからフランクフルト空港までも1時間半程度とのこと。
そのくらいなら寄り道してもあんまり暗くなる前に帰れそうだな…と思って、そこに行くことにしました。
日本語版Wikipedia程度をさらっと読んでから出発です。

途中でちょっと道を間違えたおかげで素敵な街並みとかも通ることができてすごいよかったです。
負け惜しみも入ってるけど(笑)、ほんとに道を間違えなければ通らなかったからね。結果オーライ。
道を間違えて「あああー!」って叫んでたけど、間違えた先が可愛らしい町並みだったので「きゃあ~~~!」って音程が上がりました(笑)

あとこれは普通に通りかかっただけだけど、Sinzigも素敵だった。
山の方の静かなところに泊まるのもいいけど、ちょっと綺麗ないかにもヨーロッパ~~~って街並みとか歩いてみるのもいいよねえ…って気分になりながらレマーゲンへ到着。
カーナビを信じて行ってみたら、なんか川沿いに車を入れることになる。
大丈夫?本当に大丈夫???と思っていたのですが、まあ何とか大丈夫でした(汗)
しかしここがさすが川沿い、なんか素敵な遊歩道があったりするよ!

ということで、カラッチオラの記念碑。




これがある川沿いの景色はこんな感じ。



で、カラッチオラの生家。



おいお前いいとこの坊ちゃんだろ!?って思ったけど、そうだよね、昔のレーシングドライバーなんてだいたいそうだよね…。

カラッチオラの生家の建物は今は医院になっているようですが、そのわきにあった地下室っぽい入口のところには、ワインセラーだったという旨の看板が。



ルドルフ坊ちゃんのお父様はホテリアーかつワインの問屋を生業としていらしゃったらしい。
看板の内容は後で読む!と写真だけ撮りました…。
来年のニュル24時間ではこの街に泊まろうかなあ…!とか思ってしまいました。
なんかものすごいテンション高かった。自分でも不思議なくらい盛り上がってた(笑)

レマーゲンは川沿いの素敵な街だったのですが、残念ながらそうそう長くもいられないので(微妙に路駐をしていたのと、レンタカーの返却時間もあるし、それよりなにより自分の体力とか気力がどれだけ持つかとか全く信用がならない)、多分滞在時間は10分程度でレマーゲンからは離れました。
ここからフランクフルト空港までは1時間半程度で着くと案内が出ていたのが、どうにも信用ができなかったというのもある。
でも実際にちゃんとそのくらいで着いたので、正直びっくりしました…。
(レンタカー返すための給油の時間はもちろん別よ)
なんだ、もうちょっといても良かったよ(笑)

で、空港についてレンタカーを返して、空港のヒルトンガーデンインにチェックイン。
ここ、前年に初めて泊まったのですがめっちゃくちゃ便利ですね…。
あと部屋が静かなのっていいな…と思って、引き続きここにしました。まあ一人でも泊まれない値段じゃないしね。
そしてホテルまでの移動も、レンタカー返してからも荷物を平らなところでころころ転がしていればいい…。
実際はエスカレーターが止まっていて、荷物をもって上がったり下りたりしないといけなかったわけですが、屋内ってやっぱり楽ですね。
フランクフルト駅前のColour Hotelにはもう戻れないかも…(笑)
あそこはあそこで便利だし、おいしいケバブ屋さんも近くにあっていいんだけどね。
ただ、体力切れてきている帰りに、荷物をもって空港まで移動しないといけないっていうのがそろそろしんどい…。
まあホテル代の差額(+ちょっとかな)で、タクシーで移動しちゃうっていう手もあるけどね。

ホテルにチェックインしをしたら、結局ご飯を食べに外に出るのが面倒になったので、持っていたBiFiを食べて、荷物整理して、お風呂に体を伸ばして入ってゆっくりしながらWikipediaでレマーゲンとかカラッチョラとかの記事を読んでいました。
いや、そういうのは行く前に読みなさいよ!(笑)
来年があればここに泊まってレマーゲン鉄橋跡地とか見ていきたいと思います…。
エアチャイナ、トランジットの中国観光も楽しいんだけど、やっぱり木曜から行くようにするべきかな…?
(レマーゲン鉄橋も興味あるけど、行きたい博物館とかもあるし)

ちなみに土曜日につぶれた足の豆は悪化していて、足の裏の肉球っていうか…母指球っていうのか?土踏まずの上の肉球部分(笑)に、両足とも大きい豆ができていました。そりゃ痛いわけだ…。
結構歩いたもんなあ…。

月曜の朝は起きたらまず近くのREWEとRossmannに行って朝ごはんとお土産を買ってまた荷物を詰めて…とか諸々考えながら、この旅での唯一のベッドで体を伸ばして寝る宿泊を満喫いたしました……。