夢のＦ１へ一歩前進 遊学館高の中山君 フォーミュラチャレンジへ参戦 「限界に挑む」

夢のＦ１へ一歩前進　遊学館高の中山君　フォーミュラチャレンジへ参戦　「限界に挑む」 　自動車レース最高峰のＦ１レーサーを目指す遊学館高３年の中山友貴君（１８）＝金沢市＝がこのほど、新人ドライバーの登竜門とされるＦドリームで好走し、来季から新設されるフォーミュラチャレンジ・ジャパンへ参戦することが決まった。夢の実現へ一歩前進した中山君は「常に上を目指す気持ちを忘れず、チャンスをつかみたい」と闘志を新たにしている。 　中山君は今年三月から鈴鹿サーキットレーシングスクール・フォーミュラ（ＳＲＳ―Ｆ）で腕を磨き、２位の成績で修了し、上位３人に与えられる奨学制度を受けてＦドリームに挑戦してきた。 　初戦の第６戦で予選３位、決勝５位、第７戦は予選８位、決勝７位と奮闘した。今月二十六、二十七日に鈴鹿サーキットで行われた第８、９戦では予選８位、決勝１２位、予選８位、決勝１０位と苦しんだが、総合成績でライバルに競り勝ち、来季からＦドリームを発展解消して新設される全１０戦のレースにホンダの支援を受けて出場することになった。 　「Ｆドリームでのレース結果には満足していないが、やればできるという手応えはつかめた」とＳＲＳ―Ｆ、Ｆドリームと順調にステップアップし、自信をみなぎらせる中山君。夢のＦ１へはフォーミュラ・ニッポン、Ｆ３とまだ道のりは遠いが「結果がすべての厳しい世界。一戦一戦、集中して自分の限界に挑み、一歩ずつ上っていきたい」と意欲を示した。