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Top Gearでピーターの記事がありました。

BBCTop Gearが、なんかいまさらピーターの1999年のル・マンの大ジャンプの話をしてるみたいです。
4/27の記事なんだって。

おいおいBBC、こんな特集したんだったら、ついでにピーターの富士の優勝もちゃんと記事にしてくれよな~。

ピーターは、

「夕暮れ前に自分のスティントがやってきて、まあコースをよく覚えてないってのが不安だったけど、すぐ慣れて、2位にむけてプッシュし始めて、前にいたトヨタに近づいていった。
ウォームアップでマークが空飛んでたから、チームからはあんまり前の車に近づくなとは言われてた。
だけど、具体的にどのくらい近づいたら、空飛んじゃうのかわかんなかったんだよね。
で、まあコーナーに入ったら前に近づいたんだけど、そのときはまだ大丈夫だと思ったんだ。
この頃は夕暮れで、だいぶ視界も悪くなってきてた。
そんで、インディアナポリスで縁石にちょっと乗っちゃったんだけど、これはあんまりいいカンジがしなかった。
それに、その前のラップで、ポルシェが当たってきて、その時にちょっとマシンのパーツが壊れてたのかもしれない。
なんにしても、このときにはもう僕が乗ってたCLRのフロントは浮き上がり始めてたんだ。
飛んじゃったときは最初、『クラッシュするかも』って思ったんだ。
だけどマシンは明らかに浮き上がり始めてたから、手足をぐっと縮めてた。
とにかくそのとき、僕は死ぬ気はしてなかったよ。大丈夫だろうって思ってたんだ。
今は時速185マイル(297.578k/h)で90フィート(27.432m)まで放り出されて、コース脇の空き地に落ちるまでに5回転したってわかってる。
あの空き地、レースの1週間前にちょうど木を刈ったところだったんだってね。
もし刈られてなかったら、その木に当たったりして落ちてるだろうから、僕は命があったかどうかわからないね。
その時はマシンはちゃんとランディングしたけど、僕は意識がなかったんだよね。
気がついたらストレッチャーの乗せられてた。あのとき、アルコール検査もやられたのも覚えてるよ。
『なんでそんなことするわけ!?アタマおかしんじゃないか!?』ってその時は思ったんだけど、後から聞いたら、たとえル・マンのコースの中でも、公道での事故だったら、必ずアルコール検査するんだってね。
あの時は奇跡的に無傷ですんだから、そのまま戻ってレースの続きを見てたんだ。
あの事故の後にマシンに乗ったのは2週間後のフォーミュラニッポン
あんなクラッシュしたにもかかわらずドライブするって決めて、そんで僕は優勝したんだ!」


勝ってません。(きっぱり)

人生的にはあのクラッシュのあとにドライブしたってのは間違いなく「事故には勝った」と思います。
でもレースは勝ってません。
あの事故のあとのレースは鈴鹿で、そん時はラルフィーに1コーナーで当てられてリタイアです。
ラルフィーの"I hit Peter Dumbreck."はいまだに私の心の中の名言集から消されてません(爆)。

1999年はル・マンの前の富士の、奇跡のポールポジション&2位フィニッシュが最高です。
ダンブレック先生、記憶は大丈夫ですか?(悪)
↑厳しいファソ。