調べものの用事の途中で、リナーテ空港事故というニュースに行き当たりました。
この事故は、2001年10月8日にリナーテ空港で、スカンジナビア航空の旅客機とプライベートセスナが濃霧の中で衝突、乗客・乗員が全員死亡、空港内にいた人たちも8人死傷したというもののようです。
干支一周前の出来事ですな…。
私は全然このニュースを知らなかったんですけれども、Wikipediaのページの下のほうに、
この事故によりスウェーデンは、ミラノでのイベントに出席し帰路にこのフライトを利用した若いカートレーシングの選手を大勢失った。カート界は大きな衝撃に覆われていたが、これをきっかけに国のカートレーシングクラブは遺族らとともに若い選手を支援するための基金を設立することとなった。
という箇所を発見。
ちょっと調べてみることにしました。
このカートチームというのはAnecto Racingというところのようです。
基金の設立者のAnette Forsmanさんの旦那さんのChrister Forsmanさんが運営していたチームが、パルマであったレースの後の移動中の事故だったようで、この事故ではChristerさん（44歳）、彼の息子のRobin君（15歳）、Kurt-Åke Larssonさん（52歳）、Pär Eriksson さん（24歳）、Jan Karjaluotoさん（38歳）、Janさんの息子のAlexander君（13歳）、Bert-Arne Karlssonさん（年齢不明）とその息子のDanielさん（22歳）が亡くなったようです。
もともとChristerさんにはスウェーデンの若いドライバーをサポートし、F1に乗ってもらうための基金の設立という夢があったらしく、奥様が彼の遺志を継いで、基金を設立したということのようです。
で、この基金が支援したドライバーというのはSebastian Hohenthal（イギリスF3、F2のあとスウェーデンカマロカップに出場）、Philip Forsman（ってこれ息子さんかと思ったらChristerさんの甥っ子らしい。スカンジナビアのポルシェカレラカップとか、ドイツF3あたりに参戦）、Niklas Petersson（スウェーデンのフォーミュラフォード）、Jimmy Lindberg（カート）、Daniel Roos（ADAC GTとかInternational GT Openとか）、Christian Kronegård（Radicalのヨーロッパ選手権）、Alx Danielsson、Timmy Hansen（フォーミュラルノーユーロカップとか）、Marcus Ericssonみたいです。
2008年以降はどうなってるのかよくわからないんですけど、この中だとマーカス・エリクソンが出世頭ですかね。
まあもうサポートはされてないだろうとは思いますが、なんかちょっと頑張ってもらいたいもんです…。
