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2000年DTM最終戦ホッケンハイムとロンドンに遊びに行ってきました その1

今年はCOVID-19のおかげでレース観戦やら旅行、それどころか外出もできないし…というときにPCのデータの整理をしていたら、2000年のDTMの最終戦を観に行ったときのメモが出てきたので、それをアップします。
ホッケンハイムに行った後にロンドンにも行ったので、その観光(というか、買い物)記録も(笑)
当時のメモと、自分の記憶を頼りに書き進めようと思います。
20年も前のことなので、事情はいろいろ違うから何の参考にもなりません。
ただの年寄りの思い出話なので、昔話として流してください。

どのくらい参考にならないかというと、当時のドイツの通貨単位はユーロじゃありません。ドイツマルクです!
(ユーロ通貨の一般流通開始は2002年1月1日)
スマホもない時代ですからね。iモード(って言ってもわからない人もいそうだな…)とか、携帯電話で送受信できるEメールのサービスが始まったのも1999年2月だそうです。
ネットだってみんな家に回線引いてない人も少なくない時代の話です。

さて、2000年の10月26日、木曜日。夕方にキャセイパシフィックで成田を出発して、香港経由でフランクフルトに出発です。
(この時はもう香港は九龍の啓徳空港ではありません。ちょっと残念?)
帰国予定は11月2日、自宅へ戻る予定は11月6日。10日くらいの旅程ですが、ドイツにいたのは前半だけであとはロンドン、最後は鈴鹿Fポン終戦で〆るグランドツアー(笑)でした。
会社やめて無職だったからちょっと長めの旅程になっております。

この時は偶然にも、学生時代の友人のSayakaちゃんとそのお友達のMidoriさんと成田のチェックインの前に会ったの…。
彼女たちはCARTの最終戦、私はDTMの最終戦なので行き先は違ったんですけど。
もちろんお互い予定の話なんてしてないし。そりゃまあレース観戦で移動に使いがちな時間帯なんですけど、本当にびっくりしました。

成田を出発して、乗り換えのHKIAではManning'sというファーマシーを見て嬉しくなってました。ダーレン・マニング(笑)
そして無事にフランクフルトに到着。到着は27日の金曜日の朝ですね。
このころから朝に現地に着く便が好きでした…。
フランクフルトの空港は、その頃と今でもあんまり変わってない気がします。パスポートコントロールの中はちょっときれいで便利になったけど、外はあんまり変わってない気がするな…。

今回行くのはホッケンハイムでして、宿は近くに取れなかったのでハイデルベルクの旧市街に予約してました。
で、ハイデルベルクまでは空港からのルフトハンザのバスが1時間に1本くらい出ていたので、それに乗ってゆっくり行きました。
とはいえ午前中にはハイデルベルクに着いて、宿に荷物を置いてからホッケンハイムまで行きました。
この時は、ハイデルベルクからホッケンハイムまで電車で行こうかな…と思っていたのですが、時間がいいのがなかったっぽい。路線バスでも行けるようだったのでバスにしてみました。
確か、マンハイムからホッケンハイムは電車一本なんだけどもハイデルベルクからは乗り換えが必要なんだよね。
だから、それだったらバスで一本ならそれで…って思ったんだと思います。
ハイデルベルクからは駅前の7007番っていうバスに乗って、1時間くらいで行けたみたい。DM7.5だったらしい(笑)
こういうのも今はちょっと調べればすぐわかるけど、当時は「行ってみないとわからない」的なことも多かったんですよね…。

ホッケンハイムの駅に着いたら、サーキットまではちょっと距離があるからタクシーにするか、ってことになったんですけど、ここでもまた時代を感じる行動をとります。
駅前の公衆電話でタクシーを呼びました(笑)
駅前に立ってた看板?にあった番号は16000だって。調べてみたら今でもこの番号は有効です。
駅前にタクシー待ってたりとかはなかったです。電話して呼びました。
(これはヨーロッパあるあるですね。逆に、待ってるのって日本くらいかも?)
で、F1開催するようなサーキットの近くだから英語通じるかしら…と思ったら、ダメでした。今はどうだろうか…。
まあとりあえずホッケンハイムリンクに行きたいというのは通じたので、無事にタクシーに乗るところまで来ました。
さてここからです!ここからですよ!(汗)
タクシーの運転手さんもドイツ語しかできません。
大学の頃にドイツ語習っておいて良かった…!
アルペンスキーありがとう!(そこかよ)

この時、DTMのチケットはある方にお願いしてあったのですが、どこで受け取ることになっていたのかというと「入口まで行くから電話して」だったんですね。
で、どこかの入口まで…って思ったけど「どの入口?」ってなるわけですよ。
パドック?」って言われたので(実際にはFahrerlagerって聞かれた)、パドックの入口まで連れていてもらう…のですがそこでおろしてくれると思いきや、タクシーの運転手さんは「この人、中で友達にチケットもらう約束してるから中に入れてやってくれよ!」みたいなことを門番の人に言ってる!
「いや、いいって、ここで降りるって!」と思ったんですが、ぱっとドイツ語で言葉も出てこないのであわあわしながら成り行きを見ていたら(だって中に入れてくれるとhは限らないしね)、門番の人が私に英語でチケットくれる友達って誰?」って聞いてきました。そこでチケットの手配をした人の名前を出したら、中に入れてもらえてしまって、結局サポートレースのパドックまでタクシーで行ってしまいました。
多分、今はそこまでタクシーで行けないと思います。
20年前ですからね、これ。
同じことが今でもできるわけじゃないと思いますからね。試さないでくださいね。

さてここからがまた問題です。サポートレースのパドックから、もう一か所門番の人がいるところを通ってDTMパドックに行って、チケットを受け取らないといけない。
まあ電話的な問題としてはね、このころは公衆電話がいっぱいあって良かったですよ。サポートのパドックでも5台以上電話が並んでいたのでそこからDTMパドックに「私ともこさん、今DTMパドックの外にいるの」って電話をしたのですが、結局中まで入ってこいと…。
まあそのDTMの門番さんのところは問題なく通過できまして(そもそもそこに来るまでにチケットのチェックが済んでいるはずなので、いるだけだったのか…?)、チケットを受け取りに行きました。

2000年はピーターはペールソンモータースポーツだったんですけど、ホスピタリティの前をうろうろしていたら中からは丸見えだったらしくて、出てきてもらえました。ありがとうピーター…!
この時、1999年のFポン終戦以来の生ピーターです。1年ぶり。

さて、まずはこのレースのDTMのエントリーリスト

Deutsche Tourenwagen Masters 2000, Hockenheim II - Entry List
1. #1 Bernd Schneider D2 AMG-Mercedes Mercedes-AMG CLK-DTM 2000 AMG 4.0l V8
2. #2 Thomas Jäger D2 AMG-Mercedes Mercedes-AMG CLK-DTM 2000 AMG 4.0l V8
3. #3 Uwe Alzen Opel Team Holzer I Opel Astra V8 Coupé DTM 2000 Opel 4.0l V8
4. #4 Joachim Winkelhock Opel Team Holzer I Opel Astra V8 Coupé DTM 2000 Opel 4.0l V8
5. #5 Klaus Ludwig Warsteiner AMG-Mercedes Mercedes-AMG CLK-DTM 2000 AMG 4.0l V8
6. #6 Marcel Fässler Warsteiner AMG-Mercedes Mercedes-AMG CLK-DTM 2000 AMG 4.0l V8
7. #7 Manuel Reuter Opel Team Phoenix Opel Astra V8 Coupé DTM 2000 Opel 4.0l V8
8. #8 Michael Bartels Opel Team Phoenix Opel Astra V8 Coupé DTM 2000 Opel 4.0l V8
9. #9 Laurent Aïello Abt Sportsline I Abt-Audi TT-R 2000 Audi 4.0l V8
10. #10 Christian Abt Abt Sportsline I Abt-Audi TT-R 2000 Audi 4.0l V8
11. #11 Éric Hélary Opel Team Holzer II Opel Astra V8 Coupé DTM 2000 Opel 4.0l V8
12. #12 Christian Menzel Opel Team Irmscher Opel Astra V8 Coupé DTM 2000 Opel 4.0l V8
13. #16 Stefano Modena Euroteam Opel Astra V8 Coupé DTM 2000 Opel 4.0l V8
14. #17 Timo Scheider Opel Team Holzer II Opel Astra V8 Coupé DTM 2000 Opel 4.0l V8
15. #18 Marcel Tiemann Original Teile AMG-Mercedes Mercedes-AMG CLK-DTM 2000 AMG 4.0l V8
16. #19 Peter Dumbreck Original Teile AMG-Mercedes Mercedes-AMG CLK-DTM 2000 AMG 4.0l V8
17. #20 Kris Nissen Abt Sportsline II Abt-Audi TT-R 2000 Audi 4.0l V8
18. #21 James Thompson Abt Sportsline II Abt-Audi TT-R 2000 Audi 4.0l V8
19. #24 Pedro Lamy 24h Service AMG-Mercedes Mercedes-AMG CLK-DTM 2000 AMG 4.0l V8
20. #42 Darren Turner 24h Service AMG-Mercedes Mercedes-AMG CLK-DTM 2000 AMG 4.0l V8


今見ても、なかなか豪華なエントリーだったと思います。DTM復活で頑張ったんだろうか?
こう見るとメルセデスは案外若者を乗せてますね。
今でももう一度行きたい…っていうか、もっと行っておけば良かったな~って思います。今さらなんですけどね。選択と集中を間違えたのだ…。
…、まあそこらへんは置いておいて。

無事にダンブレック先生に会えたあとは直々に色々解説をしていただきました。すごい勉強になったよ。
そしてこの時に初めてダーレン・ターナーと会ったのですが、なんか思ってたより小柄だった。
ちょっとケルヴィン・バートを思い出す感じ…(あそこまで小さくないけど)。

この年はみんな大好きマルセル・ティーマン(笑)がピーターのチームメイトなので、ワクワクしながら「マルセルとは上手くやってる?」みたいなことを聞いたら、上手くやってるとのことでした。結構話好きなのか、しゃべってきたのがウザくなったらf**k off!って言っちゃうとかね。仲いいじゃん(笑)
あと、なんかドイツ語もそれなりにはやっぱり覚えようとしていたそうなのですが、ドイツ語で何か言おうとすると日本語が出てきちゃう、と言ってました。前の年まで2年日本ですからねえ。外国語っていうと日本語の方が出て来やすかったのかも。
(ちなみにピーター、今は案外ドイツ語しゃべれますよ。レストランで使うドイツ語くらい、って言ってたけど、全然もっと喋れると思う)
そうそう、この時はキミの話にもなったんだよね。
世間話的な流れからだと思うんですけど、「フォーミュラルノーからF1って、F3とかF3000の意味無くなっちゃうんじゃないかね」とか私が言ったら「まさかいきなりレースドライバーじゃないんじゃない?長期契約をしてテストドライバーからなんじゃないの?」とかそんな話をしていたのは覚えてます。
(今思うとキミはマナーのフォーミュラルノーだったんだよな…)

あと、この年のDTMチャンピオン様の車両規定違反疑惑の話がでましたね(笑)
普通だったらリアウィングはぺったり寝ているから文字が見えないらしいんですけど、チャンピオン様のマシンだけは文字が読めるんですって。Tマンが言ってたってPターが言ってた。よう知らんけど(笑)。

で、ピーターがそろそろお仕事、ってことになったのでその前に写真撮らせてもらいました。



メルセデスの服って、貫禄が出るよね…。
(あと髪が短いのもあるか)