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映画「Control」を見てきました

ここ最近、なぜかNew Order熱が上がってる私でしたが、ついで?に、Joy Divisionのヴォーカルだったイアン・カーティスの映画を見てきました。
友達からの「この映画はすごい良いって言う話だから観ろ!」って圧力もあったんですが(笑)。
まあでも自分もNew Orderは好きだし、Joy Divisionも割と聴いてる方ではありますが、基本的にどういう人たちがやってたとか、どんなことがあったかとかは、Wikiに書いてあるレベルの予備知識しかないまま映画を見に行きました。
…学生時代からのJoy Division & New Orderファンの友達には、怒られそうだ(苦笑)。

ということで、トレーラー。

www.youtube.com


ちなみにこの映画「Control」は、Joy Divisionのヴォーカル、イアン・カーティスの、奥さんとの出会い~結婚~Joy Division結成~デビュー~奥さんの出産~女性問題~死去までの映画です。
超勝手にまとめたけど。
↑リンク先ネタバレあり…も何も、バイオグラフィーっぽい映画はネタバレもなにもないとは思うけど…。

Joy Divisionのヴォーカルって、ある意味アイコン化してる人だと思ってたのですが、そういう描き方というよりも、「若きイアン・カーティスの悩み」ってカンジの映画になってたように思います。
まあ、ベースにしてるのがイアンの奥さん、デビー(デボラ)の著書「Touching from a Distance」だからだとも思うんですけどね。
監督も、Joy Divisionの写真を撮ったことがある人だとかいうしさ。

観ていて考えたのは、イアンは、持病のてんかんがいつ出てくるか分からないとか、奥さんいるけど他に女ができてどうこう、とか、パパになっちゃったこととかもなんか動揺してたのかなぁとか。
有名になっていく自分(とバンド)と、自分の日常生活とかとの乖離とかもあったのかしらね。
なんかまだまだ子供というか、とても弱いというか、脆いというか…。そんな青年像を描いた、イアンの伝記映画というよりはむしろ青春映画、というようなものなのかも。
(それにしたら暗いけどさ)
…イギリス人てこういう人多いのかしら(爆)。

しかし私にとっては、内容もさることながら、映像に目がいく映画でした。
映画はモノクロだったのですが、色んなシーンのカットがすごくきれいで、頭の中に残ってるイメージは、カラーフィルムになってるくらいです。勝手に(笑)。
ジャーマネが着てるジャージは緑じゃないか、とか(笑)。
イアンがよく着てるシャツの色は紺なんじゃないかとか(笑)。
ホントに勝手な妄想をしています。

2時間強の映画でしたが、特に長いとも感じず。
私は90分前後で終わるコメディ映画しか観られない体なのですが(爆)、そんなの忘れてましたね。
自分が好きな(興味ある?)人の話だっていうのもあるし、「内容に引き込まれる」といったようなカンジで見てました。
途中からは字幕見てなかったかもしれん。見る余裕がなかった。

そして、映像も構成もカットも良かったなぁと思ってますが、音楽も(当然)いいし。
イアン役のサム・ライリーは、もともとはバンドのヴォーカルやってる人なんだそうですが、彼本人が歌ってる部分も、私は普通に受け入れられました。
彼の声でサントラ版出てたとしても、お金出すのは全然惜しくないクオリティよ。
実はサントラを買おうかと思ったんですが、お財布の中身が「とりあえず今はやめておけば?」って言った(苦笑)。

しかしこの映画を見て、内容に引きずられて最後には震えてきて、自分でもびっくりした(苦笑)。
イアンだけじゃなくて自分も発作かよと(違)。
めったにないことですが観終わったらしばらくめまいしてたよ…。
そんなもんで、久しぶりにパンフ買って帰ってきました。

これは、続編の「Joy Division」も、日本公開されたら間違いなく見るだろうなぁ。
そっちも上映されるとなったら、「Control」復習したいなぁ。
少なくとも、パンフもう一回読み直してから見に行くと思う(笑)。

いやでもこれはホントに「かっこいい」映画だったかも。
私は、The Coolest British Movie of 2007って評は大げさじゃないと思う!