dumbreck-fan.com別館 レースなblog 新館

dumbreck-fan.com別館 レースなblogの新館です。こちらでもよろしくお願いいたします。

特集:ピーター・ダンブレックとヨーロッパで一番過酷なレース

5月7日に、デイリーミラー紙他に掲載されたらしいピーターの記事をざっくり訳しておきます。
5月6日はイギリスのRadio 2でSimon Mayoの番組の最後5分に出演したりもありましたし、ニュル24時間を前にちょっと露出が増えました。
この調子で他のレースに出てくれたらいいんだけどな…。

ということで、以下本文の訳。

『ヨーロッパで最も過酷なレース』をピーター・ダンブレックが語る

ピーター・ダンブレックはファルケン・モータースポーツからヨーロッパで最も過酷なレースとも言われるニュルブルクリンク24時間レースでの優勝を目指して参戦する。年に一度開催されるこのレースにはおよそ180台のGT・ツーリングカーが参加することとなっている。

---

ピーター・ダンブレックは今年もファルケン・モータースポーツと共に、ドイツで行われるニュルブルクリンク24時間での初優勝を目指し参戦する。ヨーロッパでの最大のスポーツイベントの一つであるこのレースは参戦台数が多いだけでなく、その多数の車と同時に過酷なコースを走らねばならないという点においても最も困難なレースの一つでもある。
私たちは彼のレースの週末を追いかけ、レース後にはレポートを届ける予定だ。

ニュルブルクリンク・ノルトシュライフェで開催される24時間レースでは、およそ180台のGT・ツーリングカーが、26kmのコースをさまざまな明るさ、めまぐるしく変わる天候のもとレースを戦っている。ル・マン24時間と同じく、ニュルブルクリンク24時間も複数のクラスの車、つまりさまざまなスピードの車が一度に走るため、レースが難しいものになっている。レースでは遅い車の渋滞に引っかからないようにする能力や、長時間走り続ける能力、事故を避け、ペースを乱さず走る能力が重要だ。

ニュルブルクリンク24時間はル・マン24時間よりも格下として扱われてはいるが、熱心なファンにとってはそのニュルブルクリンクという場所そのものと同じくらい、イベント自体も大変魅力的なものとみなされている。ニュルブルクリンクは気が遠くなるほど長く、たくさんのテクニカルな高速コーナーがアップダウンのきつい山の中にある。また、メインスタンドがあるグランプリコースではF1も開催されていた。
ダンブレックは「ニュルブルクリンクは世界でも他に類を見ないコースです。他の耐久レースと比べても、これほどドライバーにとってきついコースもないと思います。時代と共に、車のスピードが上がるにつれてサーキットはどんどん近代化され、安全対策もとられています。しかしノルトシュライフェのように自然を生かして作られていて、コース幅も狭いサーキットではできることも限られています。世界最長のコースで、また天気も世界一変わりやすくて、ここでのレースは本当に厳しいですね」と語る。

ここでは、サーキットの周囲の森の雰囲気もレースの特長の一つに挙げられる。
「ドライバー的な視点から見ても、あの雰囲気は本当にすごいです。マシンの中にいても、コースサイドのバーベキューのいい匂いもわかるし、キャンプ場からの大音量の音楽も聴こえてくるんです。ニュルブルクリンク24時間に来ているファンは他のレースとは違う楽しみ方をしていますね。多分、参戦しているドライバーも他のレースとはちょっと考え方が違うと思います。レースが落ち着くまで眠れないので体もきついです。それでもニュルブルクリンクは1つの大きな家族のような感じです。このイベントに参戦すると、何かウィルスに感染するんでしょうね。クセになるんです。だから僕も、今年は家族を連れて行くことにしてしまいました」

41歳のダンブレックは、今年もまたSP9クラスのファルケモータースポーツポルシェ911 GT3 Rをドライブする。彼にとってはニュルブルクリンク24時間の参戦は10回目で、そのうちファルケンとは8回目になるが、ファルケンはこのレースに参戦する目的はタイヤ技術の開発としている。
「僕は、ファルケンの新しい技術の大ファンです。またこのチームのマシンのポルシェもコンディションがいいので、今年もこのマシンで走ることができて嬉しいです。ポルシェは速いし、どんな動きをするかも読み取りやすいマシンです。またドライバーの助けになるデバイスも色々ついているマシンなので、ノルトシュライフェのようにバンピーなコースを走るときにはそういうものも重要ですからね。あるかないかではラップタイムに大きな差が出てきます」

昨年のニュルブルクリンク24時間では、ダンブレックとチームメイトのヴォルフ・ヘンツラー、アレクサンドル・インペラトーリ、マ―ティン・ラッギンガーは総合4位で完走し、表彰台にはわずかに届かなかった。しかしこの4位と言うのはファルケン・モータースポーツの過去最高の順位でもあるため、またこのチームが今年もこの4人のドライバーでレースに臨む、一つの理由になっている。
しかしこの4位と言う結果の後でも、彼らにとっては今年のレースはそう簡単ではない。ライバルとしてベントレーアストンマーティンアウディ、ポルシェ、メルセデスBMW、日産などの一流の自動車メーカーがバックアップしているチーム、その他実力のあるプライベーター多数が彼らを待ち受けている。
(注:原文にレクサスもトヨタもありませんでしたが、多分彼らがSP9にいないからだと思われる)

レースはいつでもどのような結果になるかわからないもの。つまりはダンブレックとファルケモータースポーツもチャンスがあるということだ。
今年のレースもきっと面白いものになるだろう。

---

以上!
ピーター頑張ってね!今年他に出番ないんだから、ある時くらいいいとこ見せてください!
そしてパドックと旧パドックの通路にある「優勝ドライバー一覧」的なところに名前追加してもらってください!



(画像は一部。Tiemannって書いてあるのが目立つのは気にしてはならない)