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2019年に観た映画まとめ(ネタバレありまくり)

モタスポ以外にも何か文化的(?)な体験をしようという目標はまた続けております。
過去数年に引き続き、一応2019年も毎月1本くらいは映画館で映画を観たいな!という目標を立てましたが、さっそく1月!
映画館では観ませんでした!(笑)
アマゾンプライムでは観たりとかしてたんですけどね。

で、2019年の2月13日に、映画館で観た1本目が「劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>」でした。
Mさんと、「どうせなら新宿で観たいよね!」ということで新宿のTOHOシネマズで観たのですが、これが大正解!
他で見てたらここで見直したんじゃないかっていう…(笑)
ストーリーはなんか「アニメの前後編を一気見した気分」のいかにもシティーハンター、なストーリーでしたね。水戸黄門的な安心感。
Mさんは「愛と宿命のマグナムを見て!!!!!」って言ってましたが、まあ私はこんなもんかなっていうか(笑)。多分そこまで期待してなかったんだと思う…。
出てくる人たちにしても色々盛りだくさんな映画でしたなあ…。
これはBGMが過去のアニメ版のオープニング、エンディング曲総動員だったので、途中で歌いそうになるのをぐっとこらえました(笑)

2本目が「うっかりしてたらもう上映終わっちゃう!」っていう、「映画刀剣乱舞」(笑)
そこまでとうらぶ好きでした?って聞かれると別に好きだったわけではないのですが、なんとなく見たかったんですよね…。
2.5次元デビュー?してみたかったんだと思う。
(まあそれを言うと昔見た宝塚の「エル・アルコン―鷹―」がそうだったのかもしれないが)
あと映画化記念で「ログインするだけで三日月宗近、骨喰藤四郎、薬研藤四郎、鶯丸、山姥切国広、へし切長谷部、不動行光、日本号がもらえるキャンペーン」があって、何振りか持ってないのあったからログインしたらもらえちゃったので、そのご恩返し?でしょうか…。
前に日本号欲しかったけど出なくて苦しんでたんだよ…
(↑これがある意味フラグだった)

こちらはレディースデーじゃなくて、TOHOシネマズデーで1100円で観させていただきました。
使える割引は使う!
映画泥棒のCMが刀剣乱舞バージョンになってて、凝ってるな~って思いました(笑)

前日のシティーハンター水戸黄門の安心感…悪い言い方をするとTV版の前後編を一気見していた気分でしたが、こっちは本当に「映画」ってカンジでした。楽しかったですよ。特撮時代劇って感じかな?
もともと刀剣乱舞をやってない人にはわかりづらいところとかもあるかもしれないけど、面白かったです。
信長公とか秀吉とかがしっかり時代劇ってカンジだったのもよかった。
信長公どこかで見たことある人だな~と思ったら山本耕史さんだったんですね。
(エンドロールで気がついた)
満足度とても高かったです。

3本目は3月6日、こちらは所用のため平日休まないといけなかったのと都合を合わせて、「翔んで埼玉」を熊谷で見ました。わざわざ埼玉で見るように調整しましたよ。しかもレディースデー(笑)
ちなみにこの映画をみた映画館、熊谷のシネティアラ21は毎週金曜日がメンズデーです。
前身のシネプラザ21時代からメンズデーがあるのよ、ここ。
シネティアラになってから行ったことなかったんだけど、行くにあたって調べてみたらやたら割引があるのでびっくりした。

で「翔んで埼玉」ですが、どのくらい地元ネタで笑えるのかしら?と思っていました。
漫画だと熊谷関係ないからね~。
映画だと千葉が出てくるので、越谷とかの方は出るのかな?とか思ってたわけですが、熊谷も出てきたのでびっくりしました(笑)
熊谷に住んでいたこともあるブラザートム氏をうまく使っていらっしゃいましたな…(笑)
ちょいちょい地元ネタで笑えたんですけど、逆に言うと埼玉、東京、千葉をはじめとした関東エリア以外の人…関東各県の関係性にあまりなじみのない人には面白くないのではないかと思ったんですよねえ。どうなのかしら。
全部架空の土地だったとしたらここまで面白く?ないような気もするんですが、どうなんでしょう。
この映画で百美が二階堂ふみで、彼女すげーなとは思ったんだけど、これが男性俳優だったらホント良かったのになあ~~~。
でも二階堂ふみすごいと思った。好感度上がったけど(笑)

あとはなわの歌で、埼玉県民はみんな池袋に集まるって言われてるけど、埼玉県北部の高崎線沿いの人は池袋よりもやっぱり上野方面だと思います。
湘南新宿ラインで一本で池袋に行けるけど、まだ1/3程度だからね~。
あと東武線でも越谷方面の人は北千住だと思う。
埼玉のみんなが池袋に行くわけじゃないんだよ…。(これは常々思っている)

熊谷にとっては「のぼうの城」以来のご当地映画でしたね。
のぼうの城」の時はロングランだったようですが、これもそうなるのかしら…。
あの時は、独身時代以来とか結婚以来とか子供が大きくなってから数十年ぶりに映画館に行った、というご夫妻の話を数件聞きましたが、まあ「翔んで埼玉」はもうちょっと視聴層を選ぶよね…(笑)

さて4本目は4月16日、TOHOシネマズデーの割引で「マックイーン モードの反逆児」を見ました。
これもうかうかしてたら見に行きやすい映画館では上映が終わってしまう…ってカンジだったので焦りました。
鑑賞後の気分っていうか、感想って言うか…は、昨年見たドリス・ヴァン・ノッテンのドキュメンタリーとは逆のようなイメージかな…。
今も生きている人と、自殺で人生を終えてしまっている人との違いっていうのもあるんだけど、なんか…こう…。
「なんでこうなっちゃったんだろうなあ」と思いながら映画を見てました。
見終わった今でも全くわからん。
わかったら自分も死んじゃいそうだけど(苦笑)
彼が自殺した時のことを話す彼のお姉さんたちを見ていたら、East 17のStay Another Dayが頭の中に流れてきました。
映画のサントラのマイケル・ナイマンには申し訳ない…。



イギリスだとクリスマスソングになってるけど、作詞・作曲したトニーのお兄さんが自殺した時のことを書いた歌なんですって。

Baby if you've go to go away
I don't think I can take the pain
Won't you stay another day
Oh don't leave me alone like this
Don't say it's the final kiss
Won't you stay another day


アレクサンダー・マックイーンもE17もロンドン東部出身っていうことで、よけいかぶるんですよね…。
(まあマックイーンはLewisham、E17はWalthamstowで、テムズの南北で離れているからそう近くもないんだけど)

まあどのジャンルにしても破滅型の人っていうのはいて、アレクサンダー・マックイーンがそうだったっていうことなんだろうけどさ。
途中で着ていたTシャツにToo young to dieって書いてあったのよ。
(あれヴィヴィアンのToo fast to live, too young to dieってTシャツかなあ…?)
それがとてもとても印象に残っています。

で、5本目は5月8日。
Mさんと日比谷で「ペガサス 飛馳人生」を見てきました。
中国のレース映画っていうと数年前に飛行機の中で見た「極速天使(Speed Angels)」と「賽車傳奇(Racer Legend)」を思い出してしまうのですが、監督のハン・ハン氏が「プロレーサーとしても活躍。国内の選手権ではクラス別チャンピオンにも輝いている。」とのこと。
そういえばHan Han(韓寒)っていう名前に見覚えはある…。
私はラリーはよくわかりませんが、期待はできそうな感じ?っていう期待度で観に行ったのですが、これめっちゃめちゃ面白かったです。

あらすじが、

国内最大のレースであるチャイナ・ラリーを頂点として、中国ではカーラリーが熱狂的な人気を誇っている。チャン・チー(シェン・トン)はかつてレース界のチャンピオンとして君臨。誰もが憧れるスーパースターだった。しかし事件に巻き込まれて逮捕され、すべてを失ってしまう。家も車もトロフィーも手放し、残されたのは当時のレーシングスーツと、人気絶頂の頃に車の上に置き去りにされていた赤ん坊だけ。今では露天商として生活しているチャンは、成長した息子をレースカーではなく自転車に乗せて街を走っていた。
5年間の出場停止期間を終えたチャンは、やはり今でもレースへの思いが断ち切れない。ナビゲーターだったソン・ユーチャン(イン・ジョン)と再会し、復帰への道を探りはじめるが、金も車もない彼らにとってそれは不可能なことのように思われた。
チャン不在のレース界には若き天才ドライバーが出現していた。彼の名はリン・ジェントン(ホアン・ジンユー)。リンはかつてテレビの前でチャンの試合に釘づけになっていた。今でこそ立場は変わってしまったが、交錯する2つのプライドは、まるで神話の馬ペガサスと百獣の王ライオンのようだった。
やがてチャンの元に、メカニックだったジ・シン(チャン・ベンユー)も帰ってくる。これでチームスタッフは揃った。ソンの貢献のおかげで何とか金の工面もできた。車は廃車場から手に入れたフレームで造り上げた。チャンピオンシップを目前に控え、クリアしなければならない難題はまだまだあるが、これでやっとスタートラインにつける! そう思っていた彼らに、更なる災難が降りかかるのだった…。


っていうやつだから「案外シリアス…?だけどトップ画像の走るおじさんドライバーのポーズが面白いし、主役の俳優さんもコメディ俳優ってあるし…」と思ってBaiduを見に行ったらやっぱり「喜剧片」ってあったのでコメディだなと。


「ラリーが人気スポーツ」っていう、ある意味Over Driveと同じ世界線だなぁと思っていたのですが、これ、本当に面白かった!レース関係なく普通に面白いでやんの!悔しい!(笑)
ベッタベタのギャグとか面白くて悔しかった(笑)
新年早々これで笑えるっていい年明けだ…いいな中国…って思ったけどまだ令和元年の年始だからこっちもいい年明けって言えるかな(笑)
主人公の沈腾さん、Mさんに「ムロツヨシに似てる」って言われて、ムロツヨシさんの顔をぐぐってみたら本当に似てた(笑)
あと若いドライバーさん役のイケメン黄景瑜さんは、「こんなイケメンドライバーいたら追っかけするわ~、China GTでもブランパンアジアでも追っかけるわ~」ってカンジだった(笑)
ナビ役の尹正さんもめっちゃ可愛かったです。
役名の「ユーチャン(宇强)」っていう名前が「ゆうちゃん」ってちゃん付けに思えたのもちょっとかわいく思えたポイントかもしれない。
いやあでもこのナビの人はイケメンの無駄遣い感がすごかった。ポールダンスとか…。
あと終盤のレースのシーンで出てきた緑のラインが入ってる車のドライバーさんがヤンボーを思い出させた。
監督さんの好きなものぶっこんだんだろうな~ってカンジがしてそういうのも好感度が高かった(笑)
嫌なカンジの人が出てこないのが良かった。女も絡まないし(笑)

最後のラリーのコース、上りだけかと思ったら下ってもいて「死んじゃうから!」って思った(笑)

この勢いで、もう一回見たくなってしまったので5月11日に一人で2回目行ってきました。
パンフレットがあったらそれ買って2回目はなかったかもしれないんだけど、パンフがなかったからなあ…。
(あと私の目が悪すぎてエンドロールで文字を追いきれなかった)
今回はシネマサンシャインだったんだけど、多分ここはMさんと「えびボクサー」を見て以来だな…。
(変な映画しか見てない人)

ここでは黄景瑜のスタンディがお出迎え。あとポスターとポストカードもらった。



放映前にも黄景瑜の挨拶が入るし、彼の人気があるんだろうなあ…って思った(笑)

2回目に確認したかったのはどこのサーキットが出てきたかとかだったんだよね。
浙江かな?って思ってたんだけどやっぱりそうだった。あと上海天馬も使ってたみたい。
しかしこの映画のコメディパートがいちいち好きすぎて、円盤出たら買ってしまいそうな勢いですよ…。
劉備関羽に怒られたのか」とかポールダンスとか…(笑)

ラリーパートで「修復不可能と思われるマシンを修復する」っていうところが出てきて、Over Driveとカブるなあ~ってとこではあったんだけど、そこで今の日本と中国の違いっていうかなんというか…。
金持ちは、金も技術も突っ込むっていうのがうらやましかったなあ…。
(日本は徹夜で気合と根性、中国は謎技術投入って感じだったよね?)
林臻东は今の若い世代の、育ちのいい金持ちって感じがした。
(中国の上流階級だとワインの銘柄とか知ってるのは普通だよって時代になったのかな、と)

6月は映画を見にはいかなかったのですが、飛行機の中で沈腾さんも出ている「疯狂的外星人/Crazy Alien」観ました。
お猿さんもかわいいし、宇宙人も面白かった(笑)

で、7月1日にはずっと楽しみにしていた「パタリロ!」がようやく上映されたので観に行きました。
バンコラン役の人がなんか事件起こしてたから(しかも連発で)、このままお蔵入りになっちゃったらどうしようと心配していたのですが、無事に上映されて良かったわ。
翔んで埼玉が売れたから上映できたのかな~とか思ってるんだけど、どうなのかな(笑)

ストーリーはスターダスト計画なのかな?と思っていたら、それっぽいけど全然違う話だった(笑)
期待していたのとは違ったけど面白かったわ。
バンコランかっこいい(でも案外歌の声がかわいい)!マライヒかわいい!タマネギがむやみにイケメンぞろい!って感じで目の保養でした。
2.5次元っていうか、俳優さんってすごいなあ、と思いましたわ…。
パタリロ!とかはイギリス人だったりとかアメリカ人とかマリネラ人とかなわけじゃないですか。登場人物にはアジア系ではない人が多い。
だけど結局漫画だからもうどんな人種の人がやっても今さら何もないもんだわなぁと思いました。
帰りにはついうっかりパンフレットを買っちゃいましたよ。あはは。

そのあとはいろいろ行きたい映画があったんだけどなんかタイミングが合わず(「ダイナー」とか「プロメア」とか)、結局観に行けたのは10月16日(水)に「人間失格」でした。またレディースデー(笑)
蜷川実花さんは写真が好きだから映画もなるべく見るようにしていたのですが、まあこれも胸がざわざわする映画でした…。

自分が太宰治を読んだのは小学生の頃に給食だよりで「桜桃忌なので給食にさくらんぼが出ます」とかいう話だったかな。それとも「走れメロス」とかだったのかな。
もうちょっと覚えていないんですが、昔から太宰治の小説はともかく、生き方というかなんというか、としては「女たらしでいやあね」だったんです。
だって奥さんいるのによその女と心中未遂2回して、3回目に成功したっていうだけでももうそう思うでしょ!
この映画だとなおさら「みなさん、こんな男の何がいいんですかぁぁぁぁ」ってなりましたね。友達がこんな男にハマってたらすごく心配すると思う…。
いやあうんまあ不良が好きな子はいるよね…と思う!わかる!っていうかわからないでもない!
悪い男でしかも才能あったりなんかしちゃったらそりゃあ良く見えちゃうよね!みたいな気持ちにはなるけど、これもまあ最後どうなるかわかっている話ではあったのですが、本当にもう見ていてずっと胸がざわざわしてました。
うーん、ざわざわ、ちくちく、もやもや…?なんていえばいいのかな。とにかく不穏(苦笑)。
二階堂ふみが演じていた富栄さんなんてその最たるものでしたね…。
なんかこうしっかりしていた人っぽかったのに、悪い男に捕まっちゃったせいで(人生も、いろいろと)狂っていってしまった人なのかなあと思ってました。
二階堂ふみ、「翔んで埼玉」で百美の役やってたとは思えなかったわ…。
でも太宰も頭おかしいけど、出てくる女3人ともみんなすごかった。怖かった。
私は恋も革命も無理です…って気持ちにならなくもない(笑)
今度「斜陽」と「斜陽日記」をそろえて読んでみたい気がしなくもないです。
太宰の著作と富栄さんの日記青空文庫にあったので、とりあえず富栄さんの日記は読んでみたけど、いやすごかった。

この映画の上映前に太宰の「グッド・バイ」の映画のCMが入っていたのですが、これも見てみようかなあ。

しかし実際の写真でも、太宰も男前ですが奥様やお付き合いしていた女性、みーんな美人なんですよね。
やっぱりやだこいつ(笑)

さて次は11月18日に香港で、日本では未公開の「フォードvsフェラーリ」を見てきました。
本当は香港でも茎湾あたりで観ようと思っていたのですが、茎湾だとちょうどいい時間帯がない!
色々考えたあげくに旺角のランガムプレイスの映画館に行ったのですが、これが4DXなんだなあ。いや別にいいんだけどさ(笑)
モタスポファンの末席に座らせていただいている身としては「ん~~~?」っていうところもがないわけではなかったんですけれども、それでもキャロル・シェルビーとケン・マイルズの映画と思えば些細なことかな…。
4DXでぐわんぐわん揺れて面白かったです。そのせいで集中できなかったというのはあるけどね(笑)
てかあんなに揺れた4DXは初めてだった(笑)

ストーリーとかに関係ないことを言うと、中国語(っていうか広東語か)の字幕で映画を見たのは初めてなんですけど、人名とかメーカー名とか、外来語の固有名詞には下線が引かれるのね。あれはきっと普通の文章と区別をつけるためなんだろうなあ。

で、11月29日は待ってました!の「シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション」です!
これもTOHOシネマズの新宿で初日に見てきました(笑)
これも「劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>」を一緒に見たMさんと一緒でした。声かけてくれてありがとう!
公開前にキャストを観たらパメラ・アンダーソンがいる!パム何やるの!と思ったけど納得(笑)
すっごい楽しんで来ました。終わった後に拍手が出たのにはびっくりした。まあ私も拍手させてもらいましたが。
いやもうほんとすごい!これほんと楽しかった。めっちゃめちゃ笑った。
そして最後のGet Wildも良かった…。あれはフランスでもあれだったんですって?
やるじゃんフランス!フランスガチアンチだけどこの映画は評価するわ!(笑)
いやもう本当にシティーハンターでした。すごい良かった。
こんなにすばらしい漫画/アニメの実写版って思いつかないかもってくらい良い。
とても楽しかった。

ということで、2019年は映画館では9本(延べ10回)見てきました。
2020年も目標は月イチにします(笑)