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「自分がよりコンペティティブになれるなら、ヴィーガンになることも考えています」

8月3日に、イギリスのデイリー・テレグラフ紙にピーターのフィットネスについての記事が掲載されました。中年のフィットネスについてのコーナー(笑)
リンク先は登録しないとみられないからちゃんと登録したのですが、後からとあるルートで新聞記事自体の画像をゲットしてしまいました。でも枠の制限があるから、紙の方では省かれていたこととかありましたので、ま、webで読んでよかったかな。
とても面白かったのでこれもざっくり訳しておこうと思います。

「自分がよりコンペティティブになれるなら、ヴィーガンになることも考えています」

インタビュー:アンナ・マギー
2020年8月3日

今回紹介する46歳のピーター・ダンブレック氏はファルケンタイヤと契約しているレーシングドライバー。妻のクレア、子供のローリー(14歳)、エドガー(12歳)と、オックスフォードシャーバンバリー近郊在住です。

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私は1993年からレーシングドライバーを職業としています。現在所属しているレーシングチームでは最年長で、自分の次に若いドライバーとは15歳離れています。40歳になったころ、自分のキャリアを伸ばすためにはハイレベルなフィットネスをする必要があるということに気づきました。主に、レース中の集中力を失わないためのメンタルトレーニングを行っています。

しかし、カーレースは体力も必要です。私がレースをしているニュルブルクリンクは世界でも一周の距離が最も長いサーキットで、そこを1レースにつき4時間から6時間走ります。どんな感じかというと、ウェールズスコットランドの風の強い普通の道路を時速240キロで走っているような感じです。もしミスをしたら、深い草むらの中に突っ込んで、壁に当たることになってしまいます。そういう危険なところもあるコースなので、ニュルブルクリンクでは大きい事故も起こりがちです。

体力を作るために、学生時代にはランニング、その後はジムに通ったりもしていました。しかし、2013年にアストンマーティンでレースをしていた時、チームメイト達ととグレートブリテン島の最西端のランズエンドから最北端のジョン・オ・グローツまで自転車で行くことになったんです。当時は趣味としてマウンテンバイクには乗っていましたが、そのあとにロードサイクルにすっかり入れ込んでしまいました。自宅の近くでロードを乗るようになったら、地元のプロ選手と知り合いになったので、彼のいるチームにトレーニングのために加入させてもらいました。みんな国際レベルのプロの選手なんです。しかも全員20代。彼らについて行くためには自分を限界まで追い込まないといけません。

毎週のワークアウト
冬の間は寒いのでジムでトレーニングをしています。でも今年のロックダウンの時は、もうだいぶ温かくなっていたので自転車に乗っていました。今は一週間に5日くらいで300kmほど走っています。1日100km走ったら、残りの4日は短い距離にしています。1日2時間くらい走って、平均時速は32kmくらいですね。最大心拍数は196まで行けます。46歳にしたら悪くないでしょう?
そのほかには週に3日くらいゴルフをしています。ゴルフの競技性が好きなんです。46歳ですけど、人生で一番今が身体的に出来上がっていると思います。

食事についてのこだわり
研究の結果などを見ているとよりコンペティティブになれそうなので、ヴィーガンになることを考えることもあります。ですが肉が好きなので、やっぱり難しいと思います。そのかわり地元の食肉を買うようにしています。どこ産のものかわかるほうが安心ですし、味も良いと思っています。今の食生活は大体において健康的だと思っていますが、ビールとカレーは止められないですね。そんなに厳格な食の管理をするには人生は短すぎると思っています。

毎日食べているもの
朝食:ブラックコーヒーと、サワー種のトーストにトマトをつぶしたもの、アボカド、オリーブオイル。

昼食:テスコのトスカーナ風の豆のスープとツナのサンドイッチ。

夕食:友人とカレー。メニューはサグチキンティッカマドラス。ビール2杯。

その他食生活など
アルコール:レースがある週は飲まない。その他の時は金、土、日だけ、およそ12ユニット程飲んでいます。イタリアの赤ワインやビールだとコブラジントニックが好きです。

睡眠時間
一日7時間から8時間です。

砂糖
甘いものには弱いんです。バナナやエナジーバーを使って糖分を補給してエナジーブーストに使うこともありますが、デザート類も好きなんです。

コーヒー
1日に1-2杯飲みますが、レースウィークには神経が過敏になってしまうので飲みません。

炭水化物
炭水化物も好きです。自宅では大体自分が料理しているので、パスタだけじゃなくて米や麺類、ジャガイモも付け合わせにしています。

止められないもの
F1にこそ乗れませんでしたが、自分の好きなことで給料をもらうというのはなかなかやめられません。

メンタルヘルス対策
「自分はまだ十分に速いだろうか」とか「何かミスをしてしまうんじゃないだろうか」というような不安が浮かんでくることがありますが、そういう不安を可視化させて、フロントガラスのワイパーで消していくっていう想像をしています。スコットランド国歌を歌うのもアドレナリンが出てくる気がしていいです。



「負け組」と思っている人へのアドバイス
モータースポーツでのキャリアを積んでいくと、勝つことより負けることの方が多いです。でも自分は、自分の能力を最大限に発揮して、できる限りのことをしてきたと思っています。それ以外のことは、もう自分ではどうにもできないと、割り切っています。


はい!
私、この見出しを見たときにめっちゃつられました。
イギリスのクオリティペーパーでも釣りタイトルやるんだね!!!!!
「ええええええ、あのピーターが、あのピーターがヴィーガンに!?!?!?」とかなり焦りました。まあ「思っただけ」らしいですが。ああよかった。まじ焦ったわ。
まあでもピーターがこれだけ頑張っていると、ファンもあんまり気を抜いていると突っ込みが来そうなので頑張ろうと思います。
いやまあ何も言わないだろうけど腹の中で何思われてるかわからんとかあるからね…。