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日本GP:フリー走行2回目 トヨタのゾンタがトップ! 2番手にはシューマッハ

モータースポーツの世界最高峰、F1グランプリが鈴鹿に帰ってきた。2005年F1世界選手権第18戦日本GPの開幕だ。悲喜こもごもの今シーズンもついに残り2戦。史上最多の19戦が組まれた2005年シーズンの終盤を飾るに相応しい、白熱の一戦が期待される。

午前8時に開門された今朝の鈴鹿サーキットは秋晴れに恵まれたものの、午前11時からのフリー走行1回目は途中から曇りだした。セッション開始時には26℃あった気温も24℃に低下、やや湿気を帯びた風が肌に冷たい。実際、今週末の鈴鹿地方には下り坂の予報が出されており、各陣営、天候の変化を気にかけている。昨年は台風に見舞われ、土曜日が丸々中止になるという前代未聞の珍事を呼んだ鈴鹿。過去にも数々のウエットレースが展開されているだけに、今年も雨が降るようならば、波乱は免れないだろう。

60分間で行われるフリー走行2回目は午後2時に開始された。午前中と同じ10チーム24台のマシンが、明日以降のタイヤ選択とレースを見据えたデータ収集に努める時間帯だ。中でもジョーダンからスポット参戦している山本左近はF1グランプリ初走行ということで、サードドライバーながらスタンドの注目を浴びている。


セッション開始時の気温は24℃、路面温度25℃、湿度は72%まで上昇し、いつ雨が落ちてきてもおかしくない空模様だ。午後も左近が先頭でコースイン。その他の出足も早く、セッション開始3分にはリカルド・ゾンタトヨタ)が1分31秒889をマークした。これにミハエル・シューマッハフェラーリ)、マーク・ウェバー(ウィリアムズ)、ペドロ・デ・ラ・ロサマクラーレン)、アントニオ・ピッツォニア(ウィリアムズ)、ルーベンス・バリチェロフェラーリ)らが続き、7、8番手には佐藤琢磨ジェンソン・バトンB・A・R Hondaが並んだ。ちなみに2番手タイムのシューマッハはアタック中にタイヤをロックさせる場面が目立っている。

セッション開始13分、ビタントニオ・リウッツィレッドブル)がシケインでストップ、マシンを降りてしまう。一方、トップのゾンタは順調にペースを上げ、自己ベストを更新。1分30秒682をマークし、午前中のデ・ラ・ロサの驚速タイム1分30秒532に迫った。トヨタではレギュラードライバーのラルフ・シューマッハヤルノ・トゥルーリも4、5番手。トヨタ勢の間にはデ・ラ・ロサキミ・ライコネンマクラーレン勢が2、3番手に割って入っている。ライコネンは午前中、エンジントラブルに見舞われ、エンジン交換を強いられた。

セッション開始21分、シューマッハが2番手タイムをマークし、バリチェロも4番手に浮上と、フェラーリ勢がペースを上げてくる。ここで灰色の空から、ついに雨が落ちてきた。特にコースの中間部分で雨粒が大きく、スタンドにはぽつぽつと傘の花が開いている。天候の急変を案じた各チームも、続々とコースにマシンを送り出していった。

セッション中盤もアタックは続けられるが、大きな順位の変動はなく、終盤にはザウバーB・A・R Hondaがウエットタイヤで走るなど、今後の天候をにらんだ動きも見られた。コース上では水しぶきも上がっている。

セッションはこれで終了。ゾンタシューマッハデ・ラ・ロサというトップ3に、バリチェロライコネン、ラルフ、トゥルーリアロンソ、バトン、ウェバーまでがトップ10。琢磨は13番手、スポット参戦の山本左近は17番手タイムをマークして、F1初走行の晴れ舞台を終了した。

明日8日(土)は2回のフリー走行と予選が行われる。フリー走行3回目の開始時刻は午前9時。45分間で行われる予選前のマシン調整に注目だ。
(F1-Live.com) - 10月7日16時12分更新


Pos Driver Team Time Laps
1. Zonta Toyota (M) 1:30.682 21
2. M.Schumacher Ferrari (B) 1:31.716 + 1.034 16
3. de la Rosa McLaren-Mercedes (M) 1:31.821 + 1.139 28
4. Barrichello Ferrari (B) 1:32.267 + 1.585 15
5. Raikkonen McLaren-Mercedes (M) 1:32.849 + 2.167 13
6. R.Schumacher Toyota (M) 1:32.917 + 2.235 13
7. Trulli Toyota (M) 1:33.122 + 2.440 13
8. Alonso Renault (M) 1:33.259 + 2.577 7
9. Button BAR-Honda (M) 1:33.453 + 2.771 20
10. Webber Williams-BMW (M) 1:33.520 + 2.838 14
11. Coulthard Red Bull-Cosworth (M) 1:33.563 + 2.881 11
12. Pizzonia Williams-BMW (M) 1:33.679 + 2.997 14
13. Sato BAR-Honda (M) 1:34.330 + 3.648 16
14. Fisichella Renault (M) 1:34.400 + 3.718 7
15. Massa Sauber-Petronas (M) 1:34.421 + 3.739 17
16. Klien Red Bull-Cosworth (M) 1:34.707 + 4.025 12
17. Yamamoto Jordan-Toyota (B) 1:34.829 + 4.147 19
18. Villeneuve Sauber-Petronas (M) 1:34.874 + 4.192 18
19. Liuzzi Red Bull-Cosworth (M) 1:34.977 + 4.295 7
20. Doornbos Minardi-Cosworth (B) 1:35.150 + 4.468 8
21. Monteiro Jordan-Toyota (B) 1:35.388 + 4.706 12
22. Montoya McLaren-Mercedes (M) 1:37.371 + 6.689 5
23. Albers Minardi-Cosworth (B) 1:37.626 + 6.944 7
24. Karthikeyan Jordan-Toyota (B) 1:38.034 + 7.352 7