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Ma Belle

我が家の(というか正確には姉の家の猫)、ベル(元メス/推定14歳)が、本日正午過ぎに永眠いたしました。

今回貼り付ける写真はどっちも2/29に撮影したものです。
抱っこされてもぐにゃ~ってなっちゃって、すごい顔になってる(苦笑)。

もーちょっと可愛い顔の写真を使いたかったのですが、もともとベルさんは写真がとっても嫌いだったので、マトモに写ってる写真はほとんどありません…。

いいんです。
うちのベルさんは、ニコール・キッドマン似の美人さんだったと覚えてるから、それでいいのです。
↑愛は盲目

で、うちのベルさん。
もともとは、どこかで捨てられたのか迷ってきたのか、うちの庭に迷い込んできた猫なんですよ。
そのころもちょうど転職活動をしていたのですが(苦笑)、その猫はとても小さくて、おなかが空いてるらしく私たちの足元に体をすりよせてきてにゃーにゃー鳴くので、私たちは外に出たときにまともに歩けない!というくらいだったのです。
最初は私の母の反対があったのでぐっとこらえてご飯をあげないようにしてたのですが、そのうち我慢ができなくなって、とりあえず手近にあった、さつまいもをふかしたものをあげたら、ばくばくと食べました。
そしてうちの姉は芋じゃーなんだから、と、普通にご飯をあげて、結局、姉のうちの子になることに決定。
名前は「ベル」となりました。

拾ったときはすごい体が小さくて、しかも鼻も赤かったため、子猫と信じて疑わなかった私たちでしたが、そのうち予防接種で獣医さんに歯の数を数えられて、推定7歳ということが発覚。
「年齢詐称!!」と猫を糾弾しました(笑)。

いやーでもメスだから体が小さいってのはあるかもしれませんが、それにしても小さかったんだよね。
よその半ノラとかノラとかが我が家にやってきてベルと対決していると、「よそのでっかい猫がベルとケンカしてる」とか毎回言ってたんだけど、あるときに気がつきました。
よその猫がでかいんじゃない。
うちの猫が小さいんだって…(笑)。

私は、うちの猫は小さいって気がついてはいたんですが、比較対象にしていた友人宅の猫が揃いも揃ってでかいので、まさかそこまで小さいとも思ってなかったんだよね(笑)。
うちの猫はmaxでも2kgちょいだったそうなんですが、友人宅の猫は5kg6kg当たり前だったから(笑)。

そして数年前、この猫も大分おばあさんになったんだねぇ~と思ったのは、歯が抜けてきた頃かな。
でもまだまだ元気に外に警らに行ってたり(笑。負けて帰ってきてたけど)してたのでそんなに気にしてなかったんだけど、昨年末に、猫に変化が。
なんか、ご飯を食べなくなったのです。

大分食は細くなってきていたという姉の話ではありましたが、それにしても食べなさ過ぎる。
そして自分の毛づくろいをしなくなりました。

この写真見るとなんとなく分かるかもしれないんだけど、あごがほそーくなっちゃってるの。
ほんとに骨と皮ばっかりになっちゃいました。
背中なでても、背骨の一つ一つのでっぱりがよく分かる。
そんなことになっちゃってました。



ちなみにうちの猫は私のことがとっても嫌いだったのよ(笑)。
おばーちゃんだったからかなんなのか知りませんが、抱っこされたりするのが嫌いな猫だったんです。
それでも無理やり抱っこして、すりへるかと思うくらいなで続ける私は、姿を見るとびくっとされるくらい嫌われていたのですが(笑)、年明けくらいには人(猫?)が変わったように、抱っこが大好き・なでられるのが大好きになってしまいました。
それまでは引っかかれ、爪を立てられ、えーらい目にあいながら抱っこしてたのに(苦笑)、私の膝の上で寝て大人しくなでられるわ、私の手からご飯を食べるわ、私の布団に連れ込まれても大人しく寝てるわ。
つい半年前にはありえないことでした。
抱っこできるのは嬉しいけど、弱っちゃったのがよく分かるから、それが悲しくて…。

去年の夏、私の部屋に拉致った時は、猫の強硬な反抗にあいまして、太ももに巨大な引っかき傷をつくりました…。
まあ、こないだはもうどこが自分のおうちか判らなくなっちゃったのかもしれないですけど。

昨日・おとといは、こっちがびっくりするくらいいっぱいご飯を食べたんですよ。
「こんなに食べておなか壊さない!?」って思うくらい食べました。
おとといは私がご飯あげたんだけど(食卓にいるときに、お魚とかを小さく噛み切って、手のひらにのせると食べる。みんながいないところだとあんまりご飯食べないの)、「おなか壊されると困るからこのくらいでやめとこうか?」とか思うくらい食べた。
そうしたらこれだからなー。
しかも甥っ子(小)は、今日が高校の入学式です。
天気は荒天だし、忘れられない入学式になっちゃったよなぁ…。

うちの猫は、甥っ子(小)の方を「自分よりも子供」という扱いをしていたのですが、その「子供」の入学式の準備まで見届けて、子供が巣立ったと思って亡くなったのかも知れないですな。
そういうことがあるのかはわからないけどさ。

お昼過ぎに姉が「ベルが死んじゃった」って教えに来てくれたとき、猫布団の中でベルはもう動かなくなってました。
いつものごとく、ちょっとつっついてみたらしっぽがうごかないかな?と思ったら、動かなかった。
「さっきまではもっとあったかかったんだけどな」とか姉は言ってましたが、私が行ったときもまだ温かかったですよ。

今日は姉の家も忙しいし天気も悪いから、明日埋めてあげようって事になってますけど。
淋しいなあ。
今まで7年くらいうちにいた子なのに。
私は嫌われていたけれど(笑)。

きっと猫は今頃、猫の天国でのんびりとしていることでしょう。

ベルさん、バイバイねー。