FIA GT1のサイトに、GT1の最終戦を前にして、ダンブレック先生とウェストブルック様のインタビューが掲載されました。
ざっくり訳してみます。
#22 JRM Racing Nissan GT-R ドライバーインタビュー
JRMで日産GT-Rをドライブするイギリス人のピーター・ダンブレックとリチャード・ウェストブルックのコンビは、現在のGT1の中でも手ごわいコンビではある。ではあるが、運がない。そのため、まだチャンピオンシップレースで優勝をしたことがない。
しかし今年の開幕戦のアブダビ、第8戦のオルドスでは予選レース、チャンピオンシップレースともに2位フィニッシュ、また第3戦のポルトガルでは予選レースで優勝している。
日産勢の中でも最強ともいえるコンビだが、現在はドライバーチャンピオンシップでは74ポイントで10位に沈んでいる。そして最終戦では、チームチャンピオンシップを狙っているJRMのサポートをすることになる。そんな彼らに、アルゼンチンでの最終戦の前の抱負を聞いた。
Q. 9月上旬の北京のレースの後は、何をしていましたか?モータースポーツでも、そうでない話でも結構ですが。
A. ダンブレック先生: 休みの間はシルバーストーンで開催されたBlancpain Endurance Seriesで新しい日産GT-R GT3をドライブしたよ。この車がこの数か月でどんな進化をしてるのか、あとレースではどんな位置につくのか確認したのが面白かったね。それに大事な最終戦までだいぶ間が空いたから、その間に鈍らないでいられるようにするいいチャンスだったよ。
ウェストブルック様: 自分は中国の後も忙しかったね。ピーターと同じく、シルバーストーンでのBlancpain Endurance Seriesの最終戦でJRMでGT-R GT3をドライたし、オーストラリアのV8 SupercarのGold Coast 600とか、他のレースも色々走ったし。
Q. サンルイスでのレースについてどう思いますか?なにか準備はしました?
A. ダンブレック先生: アルゼンチンもきれいな国だし、サンルイスはすばらしいサーキットだよね。ただ、コースがね…一年のうち51週間は本当に普通の公道だから、レースウィークにはコースがスリッピーだわ、バンピーだわ…
ウェストブルック様: またサンルイスでレースできるのが本当に楽しみだよ。今年のGT1のカレンダーの中でも一番いいサーキットだよね。それに火山湖の周りの公道レースなんて、なかなかできないチャレンジだ。
Q. 今年の最終戦に向けて、抱負をお願いします。
A. ダンブレック先生: JRMはドライバータイトルもチームタイトルもかかってるから、この最終戦は、すごいプレッシャーがかかると思う。だからとにかくエンジニアと、サンルイスで一番速い車を仕上げないといけない。で、どっちのレースも優勝して帰れたらいいな、って思ってるところさ。
ウェストブルック様: オルドスの後に、ピーターも自分もまた自信を取り戻したから、アルゼンチンでもいいところを見せられると思う。チームタイトルもすぐ目の前にあるから、必ずタイトルを取るために全力を尽くすよ。
だそうです。
ということで来週末が最終戦。
本当に#23の邪魔はしないで(爆)、ドライバータイトルもチームタイトルも、どっちもJRMが獲れるといいな…。
えーんもうなんで最終戦がそんな遠いところなのさ!日本からどうやって行けばいいのか見当もつかないよ!
ちなみにピーターに聞いたらブラジル飛んで、そのあとメンドーサに飛んで、そこから車で何時間とか…。
ともあれ、大きい事故なく、一年最後のGT1のレースが終わること第一、JRMがドライバーとチームタイトル取るのを第二ということを祈りつつ、レースを楽しみにしたいと思います。