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モンタニーのバカ!

元旦早々、正月気分もすっとぶニュースがやってきてしまいました。
フォーミュラEに参戦していたフランク・モンタニーが、マレーシア戦のあとのドーピング検査でコカイン誘導体が検出されたということで…


モータースポーツってあんまりドーピングで出場停止とかいう話がないスポーツだなあとは思うのですが、いくつか過去にも例はあります。
例えばトーマス・エンゲが2002年に大麻でひっかかったときは、エンゲは「自分は摂取していない。多分クラブかなんかで誰かが吸っていたのを自分も吸ってしまったかもしれないけど、自分から摂取したわけではない」という話をしていた記憶があります。
結局2002年の国際F3000のタイトルを剥奪と、出場停止もくらってたかな?
(たしかその間はラリーをやっていた)
あと2012年にもドーピングでひっかかってましたが、この時は彼は心臓疾患の薬の成分がひっかかったので(具体的な成分は不明)、その成分を免除してほしいとFIAに言ったとかなんとかありましたが、それでも結局18か月の出場停止だったんじゃないかな…。
多分なんだけど申請するのは後からじゃなくて先にしておいた方が良かったんじゃないかな…。
アルペンとかでは「こういう病気でこういう薬飲んでるのでこの成分が出てくるのはカンベンしてください」みたいな申請をしていた話を聞いたことがある。

あと2012年のNASCARでアルメンディンガーがドーピング検査でアンフェタミンが検出されて、無期限の出場停止になっていたはずですが、翌年には戻ってきていていますね。
これはアデラルという薬を強壮剤だよと言われていたので飲んでいた、ということで、リハビリプログラムに参加したのちに復帰した模様。

2007年にルカ・モロってGTのドライバーがベンゾイルエクゴニン(コカインの代謝物質)がAサンプル・Bサンプル両方から検出されて、2年間の出場停止。

あとトニー・スチュワート接触したあとにコース上でマシン降りて、走ってる車に向かっていっちゃってはねられて亡くなってしまった若いドライバーさんが、やっぱり体内から麻薬の成分が出て来たとかあったかな…。
まあこの話はちょっと置いておこう。

で、モンタニーの場合は「知らない」と言っていたエンゲ、オールメンディンガーとは違い、

「自分は過ちを犯してしまった。自分はやってはいけないことをしてしまった」

と言っているようですので、わかっていてコカインを摂取していたようです。
ばかやろー!

レキップの記事をグーグル翻訳(仏英)かけて読んでみたら、

「マレーシアのレースの後、ドーピングテストを受けるように指示された時に『終わった』と思った。飛行機に乗って国に帰って、家にこもって、そのあと両親に事実を告げる電話をした。自分の行いを恥じている」

というようなことが書いてあるのを読みました。
あとMetroの記事だと

「平均で年4回のドーピングの尿検査をやったけれど、ルノートヨタでテストドライバーをやっていた時には1度もなかった」

とのことなので、モータースポーツのドーピング検査はゆるゆるなのか…。

同じく、その記事では

「昔は大麻吸ってたりする友達といても、自分がそれを吸い込んだりしないように気をつけていたんだけれど(エンゲの件があったからですかねえ)、マレーシアへ出発するほんの1時間前、気分が落ち込んでいた」

ので

「売人を見つけたので金を渡して、薬を受け取った。中身が何(の麻薬)だったかは知らない」

というようなことが書いてあるようです。多分。
プジョーが急にル・マンから撤退した件とか、離婚したりとかいろいろあって大変だったみたい、的なことが記事には書いてありました。
でもな、モンタニー
会社が潰れても、離婚しても、麻薬やってない人はいくらでもいるんだよ…。
なんでそんなことしちゃったんだよ…。
レースに戻ってくるかどうかというのはもう不明ですが、リハビリに成功してもらいたいなあと思います。
自分がレース見始めたころにフランスF3で活躍していたんですよ(1998年ね)。
まあとりたてて好きなドライバーでもないし、自分が会ったことがあるわけでもないけれども、友達が縁があったりしたのでいろいろ話を聞いてて、別にカンジ悪い人でもなかったしね。
好きでもないけど嫌いでもないし、むしろ応援はしてる方のドライバーさんだったわけですよ。
なんかすごいショックだよ…。
あまりのショックに、ジェンスがジェシカと結婚したというめでたい話をコロっと忘れてしまいました。マジで。
本当に、彼のリハビリ(プログラム参加するよね!?)成功を心より祈ります。
(モ―タースポーツに戻ってくる・来ない、来られるか来られないかというのはこの際別の話)