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2016年Red Bull Air Race第6戦ラウジッツリンクに行ってきたよ! その7

さて日曜日の朝。
どうしてもピーターのデモランを見ないと死んじゃう!というほどの気合はなかったので、8時50分ドレスデン中央駅発コットブス行きの電車に乗ってラウジッツリンクへ出発。

朝はホテルにいる間、EurosportでWTCCのRace 1の放送を見てました。
道上さんが結構映ってた♪



ひょっとして日本にいなかったからこそ放送を見られたのだろうか…?

残念ながら、Race 2まで見てると電車に間に合わなくなってしまうので、Race 1を最後まで見てからチェックアウト。
荷物はまたホテルに預かってもらいます。
駅から近くて快適でほんといい宿でした。Eurosportも見られたし(笑)

日曜朝の電車は土曜日と違って結構混んでた!…と思ったら、荷物を置く場所がないため(網棚もない)、4人座れるボックス席でも荷物を席に置いたりしているので、4人がけでも1人とか2人とかしか乗ってない。
私は4人掛けのところに横並び2人で座っていた親子連れの向かい側に座らせていただいてました。

この時点でも天気は良かったので、車窓からの景色を楽しみます。
この辺は平らだなあ…。

さてSenftenbergに到着。
日曜日はタクシーは駅についてから呼ぶことにしてました。
電車を降りたら「チケット余ってるからいらない?」って英語で声をかけてきたお兄さん二人組がいたので「チケットは持ってるからいらない。ごめんね~」とか言ってしばらく歩いてたんだけどふと気が付いた。
「ラウジッツリンク行くんですよね?だったらタクシーシェアしません!?」と声を掛けてみたらなんかノリがいい人で「そうしようそうしよう!」みたいに結構高テンションでOK出してくれた。
連れがいると、タクシー来なくても心強いぞ!ありがたやありがたや。

タクシー会社に電話もしてもらったのですがしばらくたったら、呼んだ会社ではないところのがやってきたのでそちらに乗せてもらってラウジッツリンクへ出発!
他にもタクシー待ってた人たちいたんだけど、その人たちはシャトルバスもあるっぽい話をしていたけど、本当にあったんだろうか…?これは最後まで不明でした。

一緒にタクシーに乗ったお兄さんたち、一人はドイツ人で一人はベネズエラ人。
私は日本から来ました~とか自己紹介してたら「俺去年日本に行ったよ!すごいいい国だよね!日本最高!!!!!」みたいにやたらテンションが高い。
日本語も「ちょっと勉強した!」とか言ってて、ちょいちょい日本語の単語とかフレーズを挟んでくる(笑)
ドイツ人のお兄ちゃん曰く「こいつ酔っ払ってるからうるさい…」とか言ってた。
なんでも朝からブラッディマリー作って飲んでたんだそうです。
あ、それでテンション高かったんだ…(笑)
ちなみにベネズエラ氏はウォッカとトマトジュースとタバスコ持ってたんだけど、それ持ち込めるのか…?

ちなみに現地ではウォッカの瓶の持ち込みはアウトだったので、会場の入り口のところでウォッカとトマトジュースを少し捨ててトマトジュースのパックに直接ウォッカを入れて、大変濃いブラッディマリーを作って、私にも一杯分けてくれました。
幕張だと全部アウトだったりしたんでしょうかね…?

で、タクシーは前日と違って、サーキットでもグラスタの反対側にあるようなところに到着。
え~、ここからどうするの!?と思ったら、場内シャトルバスでグラスタまで移動ができました。
しかしシャトルバスがなかなか来ない…いや来ないわけではないんだろうけど自分が焦ってるから…。
バスを待たずに歩いて移動するか?それともバスを待った方がいいか?もうじきデモラン始まるし…と、なんか間に合いそうになると欲が出るもんですね(苦笑)

この間にベネズエラ氏にブラッディマリーを紙コップで2杯飲まされ、あんまり酒が強くないので3杯目は必死で断った。
この間に、そこまでテンション高くないドイツ人氏とちょっと喋ってたのですが、このベネズエラ氏は「こんなだけど」母国語のスペイン語、英語、ドイツ語、フランス語、ロシア語が堪能。何が専門かは知らないんだけど工学系で博士号持ってるんだか博士号のコースなんだか、らしい。
すごいねえいろんな意味で…。
ちなみにベネズエラ氏の手綱を握ってくれていたドイツ人氏がどんな人かは聞きそびれている。
いやこのベネズエラ氏のキャラが濃すぎてなあ…。
この間にこのベネズエラ氏とはFacebookで友達になりました(笑)
兄ちゃんすごいテンションだったよ…

さてシャトルバスに乗ってたら途中からなんかポルシェの音がする!音がしてるよ!(汗)
バスがグラスタについて、一人ならダッシュもできるがさすがに世話になった二人組に挨拶も無しでは行けない。
テンション高いベネズエラ氏と普通のテンションのドイツ人氏に「本当に色々ありがとう。私、今走ってるこのポルシェを見るために日本から来たの!だからちょっと急いでスタンド行きます。ありがとう!またね!」と挨拶してスタンドへダッシュ
入口から近いエリアのチケットを買っておいてよかった!(汗)

ちなみにスタンドではデモランの最後の最後、ホームストレートでドリフトしているところでした。
ほんとギリギリでちょっとだけ見られた。
これもあの二人組のおかげだ…。ありがとうお兄ちゃんたち…。

この後またお兄ちゃん達に会えるかな?と思ったら帰りとかもタイミング合わなくて会えませんでした。
ちゃんとお礼したかったな~。

デモラン終わってからピーターが戻ってくるのを待ってたら(おっ、追っかけっぽいぞ)、なぜかファルケンのドリフトチームの人たちに声かけられたので少し喋ってました。
「パフォーマンスは見た?」って言われたので「昨日は全部見ましたよ。今日は着いたのが遅くて最後の数分だけど。楽しかったよ~」って言ったらなんか嬉しそうでした。良かった良かった。
彼らは私が日本から仕事で来ていると思っていたらしく、私はピーター・ダンブレックのファンで、日本からこのデモランを見に来たんですよ、って言ったらびっくりされた…(遠い目)
そういうリアクションしないで…。

ドリフトチームはドイツじゃなくてオランダベースなんですね。
てっきりこちらもドイツが本拠地かと思ってました。
こちらのエースはタイトルがかかっているのでその週末にスペインかどこかでやってるレース?に参加中。
私もちょっと動画を見せてもらいました。
ちなみにこのドリフトチームの人の1人はなんかちょっとティーマン系のハンサムさんでした。
お名前知りたかった…(笑)

そしてファルケンさんちの車が帰ってきましたが、ピーターがレーシングスーツを着てますよ!
私も写真を撮らせて!と思ったが撮れなかった…。残念…。

その後ピーターは本当にヒマらしく、なぜかなんか色々喋る羽目に。いやありがたいんだけどさ。
「昨日は観光できた?」とか聞かれたので
「いやあそれがね…」と、箱おじさんの話をしたら、「箱!?」と、めっちゃ食いついてきました(笑)
「その人はアレか、精神的に…」
「だと思うよ~…まあでも、エルベ川岸を散歩しては来たよ。ほんとそれだけだけど」
「そうか。まあちょっとは観光できて良かったな」
まあちょっとしか観光できなかったのはあなたのせいですけどね!(笑)

お昼になったらなんか空がかげってきたので天気の話になりました。
ピーターに午後1時くらいから降るらしいと言われまして、
「降ってほしくないな~、友達に雨女って言われるんだよね」
って言ってたらですね…。
本当に降ってきたんだよね…ほんとやめて(汗)

このころはチャレンジャークラスのレース(でもレースって言っても一台ずつのタイムアタックだから厳密には「レース」ではないのかも?という話をしてた…いやしてもしょうがないんだが)やってたのかな?
その後は♪降りだした雨がペイブメント濡らして♪どころじゃなくて豪雨。
ファルケンさんのテントとか、あっという間に雨がたまってしまったのでチームの人たちが下からつついて水をばしゃ~って落としてました。しかも何回も。
どんだけ降ってたんだ…。

マスタークラスのレースは14時スタートということでしたが当然?ディレイ。
その後、15時7分にマスタークラスの飛行始まるよって話でしたが、現地はまだ結構な雨。
雨が降ってるのよりも風が吹いてるとか霧の方がダメなのかな?
「本当に飛ぶの~?」と思ってたら、15時7分にはちゃんとぶーん、って音が聞こえてきました。
おー、はじまったはじまった!

さてここで、今後生で見ること何回あるのかしら?というエアレースの、マスタークラスの予選結果まとめ。

1. #9 Nigel Lamb 53.110
2. #95 Matt Hall 54.413
3. #31 Yoshihide Muroya 54.700
4. #22 Hannes Arch 54.791
5. #84 Pete McLeod 54.933
6. #10 Kirby Chambliss 55.444
7. #21 Matthias Dolderer 55.470
8. #99 Michael Goulian 55.474
9. #18 Petr Kopfstein 57.517
10. #12 François Le Vot 57.662
11. #26 Juan Velarde 58.542
12. #27 Nicolas Ivanoff 58.569 +2 secs
13. #37 Peter Podlunšek 1 :01.549 +5 secs
14. #8 Martin Šonka DSQ


そうなんです、室屋さんは3位。
幕張での優勝に続き、ここでも勝ったらいいなあ~なんてちょっと期待しちゃうような位置ですね。
あと地元で大人気だったドルダラーが7位。でもこの2.3秒差って言うのがエアレースではどんなもんなのかがさっぱりわからない…。

で、その15時7分に始まったのはRound of 14という、予選1位と14位(最後尾)、2位と13位、3位と12位…という組み合わせで争うやつね。
これも当然ながらタイムアタック形式。
実況とか画面での解説がないと私はわかる気がしない…。
(TVで見ているときは結構楽しく見ていたよ)
現地で見るのも雰囲気がいいから楽しいんだけど、レースを理解して見るにはやっぱり厳しいのかも…?と思わざるを得ない。
いや楽しいんだけどさ!

で、日本人的にもファルケンさん的にも応援していた室屋さんは、オーバーGで失格。残念!

オーバーGって具体的にはどんなもんかと思ったら、10Gを超える時間が0.6秒以上の場合失格、ってことなんですね。
あと進入スピードとかゲートを通過する時の機体の角度とかでペナルティとかあるんだそうで、まあルール自体はシンプルではあるんでしょうけど、ぱっと見わからないものが多いような気がします。
まあそれも見慣れればわかるのかな~?

で、そのRound of 14の結果。
これは7人が勝ち抜けと、敗者でも最速だった人の計8人がその先に進めるということなのね。

Round of 14
1.
Pete McLeod (5) 55.552
François Le Vot (10) 57.224

2.
Hannes Arch (4) 55.668
Juan Velarde (11) 55.972

3.
Kirby Chambliss (6) 54.736
Petr Kopfstein (9) 56.238

4.
Yoshihide Muroya (3) DNF
Nicolas Ivanoff (12) 57.088*

5.
Matthias Dolderer (7) 53.528
Michael Goulian (8) 54.263

6..
Matt Hall (2) 53.816
Peter Podlunšek (13) 57.614*

7.
Nigel Lamb (1) 55.601*
Martin Šonka (14) 56.008*

* Pilot received 2 seconds in penalties


室屋さんの失格もびっくりというかショックだったけど、予選でトップだった人が敗退というのもびっくりでした。

そしてこのころには雨があがってました。
何なのよもう!ここで晴れるくらいなら降らないでよ!←天気に文句言っても仕方なかろう

これが終わった時点で、ピーターは飛行機の都合があるのでもう帰るとのこと。
なので、まあ私も帰ることにした。
雨でディレイのおかげで、最後まで見てたらドレスデン発のICEには間に合わなくなっちゃいそうだったからね。帰りの公共交通は「頑張ればなんとかなる」がないからさ…。
ピーターがチームのみんなに挨拶してるのを遠巻きに見てたんですが、みんな「また来年」と言ってくれたりしてるわけですよ。
ピーターがファルケンさんと「また来年」があればいいなあ…。

ピーターは飛行機はベルリンだったそうですが、ラウジッツリンクに入ってからはいろいろと都合で毎日違うホテルに泊まっていたんだそうです。
(金曜はドレスデンだったけど土曜はベルリン泊だったそうな)
だからレンタカーでも結構ずっと車に乗りっぱなしだから「飽きた~」とか言ってたよ。
24時間を3交代とか4交代で運転しっぱなしとかやる人でもそういうことを言うんだな(笑)

Ruhlandの駅について、まあいろいろピーターから聞いた話(なぜVLN8に出ないかもしれなくなったかとか、来年の展望とか)を思い出してたらなんかやたら悲しくなってしまいまして、日本にいる友達にLINEで通話(笑)
付き合ってくれてありがとう…(涙)

なんでそんなに一人で勝手に悲しくなっていたかというですね、もうレース終わってるから大丈夫だと思うのですが、ファルケンさんがVLN9でBMW M6を走らせてました件。
テストはこのエアレースの週の金曜日にやってたんですよね。ラッギンガーがドライブしたって。
来年の車を変えるってことになるかもしれないとなるとですよ、体制も変わりそうじゃない?

あと結局VLN9になったのですが、もともとはマコヴィッキはVLN8に出ることになっていたんだそうです。
ポルシェ側から(タイヤが違うから比較したいということで)押し込まれたようです。
タイヤ比較っつってもノルトシュライフェの経験自体がそんなにある人ではないので、どうせならパトリック・ピレとかヨルグ・ベルグマイスターの方が良かったんじゃないですかねえポルシェさん…
(VLN9ではスタートして2周目あたりにクラッシュしてるから結局ろくに走ってないし)

もうピーターも43歳になりましたし(9月上旬では42歳でしたが)、契約更新とかって考えるとその辺ちょっと気になるわけよね…。
本当にここ数年で一番「来年どうなるのかしら」って心配になりました。
まあ私が心配してもどうにもならないんだけどね。
心配するくらいなら宝くじで一等前後賞当ててチームにスポンサーして、ドライバー突っ込むくらいやらないとだめだよね(笑)

このころはからっと晴れててまたいい天気になってました。
なんか青空が恨めしかった。

さて、観てはいなかったけどエアレースの結果は一応まとめておきます。

Round of 8
1.
Pete McLeod (5) 55.496
Kirby Chambliss (6) 58.458**

2.
Michael Goulian (8) 55.128
Martin Šonka (14) 53.871

3.
Matt Hall (2) 54.450
Hannes Arch (4) 54.452

4.
Matthias Dolderer (7) 54.867
Nicolas Ivanoff (12) 55.130

** Pilot received 3 seconds in penalties


Final 4
1. #95 Matt Hall 53.642
2. #21 Matthias Dolderer 54.417
3. #84 Pete McLeod 54.916
4. Martin Šonka 56.126


でした。

オーストリアスロヴェニアひいきの私なのですが、まさかこの数日後に、これに出場していたオーストリアの選手が事故で亡くなるとは…。
Hannes Arch選手のご冥福をお祈りいたします。

さて。

電車でRuhlandからドレスデンへ移動です。
「また箱おじさんいたらどうしよう」と思ったけど、いなかった(笑)
なので電車遅延もなしで無事到着。

さてここからはまた観光?モード。
ドレスデン中央駅のショッピングモールは日曜もやってるので、同僚や友人へのお土産を買うことにしました。
日本でもたまに取り扱いがあるDresdner Essenzenの入浴剤とか、便利そうな雑貨とかが友達(というか行脚仲間というか 笑)用。
会社のみんなにはお菓子類。定番のHanutaとか、個包装のチョコとかわさわさ買い込みました。
あと個人用でルイボスティーですね。
日本だと割とお高めな印象のルイボスティーですが、ドイツではスーパーやドラッグストアのPB商品なら(フランスとかのスーパーでも一緒かもしれないけど)ティーバッグ20個入りで1Eとかなんですよ。
(日本でもおなじみTeekanneは1.99Eとか)
なのでルイボスバニラとかルイボスキャラメルみたいな甘い香りが大好きな私は、それっぽいものをめっちゃ買い込みました。
1年に1回ドイツで買い込んで、1年かけて飲んでるカンジ(笑)

お土産類を買ってからホテルに戻って荷物まとめて、ドレスデン中央駅に向かったらなぜかまた雨!
さっき雨あがったんだからもう上がったままにしてくれない!?
雨がまた本降り、そして気のせいでなければ雷雨にまで発達してしまいました。
私がドレスデンから出なきゃいけないから涙雨かしら!(やけっぱち)

雨で駅から出られない(こともないけどあてがあるわけではないので荷物を持ってはふらふらしづらい)ので、結局ICEに乗る前もDitschのピザとMilchkaffeeで晩御飯でした。
いやDitsch以外にもスタバだってあるしもっとちゃんとしたカフェとかもあるんだけど、なんかこれ!っていうのがなかったので「あーもうこれでいいや」って選択したんです。
アジア料理(麺類)屋さんとかもあったのよ~。
だけどDitschのピザのサイズ感がちょうどよくてね…。

ICEに乗ったのは8時くらいだったかな?
フランクフルト中央駅到着は日付変わってましたね。
でもまあフランクフルトはいろいろ知ってるところだし、ホテルも駅至近だしで、その辺は大丈夫。

フランクフルトの常宿(笑)のColour Hotelにチェックインして、シャワー浴びて、Wifiで携帯の中の画像をDropboxに移しながら寝た(笑)
体を伸ばして寝られるこの喜び…!(笑)

以下、またフランクフルト拠点で移動する時のための覚書。
Colour Hotelは安いし駅から近いしWifiも無料だしすごくいいんだけど、設備が行くたびにボロくなっていくのが目に見えてわかる。
そろそろThe Corner Hotelに乗り換えた方がいいかなあ…と思う程度にはガタが来ている。
ドアの取っ手とかがぐらぐらしてるのを放置されてるカンジなんだよね。
安いからしょうがないんだろうけども…。
壁の薄さはColour HotelもThe Corner Hotelも同じくらい。
万が一火事があったときにはColour Hotelの方が建物の作りがシンプルなので逃げやすい(笑)
駅の建物からの距離はColour Hotelからの方が近い。そして飲み屋の前とか通らなくていいので、深夜は少し気楽。
S-BahnはThe Corner Hotelからの方が近い。(でも駅の中を歩くだけだからColour Hotelからでも遠い気はしない)
長距離列車、また駅の南駐車場からレンタカーの返却をする場合はColour Hotelの方が近い。
…ってカンジかな。