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2016年Red Bull Air Race第6戦ラウジッツリンクに行ってきたよ! その1

はい、今年も「ピーターに会いに」ドイツに行ってきました。
いつもだったら「レースを見に行ってきました」なんだけど…今年は「走行は見たけれど見たのはレースではない」という事態になりました。
ということで今回は完全に珍道中日記になります。
(いかんせん私はエアレースの素養がない上に、結果的にはあんまり見ないで帰ってきてしまった)
よろしければ備忘録におつきあいくださいませ。

事の起こりは8月28日(日曜日)でした。
もともと私は、9月24日のVLN8に行く予定ですでに飛行機も予約、宿も一部予約しております。
ダンブレック先生がドライブしていたファルケンポルシェはVLN7では総合4位というなかなかの結果だったので「次に出るレース(つまり8ですね)でもいい結果だといいな」と思いながら、「そろそろレンタカーの予約もしないとね」とか考えておりました。
そうしたら。

そうしたらですよ。

「VLN8には出ないことになって、代わりにラウジッツリンクでのレッドブルエアレースでデモランすることになった」

という情報がしかるべき筋(笑)から入りました。

「えっ?レッドブルエアレース、いつ?」って調べたらなんとその次の土日、9月3日と4日ですよ。
「VLN8に出ないのはわかったけど、その後にレース出る予定とかないですか?」って聞いたら、その時点ではなさそうということだったんですよ。
ピーターをイベントに使ってもらえるのはありがたいですよ!
他の人のスケジュールが空いてなかったからだとしても、ピーターでも(ある程度は)知名度があるという判断をしていただいたんでしょう!
でも!でもね!私が観に行こうとしてて飛行機の予約もしちゃったレースに当てることなくない!?
…と、ちょっと恨めしかった…(涙)

脊髄反射で「あっ、今年はピーターが走るの見られないで終わるんだ、残念」って思ったんですが、VLN8の日程でドイツに行くだけ行って、そこからイタリアのボルツァーノのエッツィ博物館に行って来るかなあ…とか考えていたのですが、改めて飛行機のEチケットを見てみたら、手数料2万円(と差額)で飛行機の予約変更が可能と書かれていたのですよ。

…行けるかも?

ちなみに私が予約した飛行機は燃油・諸税込で65000円を切る、安いチケットのエアチャイナ。
懐具合と相談してみた結果、多少手数料(と差額)が嵩んでも、まあ普通の値段のチケットを買ったと思えば悪くない値段で収まるかも!?という手ごたえ。

しかし、さすがに月曜日に出社して、木曜から休ませてくださいとは言えない…と思ったんですけどね、ためしに言ってみたらOKが出ちゃったのね…。
一応「飛行機の予約が変更できたら休む」ってことにしてたんだけど、飛行機の予約変更が、そんなに高くなくできちゃったのね…。
休ませてくれた会社のみんなに本当に感謝です…。

飛行機は木曜の夜に成田発、その日は上海で乗り継ぎのため一泊。
金曜の昼に上海からフランクフルトへ向かい、フランクフルトは金曜の18時着。
そして土日がラウジッツリンクで、月曜の夕方にフランクフルトから北京へ移動し、火曜の昼に北京を出発、羽田到着は火曜の夜という旅程です。

乗り継ぎで一泊ってやったことがないんですが、航空会社が宿(も足)も用意してくれるんですねえ。
飛行機の変更は結局4万円近くかかったので「さらに上海のホテルも自腹!?」と思ったらそこは追加しないで済んだので、正直嬉しかったです(笑)

で、いかんせん、ドイツは毎年行っているとは言えど、行ったことないところに行くわけですよ。
そして今回は自動車ではなく公共交通機関を使って行くわけです。また行くイベントも、自分になじみがある自動車のレースじゃないわけで…。
まずはレッドブルエアレースのチケットをポチり(現地で引き換えとかじゃなくてプリントしていけばOKだったので良かった)、ふと冷静になって気づきました。
ラウジッツリンクって、フランクフルトからはニュルブルクリンクの比ではなく遠いのですね…。

考えてみたら飛行機の予約変更の時にベルリン行きにできるかとか聞いておけばよかったんだよね。
やっぱり慌てて計画するとダメだなあ…とちょっと反省したりしたのですがまあもう変えちゃったのでしょうがない。

ピーターのデモランは土曜日は13時過ぎからなので、できれば土曜の朝、なるべく早めにラウジッツリンクに向かいたいのでできれば金曜はドレスデンあたりに泊まりたい!
(ベルリンからでも近かったらしいですけど)
フランクフルトについたらドレスデンまで金曜の晩に飛行機で移動するか?
それともICEとかで行くか?…とか考えていたら、「寝台列車があるかも?」と思ったわけですよ。
(ちょうどTwitterで、日本からスコットランドまで飛行機を使わず、主に寝台列車で移動している人を見ていたからでしょうか)
そしてちょっと調べてみたらフランクフルトを深夜0時過ぎに出発、ドレスデンに朝7時に到着という電車があったのですよ!
ちなみにお値段も飛行機やICEよりはお得。
(ホテル代もかからないし)
寝台列車も乗ったことない!楽しみ!と、やたらテンション上がってました。

ピーターのデモランは土曜に1回(13時から10分程度)、日曜に1回(11時から10分程度)だったんですよ。
日曜は何回調べても、公共交通機関だけを利用していたらデモランには間に合わなさそう。
なので見られるのは実質、土曜日一発勝負だったんですよ。
(なので、日曜日はドレスデンを一日のんびり観光してもいいかな、とか思ってた)

そしてDBのサイトで寝台列車(1部屋3段ベッド)を予約。
予約時に性別を聞かれて、女性一人旅なら女性部屋に振り分けてもらえるようですね。
これでとにかくラウジッツリンクに、土曜の午前中には到着できそうという目処がたったので安心できました。
(いざとなったらドレスデンから直接タクシーでラウジッツリンクに行く覚悟もしていた)

現地の土曜日の宿も、ドレスデン駅至近に予約をしたので、とりあえず準備完了!
日曜日以降は本当に流れで、ってことにして、ドレスデンからフランクフルトに戻る電車も日曜の夜のホテルも予約していない。
一人旅だとこんなに適当になっちゃうんだな、自分…。(ある意味本当に適当)

さて水曜日夜までは頑張って仕事をして、帰宅後に荷造り。
木曜夜のフライトなので、午前中は会社に行こうかと思ってましたが休ませてもらえたので、ありがたく休んでのんびりしてました(笑)

この間時間があればDBのサイトとかアプリとかでドレスデンからラウジッツリンク最寄り駅(もしくは最寄りのバス停)はどう乗り継いでいけばいいのかとかさんざん調べてました。
乗り継ぎのパターン調べて、ちゃんとメモ作ってたのよ!(笑)
電車とバスだとどうやってもドレスデンから2時間はかかるようでしたが、まあ2時間 ならいいや!
最後のバスセッションはタクシーにすることも考慮に入れて(また現地でイベント用のシャトルバスがあるかもしれない!という淡い期待を抱いた)、まあ何とか行けるかな、と自分を励ましてました。
(あ、車なら1時間程度だと思います)

慌ただしく出発ではありますが、久しぶりにニュルじゃないところに行けるので結構ウキウキしてました。
今年もまたニュルに行ったらマンタイレーシングに寄ってティーマンのマシンに挨拶して来ようと思ってたのでそれができないのはちょっと残念でしたが、まあ生のダンブレック先生が優先ですね。

さて第1スティント(笑)ですが、エアチャイナの9月1日(木)19時20分発、上海浦東到着が22時10分の予定。
この日の晩が上海泊になります。

エアチャイナは前はオンラインチェックインができなかったのですが、気がついたら『webからチケットを買った人だけ』ではありますが、できるようになっていたようでした。
前(2年前)はできなかったので、進化したのね~!
私はもともとはwebから購入したのでできるかな?と期待したのですが、予約変更を電話で行わないといけなかったので、結局オンラインチェックインはできませんでした。残念。

そうそう、エアチャイナはwebからチケットを買う時、連絡先(Eチケットの送り先)はGmailは使えませんでした。さすが中国!(汗)
でも電話で予約を変更した時はGmailで大丈夫でした。

話を戻しまして。(笑)

自分でオンラインチェックインできなくて席が選べなかったから(通路側希望)、早めに行ってチェックインして席を決めたい…ということで、早々に成田へ行き、成田のチェックインカウンターの前にある端末でチェックインをしようとしました。
そうしたらチェックインできたのは、この日飛ぶ成田~浦東の分だけだったんですよ!
フランクフルトまで通しでチェックインできない理由を係りの人に聞いてみたら、私が上海で荷物を一回出すからということのようでした。
まあできないものはしょうがないので、それはまた明日、長いフライトの方も無事に通路側が取れるように祈るしかない…。

ちなみに成田に早めに行った理由はもう一つあります。
私は、ぬる~くではありますが、スタバのご当地マグカップコレクターだったりします。
成田空港は、成田空港駅とか成田空港内のスタバでも、日本各地のご当地マグカップやタンブラーが買えてしまうのですよ。
(昔、羽田の京急だったかどこかの駅につながるところにあったスタバでも買えたんだけど、今はないかも?)
実は昔、成田で買った北海道限定マグを使ってたのですが、ちょうど落として割ってしまいまして…。
ものすごくかわいくて気に入っていたので、成田で買い直しました(笑)
ちなみに10月にはご当地マグ・タンブラーの柄が変更になってしまいましたので、知らなかったとはいえここで買いなおしておいて良かった…としみじみ思っております。

で、上海には早めに無事到着。
さて次の難関?は、エアチャイナのカウンターで、ホテルから迎えのバスを頼むこと!
エアチャイナのカウンターで、23時までにトランジット用のホテルまでの迎えのバスをリクエストしないといけなかったのですが、到着予定時刻は22時10分でした。が、まあ22時前に到着。
しかし途中で気が付いたのですが、この「エアチャイナのカウンター」がどこにあるかとか書いてないんだな…。
(まあ時間過ぎても電話すればいいらしいんだけど面倒じゃないですか)
とりあえず飛行機を降りて、乗り継ぎのカウンターに行って場所を聞いてみたら、到着ロビーの1階上、出発ロビーにあるカウンターだと教えてもらえました。
で、イミグレを通って荷物ピックアップしてよしまだ20分ある!余裕!と思ったら、税関出口で全員荷物をスキャンしないと通れなくて大混雑。
しかも機内預けの荷物だけじゃなくて、手荷物も通すんだよ…。
前はこんなのなかったような気がするんだが…。

まあしょうがないな~と思いながら列に並んでたら、後ろから手荷物だけの人たちがずかずかやってきて列とスキャンを抜かしていこうとしてたんですよ。さすが中国!とか思ってたら、さすがに税関ではそれは許されなかった(笑)
通り抜けようとしてた人だけは列の一番後ろに戻されてたけど、その人以外はその場で横入りしやがった。
それを見てても何も言わない税関職員って何?とも思ったが、横入りされても文句言わなかった人たちって心広いんだな…。
私はそんなに心が広くない…。

これで間に合わなかったら泣く!とか思ったりもしましたが、税関通った後に本当に走りながら出発ロビーのカウンターへ、22時50分ごろ到着!
ホテルのバウチャーを見せながら相談したら、当然かもしれませんがすんなり話が通じて、「20分くらいで迎えが来るからその辺で待ってて」ってことになり、一安心。
「待ってるのはいいけどちゃんと見つけてもらえるのかな」と思っていましたが、きちんと見つけてもらえてさらに安心(笑)。
迎えに来てくれたホテルの車がマイクロバスで、他に何人か同じような人がいるのかなと思っていたら、自分だけだったので、大きいバスに客が一人で居心地が悪い…。
大きい車を一人のために動かすってめんどくさそうだしさ…。

20分くらいでホテルについてみたら、レセプションの人は英語ができなかったらしく、朝食の時間とか空港へのバスの時間とかを翻訳アプリを使って説明してくれました。
そこで知ったのですが、朝ごはんもついていたんですよ!
外で食べないとかな~と思っていたので、嬉しいようなちょっと残念なような(笑)

部屋はこんな感じ。




あんまり期待はしてなかったんですが、わりと広くて清潔だったんだのですごく嬉しかったです。

お部屋にはペットボトルのお水が2本おいてありまして、飲もうかな~と思って蓋を開けようとしたらするっと開いてびっくり。
よく見てみたら、一口分くらい減ってるのをフタしめてあるのが置きっぱなし!!!!!
めっちゃビビったわ…。
私もそのままにしてきちゃったんだけどあの水はどうなったんだろう(笑)

まあ時間も遅かったのでさっさとシャワー浴びて、洗濯して寝ました。
バスタオルに挟んで水を絞ってから干したら、翌朝(数時間後よ)にはきっちり乾いてて助かった!

さて9月2日(金)。



ホテルで朝ごはん。
基本的にはどれもわりとおいしいごはんだったのですが、このオレンジジュースはバヤリースを薄めたようなカンジでヤバかった。
飲みきれませんでした…。



薄さがこんな逆光のダメダメな画像からでもお分かりいただけるかと思います…。

で、朝8時にホテルのロビーから空港に出発といわれたのでロビーで待ってたんだけど、それでまた出てきたバスが大型バスで、もうなんていうか…。
乗客は私一名なんだけど…。
基本的には外国ではなるべく愛想良く!を旨としているので(もちろん謎の押し売りとかは完全無視なのですが)めっちゃ謝謝+笑顔を連発してたんですが、そのせいで空港に着いて降りたときには運転手さんにも手を振ってもらえて嬉しかったわ(笑)
ありがとう大きいバス動かしてくれた運転手さん!良い一日を!

で、空港でフランクフルト行きのチェックインをしたんですが、係員のお兄ちゃんが日本語で頑張ってくれた。
正直わかりづらかったのですがお兄ちゃんのやる気を尊重した。その気持ちがありがたい…。
無事に通路側が取れたので助かった。とこの時点では思った。
飛行機乗ってみたらうるさい団体旅行客の真ん中に入ってしまっていたので辛かった…。

まあそれはとりあえずおいといて、飛行機のチェックイン後に何も考えずにイミグレ通っちゃったんですが、浦東のスタバって到着ロビーにしかなかったのね。
帰りの北京でマグ買う余裕あればいいな~。
…置く場所無くなってきてるのにまだ買うのかよって自分でもあきれてる…

で、飛行機まで2時間くらいあるので空港内でふらふらしてたんだけども、浦東はあんまり免税店とかで面白いところがあるわけでもないので(そんなに買い物したいわけでもないし)、そこでの時間つぶしで入った店をレポート。

天下餃子ってところでセット食べたんだけどこれがまあなんとも言えずおいしくなかった。
どのくらいおいしくないかというと、機内食の方がおいしいくらい。
マジおすすめしない。
隣の許留山とかの方がよかったよねきっと…。
味千でも良かったかもって思ったくらいでした。
口直し?にセガフレードMezzo Mezzo Freddo頼んだんだけどこれもなんかイマイチ。
空港での食べ物って期待しちゃダメだよねっていうのが身に染みました。
(でもセガフレードでもおいしくないのはかなり衝撃だった)

そうこうしているうちにボーディング。空港で水1本買って持ち込みました。
水飲みたいときにもらえるとは限らないしね~…。

今回はフランクフルトには18時5分に到着なのであんまり寝ないようにしよう、と思っていたのですが、あんまり寝ないようにしようどころじゃなく、全然眠れませんでした。
去年のエティハドで「隣の人がなんか挙動不審で怖い」っていうので寝られなかったのより全然寝てない。
とりあえず寝台列車では良く寝られそうだからいいや、ってことですね(遠い目)

先ほどさらっと「団体さんの真ん中でつらかった」と書きましたが、まず隣の席の男性がずっと咳払い、鼻をすする、痰を切る、のルーティンで騒音を出し続けていて、耳栓してても眠れなかった…。
「げほげほっ!ずずーー!かっ!」が12時間です。
彼が目を閉じてても数分に1回レベルで咳払い、しかも遠慮なしの音量です。、耳栓をしていてもほんと寝てられない…。
その男性がちょっと静かだと周りの人たちが大声で喋ってるのが耳につくし、ノイズキャンセルのヘッドホン買うべきだなって思いました。
本当に辛かった。
(救いは何を話しているかさっぱりわからないこと)
私も寝てなかったけど周りもほとんど寝てなかったなあ…。
こんなに眠れなかったのは本当に初めて!

まあそのおかげで、私にしては珍しく機内では映画を見ていたのですが、なんかレース関係っぽい映画が2本あったので見てみました。
次の記事は、長くなるけどあらすじと感想です。