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2017年上海のWECの金曜日と新昌に行ってきました その7

さて翌日、最終日の日曜日。
朝からまじめに荷物をまとめて、一度外に出て朝ご飯を買って食べてきました。
Wさんには「春餅食べて!看板出てるはずだから!」って言われてたんだけど、その春餅が見つからない…。
お腹すきすぎて機嫌が悪くなりそうだったから(大人げがない!)、もう前日の朝ご飯の梅干菜餅でもいいかな、あれおいしかったし…と思ってたら、その隣になんか、蒸したものを売ってるお店がある。
芋餃って書いてあるのよ。
ちょっと気になったので2つ買ってみたら1.6元だった。
指サイン、1は1本指立てるやつなんだけど6は親指と小指伸ばして残り3本折るやつね。
(ちなみにこの指サインは6以降はエリアにより違うらしい。まじか)




小さいおまんじゅう(コンビニの肉まんの半分くらいのサイズ)の中が、塩コショウとなんかのダシ?の味のきいてる、つぶして(練って?)あるじゃがいも。
めっちゃおいしいよこれ!
ちょっとぐぐってみたら、台湾とかだとサツマイモの茹で餃子があるみたいですが、これはじゃが芋です。私はサツマイモが苦手なので、ジャガイモで良かった…(笑)

この日は大仏寺に行ったらタイムアップだろうな、って感じ。
ご飯のあとにホテルに戻って、チェックアウトしてからWさんと合流。
大仏寺はやっぱり徒歩2km近いんじゃないかなあ…。
Wさんは普段は「こんなに歩かない…」と言っていた(苦笑)



私は入場料80元かかるのですが、地元の人は身分証を見せると無料で入れるそうです。(ただし春節とかの繁忙期は除く)
北京の民族園とか思い出すと、中国って結構入場料とか高いような気がする…。

この大仏寺周辺と園内なんですが、中国語、英語の案内の下に日本語の説明も書かれていたのですが、この日本語が絶対日本人の手が入ってないやつでさ…。
せっかく作ってるのに残念な感じでした。
「Wさん、売り込みしといて!(笑)」とか言いながら歩いてました。



入口からしばらくは普通の公園っていう感じ。
木化石を集めた木化石林公園の奥には恐竜とかワニの像?が置いてある公園(というかスペース)があったりして、子供は大喜び(笑)




ここはお寺というよりも『仏教テーマパーク』という感じの公園…と思っていいのかも。
結構普通にピクニックしているご家族とかいましたよ。

公園内に点々とお寺や仏像があるのですが、高所恐怖症の私が!山を登って!桟道を歩いて!!!『アジア最大の寝仏』を拝んできました。




寝仏って言うとタイな気がするけど、サイズ的にはこちらが一番なのか…。

その後千仏禅院というところで、幅18m弱、奥行き10m強の石窟に1040体の仏像が彫られているそうです。
隣に小部屋があって、そちらにも35体。
風化してしまっている仏様だけど、それだけ昔から信仰されているのだな…としみじみしてしまいました。

こちらはまた別の山際にあったんだけど、身に着けているものがとても中国で、なんか関帝廟とかを思い出す(笑)



その後すっごい広い放生池を見てたら、Wさんが「おお!」って感じで、誰かと挨拶してる。
「お知り合い?」って聞いたら「おじさん夫妻」とのことでとてもびっくりしました。
おじさん、おばさん、Wさんには本当にお世話になっています…と言いたいが言えない!もどかしい!(涙)
Wさんが「この人は日本の会社の人~」くらいは適当に話をしてくれていることを期待して「んはう(你好なんだけど、この辺の発音だとそうなるそうな)」と日式のお辞儀でご挨拶させていただきました。
いやあびっくりしました。



そのあとは大仏寺のご本尊?の弥勒石像を拝みに行ってきました。
これが486年から516年にかけて彫られたものだそうで…。
日本って486年の頃って顕宗天皇、516年って継体天皇の頃。古墳時代ですよね…?

日本に百済から仏教が伝来(現在では公伝、というそうですな。国同士の使者がお経を持ってきたのがこの年あたり?ということか)したのは538年もしくは552年とされているそうですな。
もっと前、522年に渡来しているらしい司馬達等(止利仏師の祖父…とか言うと頭の中には日出処の天子だわ)がお経も持って来て自宅に仏像を安置、お堂も作ったということなのですが、それよりも前ですね。
単純にそんな、1600年以上も前のものが大事にされ続けていることがすごいよね…。
結構中国の人もまじめに拝んでいる人は多い。
(Wさんは拝んでないけど 笑)

お堂は現在修復中。



ふっと見たらお堂の中でご朱印がいただける!
まさかご朱印とかいただけると思っていなかったので何かいただけるものはないか…と考えたら、このお堂の外でいただいたお経の冊子があったので、そこにいただいてきました。
ご朱印は5元でお願いできます。
結構押し方は適当です。日本人的にはちょっとイラっとするよ(笑)
こちらにまた行くことがあれば、その時には御朱印帳を持って行ってみようと思いました。

この大仏は弥勒菩薩なのですが、この大仏の前で天台宗の開祖が亡くなったんだそうです。
彼が弥勒菩薩にささげた衣服を奉って、智者大師紀念塔が作られているようです。
天台宗のこと一度おさらいしてからまたゆっくり来てみたい!
(早歩き見学だったのですよ)

このころもうお昼くらいになっていたので、そろそろお寺の外に向かわねば…という時間帯になっていたのですが、この中でもう1か所行きたいところがある、とWさんが言いました。
「おっ、どこだ?」と思ったら栖光浄院というところ。園内地図にもあったりなかったり…。
「ここは父が、建設工事の監督をしに行ってたんです」とのこと!
そりゃ行かないといかん!ということで場内で案内図を探してそちらに向かいました。

栖光浄院はいわゆる日本のお寺みたいに、故人を供養してくれるシステムがあるお寺のようでした。(仏に祈るだけではなく)
2008年にお寺を建て直したのに合わせて、新たに大きな塔を建てたんだそうな。



本当は塔の近くまで行ってみたかったけど、塔が巨大だからけっこう遠い…。
園内を歩いてすでにヘトヘトのWさんは「行かなくていいよ、遠いから…」と言い出した(笑)
こちらは73m、9階建ての塔だそうです。ひえー。



しかしお寺でも案外カジュアルな表現があるんだな、と思ったポスターがこちら。



THEって!(笑)

そういえばこのお寺の中のお土産屋さんエリアで、普通に中国の国旗とか売られてるのよ。あれが日本人からしたら珍しいっていう話をしたら「どうして?」と聞かれてしまった。
どうして売られていないんだろうねえ…(汗)
本の学校で国歌を歌う時に、先生が歌わないとか歌わせないとかいう話もあるんだよ、って言ったらめっちゃびっくりしてた。中国ではまああり得ないんだろうなあ(笑)
自衛隊は正しくは軍隊ではない、とかね(笑)
そういうしょっぱい話もしたけど、Wさん、一度日本においでよ…(笑)

お寺を観光したあとはお昼ご飯をどこで食べよう?って探してたんだけど、その途中で番薯酥っていうのを見かけた。
Wさんに「この辺の食べ物?」って聞いたらそうだとのことなので買ってみた。
空港でWEC組の友達に会えたら食べてもらおうかな~と思ってさ。味はわからんけど!(笑)

その後、また「ご飯とおかずっていう組み合わせでお昼ご飯が食べたい」という私のリクエストで、食べたご飯がこちら!



沙県小吃だったんだけど、福建省の方の料理?なの?
ちょっと辛め(しょっぱいのではなくてhotね)の味付けで、四角いのは油揚げみたいな感じだった。

お店は一応テーブルがあって店内でも食べられたけど、基本的には持ち帰りが多いお店だったみたい。
持ち帰りを待ってるお姉さんが何かの種をがりがりかじり、殻を捨て、種をかじり、殻を捨て…とやってる姿が。
「こっちは店内でよそからの持ち込みのものを食べるのは普通なのねえ」って話をしたら、「今の若い子はほとんどしないよ。高校生くらいの子だと、店内とか食器がちょっと汚れてたらもう『食べない』ってなる」とのこと。
日本が通ってきた道だよね…。