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2018年に観た映画(ネタバレありまくり)

2017年版に続いて、2018年に観た映画メモ。
まあ、観た数が分かるくらいしか観ていないって話なんですが…。
自宅でアマゾンプライムビデオとかで見たのは省いてます。

1月の上旬には『キングスマン:ゴールデンサークル』を見ました。
なんかやたら長いし詰め込みすぎの感もあったのですが、でもやっぱり楽しかったなあ。
続編とかスピンオフの企画がもうあるようですね。
スピンオフ、マーリンを主役にしたのがあるといいな…。
キングスマンだとマーリンが一番好き。
そして今度カラオケに行ったらCountry Road, Take Me Homeを歌ってしまいそう…。

次は3月7日。
『ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男』を観ました。
私は学生のころに懐かしの『ファッション通信』で彼のデザインのファンになったのです。
これは見ないと!と気合入れて、がんばりました。
これは見てよかった。
良い物をみた…。
サービスデーに見たんだけど、1000円で見させていただいてしまって申し訳なくなるような映画だった…。

この映画では彼の創作への姿勢、仕事風景、プライベートが見えたんだけど、仕事の話をしているときの顔と、パートナーのパトリックさんの話をしている顔が全然違ってね。それがものすごくsweetだったんだ…。
ファッションショーの最後に彼が出て挨拶をして、戻ってきたら必ずパトリックさんとキスしてたりとかね。
パトリックさんとはこの映画の撮影の時点で「30年?いや28年か(パトリックさん談)」って話でしたが。
監督さんが「いつ恋に落ちたんですか?」と聞いたときに「それ、この映画に必要な質問?」って返していたドリスがいい顔してたのよ!
本当にいい顔だった…。

この話の流れで、彼のファッションショーが終わった後に取る休暇の話が面白かった。
「一日の前にプラン(予定)じゃなくてタイムテーブル(時刻表)を作る。駐車場からまず庭に直行して庭を30分鑑賞。そうしたら屋敷を30分、その後30分お茶飲んだりして休憩。次の場所まではグーグルマップで38分とか45分とか~みたいな。だからいっぱい回れるよ。でもこれ言うと笑われるんだよねえ」とかいう感じだったかな。
日本人の観光スケジュールみたいじゃない?(笑)
あとファッションショーの後には「ああしたらもっと良かったかも」とか考えちゃうから特にショーの直後に映像を見返したくない、とかいう話とかも、なんかこう親近感がわいた(笑)

彼の家の中で飾る花とかもちゃんと家具と色合わせを考えて飾っててね。
彼が作る服とも一緒のこだわりが見えた。
彼の中では昔のことも今のことも、バロックルネッサンスもモダンアートも同じ扱いっていう話をしている方のインタビュー映像があったんだけど、それを感じたシーンだった。

「デザイナーとして自分はspoiledされている。世界中のファブリックを集めてもらっている」と彼は言うけれど、彼が求めていることに応える喜びというのもあるんじゃないかなあ…と思った。
刺繍についてもコルカタに職人を集めた工場を持っていて、彼らの仕事が途切れないように毎シーズン刺繍を取り入れたコレクションを作ってるとかさ。
彼と仕事をすると、なんか運が向きそうというか…いやそれが彼の名前によるものとかではなく(「うちはドリス・ヴァン・ノッテンと仕事してるんですよ~」って営業トーク的なものとかではなく)…。
もちろん彼が仕事で不機嫌になることもあっても不思議ではないんだけれども、映画で見えてた彼のユーモアのセンスというのかな。それも素敵だったな。
なんかこう、「かくありたい」と思えるものがたくさんあった映画だった。
別にそういう映画じゃないと思うんだけど(笑)、とにかくいろいろ「美」や仕事に対する意識とかこだわりとか、愛情とか…いいもの…いい「気」?とかみたいなもの?をもらえた映画だった。

「ファッションという言葉は好きじゃない。ファッションは数か月たつと古くなってしまう。もっとタイムレスな言葉が必要」という彼の作る服は確かにタイムレス。
今見ても古くないもの…というよりも「いつ見ても素敵」だよね。
見終わってから家に帰るまでの間、なんか背筋がピンと伸びたような気持ちになった映画でした。

あとね、映画を見てしばらくたってから青山のドリス・ヴァン・ノッテンに行ってみたんですが、店員さんがとても親切で良かった…。
やっぱりいつか何か手に入れたい…。

4月には、2週間限定だというのでついつい『クソ野郎と美しき世界』を観に行ってしまいました。
これ、あとで見たくなってもなかなか名画座とか、TVとかでの放送ってなさそうじゃないですか…?
(まあサントラがAmazon限定DL販売ということなので、Amazonで動画の購入とかはできそうですが)
DVDとか買って上映会してくれるほどのSMAPのファンもいなさそうなので、TOHO シネマズでポイントが貯まっていたので、無料で見てきてしまいました。てへ。

無料で観に行くくらいですから、期待しないで観に行ったというのがなんとなく伝わるのではないかと思いますが、予想に反して、すごく楽しめた映画でした。濃かった…。
吾郎ちゃん、慎吾ちゃん、草箸�C鵑