…とはいえ18日月曜日は朝7時半くらいには起きてしまって、なんなく荷物を整理してチェックアウトしても9時でした。
結局TVつけっぱなしで寝ちゃったんだけど、朝になったら理大の学生さんたちの姿が見えない。
何があったのか心配になりますね。みんな無事でありますように…。
ホテル近くから旺角に向かうのに葵芳駅に行きたかったので、ホテルの人に「ミニバス乗り場ってどこ？」って聞いたら親切に教えてくれた。ありがたかったです。
香港、ミニバスに乗ったのは初めてかもしれない…。
（普通のダブルデッカーとかには乗ってますけど）
ホテルを出て建物ぞいに歩いていくと88Gと88Fってあって、88Gに乗るようにと教えてもらいました。帰りの乗り場は葵芳駅の同じ場所、ですって。
必要な情報を一気にすべて教えてもらえて助かった！
そして88Gのバスに乗るときももたもたしてたら、通りすがりの男性が親切に教えてくれた。ありがたい…。
香港は英語が通じやすいからやっぱり楽だ～。
（マカオもだいぶ通じるようにはなりましたけどね）
朝から天気がいい。こんな青い空の下でもデモは行われるんだろうよなあ…。
なんか不思議に感傷的になってしまいます。
葵芳駅についたら銃を持った警官が数人立っていたので写真とかは撮らなかったんだけど、オクトパスカードにチャージしようとしたら「この機械は暴動のために壊されていて使えません」って表示が出ているのがほとんど！
切符を買うのが1台くらい生きてたかな。
正直、本当に壊された？って感じがしなくもない見た目だったんだけど、"because of vandalism"って書いてあった。
まあ、まだ少しはオクトパスの残高が残っていたからそのままMTRに乗って旺角へ。
旺角では、明確に「ああ機械が本当に壊されていますね…」ってなっていました。
ってか出入口が減らされて、エスカレーターも止まってる。
ランガムプレイスには10時前に着いたのですが、こんなに人少ないっけ？って思いました。
駅からランガムプレイスに行く通路は「暴動のため壊されました」と貼り紙されている広告や設備ばかり。
ここも、動いてる券売機はとても少ない。
チャージするのは駅員さん対応みたいな感じですごい行列になっていました。うへえ…。
そしてランガムプレイスに着いたのはいいのですが、映画のチケットどこで買うんだ？とうろうろ。
警備員さんに「映画館探してます」って聞いてみたら「チケットは？」「持ってません」「じゃあ外に出て、建物沿いをぐるっと右に回ればあるから」って教えてもらい、外に出たらびっくり。外が茶色い。
運動部がランニングしている田舎の学校の校庭みたいといえばいいかしら…。
ものすごく埃っぽくて、空気が茶色い。
歩道のタイルとかがはがされてその下の土が見えているのですが、その土ほこりでものすごい目鼻に来る。
お店の壁とか地下鉄の入り口にスプレーでいろいろ書かれている。
青衣の方は「光復香港 時代革命 五大訴求 缺一不可」レベルしか見かけませんでしたが、旺角は香港の警察や政府、また中国に対しての不満を述べているものが非常に多い。
字面もすごい物騒…。
とりあえず映画のチケットを買いに行きましたが、4DXなので120HKD強でした。普通のなら60HKDしないくらいみたい。
「席はどこがいい？」って聞かれたのですがわからないので、「どこがおすすめですか？」って聞いたら真ん中の真ん中を取ってくれました。
この時点で席が埋まっているのは…私の分だけだったのでちょっとびっくり。
まあ、月曜の午前中だからね…とは思うけどさ…。
チケットを買った後も少し時間があるからふらふらしていたのですが、ネイザンロードがガラガラ。
ここ、ネイザンロード？？？って、地図アプリで何回も確認しちゃったよ。
ネイザンロード、信号の電気がついていない。
赤も青もないのでみんな、車も人も適当に渡っている。
まあ、少し離れたところの生きている信号のタイミングで車が来るので、車が来ないところで道路を横断するのはそう難しくはないんだけどね。
ぼんやりしてると危ない（笑）
とりあえず念のための下見で、毎年お邪魔している西瓜の店こと「糖堂」の位置を確認しに行ってきました。
ネイザンロードはすさまじいけど、一本入るとだいぶ違う。ほとんど変わらない感じかな。
あ、でもアーガイルストリートも歩道はボロボロ…。めちゃめちゃ歩きづらい。
それでもまだ時間があったので、ブランチを取ることにしたのですが、たまたま見かけたシンガポールのカヤトーストのお店に入りました。
ここのビルも何回かは来たことあったので覚えてるんだけど、ネイザンロード側からお店に入るのに「えっ、お店、あいてる？入れるの？」 ってなりましたね。
中に人がいるからお店やってるんだとは思ったけど、開いているとは到底思えないエントランスでしたよ…。
日曜の晩の宿、旺角にしていたらたどりつけなかっただろうな…。
お店で食べるカヤトーストって初めてだったんですけど、おいしかった！
のんびり飲食していたら、あっという間に時間がたってしまい、走ってランガムプレイスへ。
ランガムプレイスに行ったはいいけど、デモ対策で店内への入り口が閉まっていて、どこから入ればいいのかわからない！
ようやく入ったら今度は映画館のシアターも間違えてしまい、わたわたしていたら上映開始時間をうっすら過ぎてしまいました。
でも幸いなことに、日本ほどじゃないけど予告編とか入るから、本編には間に合いました。良かった！
ちなみに中には私以外のお客さんは一人しかいませんでした…。
2名ですよ。プライベートビューイング…。
で、映画の感想としては…レース映画として見るとRushってすごかったんだなぁって思う。
耐久レースが全部スプリントレースにしか見えなかったとか、なんかマイルズ以外が全部敵みたいに見えたのはちょっとアレな点かな。
だけどレースが関係してないところの、キャロル・シェルビーとケン・マイルズの絆とか、ケン・マイルズの親子の絆的な映画って考えるといい話だったって思う。
まあいずれにせよドキュメンタリーじゃないしね～…。
タイトル、私はイギリスとかヨーロッパ圏のLe Mans '66っていうタイトルの方がよいと思う。あんまりフェラーリ関係ない…。
あとLeo Beebeがかなりな悪役になって…。
でも映画の中のキャロル・シェルビーの"My name is Carroll Shelby. I build racecars."ってめっちゃめちゃかっこよかった！
マット・デイモン満喫したな。マット・デイモン好きになった（笑）
で、これ4DXで見たのでぐわんぐわん揺れたりして面白かった！むち打ちになるかと思ったくらい揺れた（笑）
主にレースのシーンでごんごん揺れて、あとスタートのところの雨のシーンで水が降ってきた。あと途中のテストでのクラッシュの時に匂いとか、煙っぽいのも上がってた。
印象としては、こんなにエフェクトかかってる4DX初めてだったかも。
っていうか、4DXで見るべき映画ってこういうのなんだろうな…。
あと「中華圏の人はエンドロール終わるまで見ない」ってやつを体感しましたね…。
私は「出演・制作に敬意を表す」というよりも、前にエンドロールの後にオマケ映像があるみたいな映画があったので、そういうのがあったら悔しいから最後まで見ることにしているんですけれども、私以外の唯一の観客のおじさんはエンドロール始まったら早々に出ていくし、室内掃除の人がスタンバイしているのは見えるしで、落ち着いて最後まで見られない！(笑)
一応最後まで見ましたが、荷物片づけて出口の近くに移動して見てたよ…（笑）
映画は10時50分からで、割と長い映画だったから出てきたらもう午後2時くらいなのですが、ランガムプレイス内、朝と人（客）の数とか、開いているお店の数がかわらない…って思っている間にも逆に店が閉まっていく。
まじかよ！午後2時だよ！14時だよ！
ランガムプレイスの中でお店見て時間時間つぶそうと思ってたけど、これは外にいて様子を見ながら、何かあった場合には地下鉄、それがダメなら足で移動してからタクシーとかバスとかに適当に乗って脱出するとか考えたほうがいいやつ…？って思いましたね。
ランガムプレイスと地下鉄がつながっていたところが閉鎖されましたからね…。
前にどこかのショッピングモールから出られなくなったとかいうニュースを見たから、そうなったら困るなあ…と、ランガムプレイスから出ました。
友達の家に行く約束っていうのもあるけど、帰れなくなるとか大使館のお世話になるのは困るので…。
本当は外を歩くと埃っぽくて目鼻がチクチクして、なんか花粉症の時みたいになるから出たくなかったんですよねえ。
ちなみに午後から西瓜を食べるからと朝から花粉症の薬を飲んでいたのですが、埃はまた別なのかねえ。
映画の前に20-30分外にいただけでかなり鼻水出てきてひどくなってました。映画館の中ではすぐ落ち着いたんだけど。
近辺で「中国製の催涙弾使われたから、子供や年寄りはこの辺には長くとどまらないでね」っていう貼り紙があったんですよ。
催涙弾は関係無いって言って…埃のせいって言って……。
（ちなみに、帰国後には腕に謎の発疹ができまして、しばらくビクビクしてました 苦笑）
糖堂が開くのは午後3時からだったので、ネイザンロードの1～2本外側をふらふらしていたのですが、ちゃんと女人街は開いていたので強いなって思いました（笑）
あと普通に野菜とか売ってるストリートマーケットもやっていた。
で、ふらふら歩いている間にコンビニに入って帰りのMTR分をトップアップしたのですが、そうこうしている間にもデモの参加者っぽい人たち（マスクしている若い子たち）が増えていく…。
あのゴツいガスマスクしてる子もいてね…。
なんか泣きそうになっちゃいましたよ。
昼間なら平気かな？と思って、野次馬兼ねて旺角から尖沙咀まで歩こうかな？とか思っていたのですが、途中の油麻地でもうデモの参加者が何か叫んでいるところにかち合ってしまったので、そこからまた折り返して旺角に戻りました。
歩道のタイルがはがれていた理由とかわかりましたわ。あれ、はがしたタイルを道に並べて、車が通りづらいようにしていたのね…。
あの街の荒れようを見るとね…学生さんたちが必死で訴えているのを見るとね、なんとか、なんとかうまい落としどころがありますようにって思いますよ…。
ほんとにね、ほんとに自分が何気なく持っている日本の選挙権は大事にしようと思った。
（アメリカも投票するのに登録が必要とかあるけど、日本はそういうのもないもんね。気軽に投票できるんだからやらなきゃもったいないんだろうな、と）
そのあとスーパーを覗いて潮州辣油を買ったり、梅干菜を探したり、あとはお寺に入ってお参りをしたりして時間をつぶしたのですが、ようやく3時になったので糖堂に行きました。やっほーい！
お店に入ってメニューを見ていたら、お姉さん（多分店主の奥さん）がメニューをめくってトントンって指さしたところがあって、私が食べたい幻彩西瓜盅を指さしてくれる。
あははははー、バレてましたかー！（笑）
今年も、Facebook経由で「11月の14日から18日の間、お休みってありますか？」って問い合わせしたから、なんとなく「これは去年も来たあいつかな？」ってバレているのかもしれないですね…。
本当は幻彩西瓜盅以外のメニューも気になるんですけどねえ…。
晩御飯を友人と食べに行くから、そこではちゃんとお腹を空かせておかねばならんのですよ。
去年までみたいに14時開店だったら2品頼めたかなあ…でももう昔ほど量を食べられないから無理かな。
今の自分の胃のサイズは過信できないのですよ…。
まあいいさ、西瓜をみっちり満喫します！
いろんな種類のフルーツも、謎のプチプチ（爆珠？）もおいしい。
下の涼粉もいいアクセントで、飽きずに西瓜一つぺろっと行けますよ。
今回は西瓜自体もとてもおいしくてうれしかった。
ちなみにこのために私はアレルギーの薬も飲んで、先にKowloon Dairyの牛乳を飲んで胃の粘膜を保護してから臨みました。準備万端（笑）
おかげで口の周りがかゆいくらいで済みました。
今年も48HKDだったかな。52HKDだったかな、まあ50HKD前後です。
とってもおいしかった…！
お会計の時に「また来ますね！」って言ってきた（笑）
また香港に行くときには行くよ、ほんとに！
そこから旺角の駅まで歩いたのですが、大した距離でもないのですがその間ですら、午前中よりも歩道のタイルをはがされて、ボロボロになっていく…。
車道にタイルを並べる若い人たちがいました。
あと、午前中は通れていたネイザンロードも通行止め…というか、デモの有志が通行止めにして、交通整理をしている。
尖沙咀方向からデモが北上してきたのかなあ…。
閉鎖されているMTRの入り口に、開いている出入り口の案内が貼られていたのでそちらに向かい、MTRに乗って旺角から離れて、正直、ほっと一息…。
そういえばこの日は香港理工大の近くで日本人の学生さんがデモの様子を見に行ったら香港警察に逮捕されてしまった人がいたそうで。
学生さんだから、デモに参加している人と年代も一緒だしね。
彼も無事に釈放されて日本にも帰ってきたそうで何よりです。
MTRで葵芳駅に戻って、ミニバスに乗ってホテルに戻って、荷物を取ってから茎湾の友人の家まで、18時をめどにタクシーで移動です。
友人のお宅では夫婦そろってテレワーク、あとお子さんも小学校が休校になっているので家にいるので「早く来て、うちの子と遊んでいてくれてもいいんだけど（笑）」的な連絡も来ていました。
あんまり早く行けなくてすまんな（笑）
友人の奥さんに会うのは初めてだったんだけど、お子さんに会うのは2回目かな。
でも前は小さいころすぎて向こうは当然覚えてない（笑）
「日本からお父さんの友達が来る！」ってテンション上がっちゃって、友人曰く「クレヨンしんちゃんみたいになっててごめん」だそうでした。
いや別に全然平気なんだけど、クレしんって香港でもポピュラーなんだな…とは思いました（笑）
その後友人と近くのショッピングモール内の上海料理屋さんに行きました。
「香港で上海料理」ってそれもどうなんだ、何かのネタかっていう気持ちもあったのですが（笑）、でも友人一家のご贔屓ということだけあって、とてもおいしいお店でした。
この小さい蓮すごいおいしかった。またどこかで食べてみたい。
茎湾から空港までのバス、21時台のに乗ろうかな～と思っていたのですが、万が一何かあって遅れたらいけないということで、1時間前のバスに乗りました。
今年も香港でも楽しかったです。お世話になりました。
空港までのバスも何事もなく普通に着いてしまったので、飛行機のチェックインも済ませて空港で買い物でもするか…と思ったのですが、店が開いていない！
前より早く来てるのに閉まってるお店が多い…。うーん残念。
ディズニーのグッズ、買う気満々のがあったんだけどな（笑）
パスポートコントロールも早々に通過してゲートの方に向かったのですが、なんかどうもマカオGPの二輪の方のチームの人たちがいました。
そういえば昔、マナーとかプレマのみんなと空港で会って大笑いしたことあったなあ…。
で、まあ、帰りの飛行機に乗り込んでまたすぐ寝て、無事に羽田に着きました。
2019年の行脚はこれで終わり！
皆様一年ありがとうございました。2020年も何卒宜しくお願い申し上げます！
