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ミューぽん2015で元を取れるかチャレンジ! その1

2014年は「東京ぐるっとパスで元を取れるかチャレンジ!」をしておりましたが、一応結果としては700円得をしました。
東京ぐるっとパスは2ヶ月しか期間がないので、毎週出かけるとか、ゴールデンウィークに使うとかしないと私は使いきれないかな…という気がしましたので、2014年12月のうちにミューぽんAndroid版を購入。
ということで、今年は『ミューぽん2015で元を取れるかチャレンジ!』をすることにしました。
目標金額はトータル1000円の割引です。行けるかな?

まず購入直後の2014年12月25日、パナソニック汐留ミュージアム『ジョルジョ・デ・キリコ 変遷と回帰』展を見てきました。



これ、最終日の前日に行ったらもう図録が売り切れで、ショックでした…。
やっぱり美術展は早めに行かないとダメね…。
私が行ったときも最終日に近いからか割と混んでるな~と思ってましたが、終盤は午後からは入場制限かけてた日も多かったとか!
人気だったんだなあ…。

初期(かつ一番有名であろう)の形而上絵画から古典主義に移行、そして再度形而上絵画に戻る(っていうか自作のリメイク)のを流して見られて、楽しかったです。
リメイク(&グレードアップ)後の絵の方は意外と見たことなかったな、と思います。
デッサンもびっちり展示してあったんだけど、当たり前だけど上手いんだ!
ピカソもだけど、上手い人だから突き抜けた表現方法とかできちゃうんだな…(っていうかそういうのを試したくなっちゃうのか)とかしみじみ思いました。
あと、奥さんのイザベラさんのこと愛してるなあ、というポートレートもあった。
これはネオ・バロック時代のが印象深いかな。
(タイトルとかすっかり忘れてるけど)

私は彼の形而上絵画はなんかこう見ていて不安になる感じで(遠近法がおかしいとかですね、例えば影がないとか、あっても向きがおかしいとか)、なんかもぞもぞするんだけれど、その気持ち悪さがなんかクセになる…って感じです。

この時点で100円のお得。元を取るまで900円です。

この後にはミューぽん対象ではなかったのですが、上野に移動して『フェルディナント・ホドラー展』を見てきました。



ホドラーを最初に見たのはウィーンのパレ・リヒテンシュタイン(多分。ベルヴェデーレではない。もう20年近く前だからよく覚えてない…)なのですが、彼も象徴主義の画家として有名なのかなと思います。
私が彼の絵で一番好きな時代はやっぱりパラレリズムの頃なんですけれども、この並んだ感じとか大好きです。
(あんまり関係ありませんが自分も何か描くとこういう感じになるんだけどセンスが悪いのでバランスめっちゃ悪くなります。ははは…。)

ホドラーも、例えばセザンヌのモンサンヴィクトワールのように、レマン湖とかを繰り返し描いていて、その2つを1部屋に並べてあったのが面白い展示でした。
ずらーっと並んでるレマン湖の絵を、横移動しながら見てました。
繰り返し繰り返し見てました。楽しかったです。
写実的とは言いがたいと思いますが(明らかに雲とかが象徴主義のスタイルとかね)、これ全部紙芝居みたいにして見てみたい、って思いました。あとパラパラまんがとかね(笑)
ホドラー展(とチューリヒ美術館展)は東京の後に神戸に行ってるんですよね。
私の文章見て興味がわく方もあまりいらっしゃらないとは思いますが、見る機会があればぜひ!とオススメしたい展示です。
スイス行ったことないので行ってみたいんですよね。
バーゼルのココシュカの「風の花嫁」が見たい!
(正直、山とかはそこまで興味はない)

…なんでいまさら2014年のことから書いてるの、って話なのですが、2014年は10月に母が入院したりして、退院してくるまではなんかやっぱり落ちつかなくて、どこかに行ったら書いてたりしたブログもあんまり書く気にならなかったんですよね。
今になって書く気が出てきたっていうのはやっぱり自分的には母の病状(というか体調)が落ち着いたのと連動してるかなあと思います。

次に狙っているミューぽんの使用機会は東京都庭園美術館(復活待ってたのよー!)の『幻想絶佳 アール・デコと古典主義』と原美術館の『蜷川実花 Self-image』、あとブリヂストン美術館の『ベスト・オブ・ザ・ベスト』ですかね。
庭園美術館は4月上旬で展示が終わってしまうので、それまでには行きたいです。