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ミューぽん2015で元を取れるかチャレンジ! その3

さて引き続き、ミューぽん2015で1000円の元を取れるかチャレンジ中です。
ゴールデンウィーク初日の昭和の日(いつの間にかみどりの日から名前が変わったんですねえ)、ブリヂストン美術館でBest of the Best展を見てきました。



私はあまりあそこで有名どころのコレクションの時代の絵ってそんなに好きではなくて(印象派とかあんまり…。フォーヴとかは好きだけど)、なので訪問したのは去年の「描かれたチャイナドレス─藤島武二から梅原龍三郎まで」が初めてだったんですよね。
なので今回が2回目です。
今回は一時閉館前に行っておくか…と、興味というよりは義務感的な感じだったのかな。
ミューぽんの割引もあったしね(笑)

行って、食わず嫌いはいかんなあ…と、ちょっと反省した。
まあなんだかんだ言って、行けばそれなりに楽しんでくるんですよね。
あいつはダメだ!ダメ男だ!みたいな感想を語り合いながら帰ってきたジャクソソ・ポ□ック展みたいなものもありましたが、そういう感想になるのもまあそれはそれで楽しい…とか余裕かましてるのは、いただきもののチケットで行ったからでしょうか。
自腹で1500円とか出してたらちょっと厳しいかもしれないな…(笑)

現地に着いたのは1時前くらいだったのですが、なかなかの盛況ぶり。
チケット買うのに数分並びましたからね~。(10人くらいかな?)
ちなみに帰りには入口の外の歩道までチケット購入者の列が並んでました。びっくり。
今回は800円のところが100円引きで700円になりました。
この時点で1000円のうち300円のお得。目標金額まであと700円です。

で、展示室の方に行きましたらいつものお約束の展示作品一覧もありましたが、少し先にはカラーで12ページの冊子がおいてありました。
内容は主にブリヂストン美術館の成り立ちと歩みなのですが(最初の展示室にある説明の冊子版的な)、合間合間に所蔵作品のカラー写真も入っているのでとても嬉しい。
そもそも今回の展示が800円で見られるのも、海外から作品集めました!とかそういうのではないとはいえ大変お手頃価格。
企業のCSR活動として大変好感度が上がるカンジ(笑)
よーし次にタイヤ買う時はブリヂストン買っちゃうぞ!
(…すいません多分ファルケン買います)

で、先に言っておきます。これ当然ですが出し惜しみしてない展示なので、私みたいに「印象派はちょっと…」って人でも楽しめると思います。
素直に楽しい!
あとやっぱり、有名な作品っていうのはそれだけの人をひきつける、ポジティブな力があるんですよね。
まあ例えば、愛する人の死を主題とする展示会に行ったら違うとは思いますが、なんか色々見てたら元気になってきました。

見た中で、いくつか自分が印象に残っている作品をあげてみますと、モネの「黄昏、ヴェネツィア」、ドニの「バッカス祭」ピカソ「腕を組んですわるサルタンバンク」藤島武二の「黒扇」 、モネの「睡蓮」ロダン「青銅時代」、カイユボットの「ピアノを弾く若い男」マティスの「石膏のある静物」(多分これ)…などですかね。

エレベーター降りてすぐのところにブロンズ像が並べてあるんですけど、昔から私はこのロダンの「青銅時代」が好きでした。
なんかこのポーズが好き。

モネのヴェネツィアは、自分にも一瞬でもこう見えたら、これがヴェネツィアなんだ!って記憶に残して帰りそうな…もしくは一番きれいな一瞬をあつめて重ねたような。
モネは奥様と行ったらしいので、なおのこといろいろ美しく見えたでしょうしね。
自分がヴェネツィアに行った時は「鳥が魚食ってるー」とか思ってたけど(笑)、波がきらきら光ってたなあとか。そんなことちょっと思い出しました。

ピカソの「腕を組んで座るサルタンバンク」は、なんかちょっと世の中を斜めに見てそうな、でもちょっと悲しそうな、微妙な表情が好きです。
サルタンバンクは旅芸人で、即興で芸を見せる人…というようなことで、
隣に女性が描かれていたのが消されているっていうのもちょっと不思議ですよね。
彼女(だか奥さんだか)とうまくいかないのでも暗示してるのかなとか勘ぐってしまいます(笑)
下世話でごめんなさいね(笑)

「黒扇」はこの目力!
イタリア人のモデルさんがスペイン風の衣装、のようですね。
「真のカリスマはラテン系にしか生まれない」的な発言を何かで読んだ記憶がありますが(確かヒトラームッソリーニを比べての話かなんかあったんで、ここで言っていい話じゃないかも)、なんかもうこの目力がものすごい。目が離れない。
話は違いますが先日、ホンダのF1の発表会に行った時のアロンソの目を思い出した。
私、アロンソファンじゃないけど友達に土産だーと思って写真頑張って撮ってたら、なんか好きになってきちゃったのよ…(笑)
画家本人も最晩年までアトリエに置いておいたそうなので、イタリア滞在中の思い出と結びついて手放せなかったのでは、とのことですが、自分で描いても、彼女の魅力に取りつかれていたのかな…。
これは重要文化財なんですってね。国宝でいいわ!(笑)

カイユボットの「ピアノを弾く若い男」は、弟さんを描いたものだそうで。
仲の良い弟さんだったようですね。
カイユボット本人は印象派の画家、仲間兼パトロンだったようですが、こんな優しい絵を描いちゃう人本人に絵を買ってもらったりするのもなんかプレッシャー^のような気がします…(笑)
いやきっと本人たちはそうでもないんだろうな。
つーか「カイユボットのモネへの金銭的援助の記録」見るとですよ、1フランを現在の1ユーロとして考えても、結構な金額借りて(肩代わりして)ますよ…。
で、モネだけ援助されてたわけじゃないよねきっと…。
カイユボットさん私にもお金貸してください(笑)←無理です

で、カイユボットに金いっぱい借りてたモネ。の睡蓮。
悔しいけどやっぱり綺麗なんだよね…。
上からの枝は柳で、日本趣味が感じられるとありますが、でもやっぱりこの色は日本じゃない色だなあと思います。
空気が違うカンジがするんだよなあ。

あとマティスの赤い静物画。
これぞフォーブ!ってカンジがするんだ。
実は学生時代にマティス「赤い部屋」を題材にいろいろ話をされたので、ちょっとそれを思い出しました。

これ、1度見た人はチケットの半券を持って行くと半額で見られるそうなので、もう1回くらい行けたら行きたいなあ…とは思うのですがちょっともう厳しいかな。
もし行ってないかたは本当にぜひどうぞ。

で、そのあとはふらふら東京駅方面に向かって北海道フーディストで飲み物買ったりして、ちょっと東京駅前のBMW覗きに行ったんです。
GTとかDTM関係の何かがあったらいいなーとか思ってね。
そうしたらそういうものはなかったのですが、蟹江杏さんのBMW i3のアートカーがありました。
これめっちゃかわいい!
エコカーのアピールとして非常に良いと思う。
っていうか可愛い。私がこういう色が好きというのもある(笑)



6月・7月にはフォーラムのB棟1Fで彼女の作品の展示があるようなので、こちらは夜8時までやっているのでちらっと覗きにいけたらいいなあ。
めっちゃかわいい。←そればっかり
なんか予定外にルーヴル展行きたいとか思い始めちゃったので、ミューぽん以外のイベントもなんとか出かける予定に組み込んで、忘れないようにしたいと思います。