dumbreck-fan.com別館 レースなblog 新館

dumbreck-fan.com別館 レースなblogの新館です。こちらでもよろしくお願いいたします。

2016年Red Bull Air Race第6戦ラウジッツリンクに行ってきたよ! その2(レース映画編)

さて、眠れなかったフライトの間に見た中国のレース映画2本のネタバレアリのレビューです。
ちなみに2本ありまして、『極速天使(Speed Angels)』と『賽車傳奇(Racer Legend)』になります。

以下ネタバレレビュー。

まず1本目の『極速天使(Speed Angels)』です。
冰(ビン)姉っていう女性ドライバーが日本人の彼氏(これが北村一輝だった!)と結婚するために東京に来てウェディングドレスの試着とかまでしてたんだけど、彼氏が女連れ込んでるので乗り込んでみたらその女というのは冰姉のチームメイトの鎂(メイ)で、出て行った二人を追いかけようとしたら冰姉の妹さんが車にひかれて足を怪我してしまいます。
その治療にお金をつぎ込んでしまっているので冰姉はお金がないのでレースに出られないのですが、チーム(これがSpeed Angelsって英語名)のコーチ(高峰。たかみねではない)が金出してやるからレースで勝って稼ごうぜ!ってお金を用意してくれたんだけど、そのお金持ってたときにひったくりに遭ってしまいました。
で、たまたま「追いかけてくれ!」ってタクシーに乗ったらそのドライバーの小依がすごいドライビング。そしてカンフーも強い(笑)
その小依を冰姉のチームメイトってことでテストしたらまあ悪くはないんだけど目標タイムには届かなかったので別のドライバーを連れてきた…ってそれ冰姉の彼氏を寝取った鎂だああ!

そのあとに冰姉の元カレのチームがレースの参戦発表をしてみたら、Speed Angelsは冰姉の元カレのチーム(サクラというチーム名)にドライバー2人持っていかれていました。
サクラは冰姉的には寝取られた男と女がセットでいて、小依的には気になってるコーチの彼女の疑惑があるサノカ(日本人。女優さんも日本人)がいるチームということになってます。

まあドライバーいないと困るから冰姉と小依でレースに出ることになるのですが、途中で小依とコーチがいいカンジになるんだけど、「コーチはチームのドライバーとはつきあわないって」って言われて「私のことは本気じゃないのね」みたいな雰囲気に。
そして小依はサクラの妨害で事故って、大したことない怪我だったんだけど大怪我のふりして車椅子生活。
サクラからの妨害は内通者がいるらしく、途中でマシンのパーツを燃やされたりもしたんだけども、コーチとずっと相棒でやってきているジョー(この俳優さん、実際レースやってるらしい)がこっそりマシンを開発してて、トランポに積んで搬入します。

でもまたここでサクラ側の妨害に遭い、このままじゃレースに間に合わない!ってことでマシンをコーチとジミーで公道を走らせてサーキットへ。(なんかミシェル・ヴァイヨンを思い出しました)
サーキットではSpeed Angelsのみんなが競技長に「あと5分で出走登録しないと参加不可だから」って話になったところでマシンが到着。

レースはシリーズ戦の最終戦しか出てきてないのですが、冰姉は3位でフィニッシュしないとチャンピオンになれない。
一時は13位だったんだけど追い上げて来て、サノカと冰姉が接触、サノカがリタイア。トップが鎂で冰姉は2位に。
小依はペケを走ってたんだけど追い上げて3位に。
レースの途中でタイヤ交換のピットインがあるんだけど、サクラの内通者が冰姉の左フロントが途中で外れるように、わざとミスされてしまいます。
そして最終ラップ、とうとう外れて鎂と冰姉が接触
でも接触したときに二人のマシンがひっかかるんだけど、上手い具合に冰姉のノーズの方が鎂より前に出てひっかかってる(笑)
そしてチェッカー直前に小依が2台をまとめて抜いて優勝。
サクラは「Speed Angelsに妨害されました!」って言うんだけど結局Speed Angelsは内通者を捕まえて「サクラがやりました!」って突き出して、リザルトは変更なし。
サノカが出てきて「コーチ、スポンサー希望の人がいっぱい来てるわよ、ところで私、もうあなたのチームのドライバーじゃないわ」とかやってるのを小依が見るんだけど、最後まで見届けないで帰っちゃう。

2ヵ月後、小依はコーチとサノカの結婚式のお祝い買わなきゃ、いつまでも引きずってないで!と冰姉たちと買い物に出てるところで、お祝いに買おうと思ったものを偶然同じ用途で鎂が買うことにしていて、鉢合わせ。
鎂が「私は違うもの買うからいいわ、あとあの男とは別れたの。男には頼らず自立して生きるわ。冰姉ごめんなさい」と言ったところ、冰姉は「高いものだからみんなで割り勘にして買いましょうよ」と言って、こちらは円満解決。

そしてサノカの結婚式に小依がしぶしぶ出席していたところ、サノカのブーケトスをうっかり受け取ってしまったのは小依。
「なんで私が…」ってなったところでコーチが登場。
「あれコーチ、なんで招待客側にいるの…」ってなってたら、サノカが旦那さんつれて登場。
「やられたー!みんな知ってたのねー!」ってことで、サノカは実は別の人と結婚するので小依とコーチはハッピーエンドでした。

まあレース関係ないところでは結構楽しく見ていた映画でした(笑)
ベタな話ではあると思うのですが、嫌いじゃないな~。

あとこの映画、サーキットは珠海でロケしていたみたい。
レースは「バラクラバかぶらないでヘルメット…?」とか「どうして全てのコーナーをドリフト…?」とか色々突っ込みどころはあった。

ちなみに小依は宮崎あおい似で結構可愛かった。
彼女、「ラスト、コーション」の女優さんだったのね!
宮崎あおい似とか言ったら悪いかも…。

あとジョー役の俳優さん、子供にKimiとかJensonとかいう名前をつけてるというのを見てびっくりでしたわ…。ガチか…。

で、2本目が『賽車傳奇(Racer Legend)』という映画。
こっちはどうもCTCCかなんかの広州でのレースでロケしたっぽいカンジで、少しだけ 『極速天使』より本格的に見える。
(あくまで見えるだけ)

こちらは、葉浩城というドライバー(速いけどめっちゃ荒い、ってか危険行為で色々アウト)が幼馴染と一緒にレースしてたら、GTドライバーになるためのスカラシップのレーシングスクールなのに通って、そこで台湾から来た理論派ドライバー兄妹の林司哲と林韋彤と知り合って、妹の方とつきあうようになって、荒っぽかったのが少しまともになる話。
こっちの方があらすじがあっさりしているのは、まああらすじがシンプルと言うのもあるが自分が楽しんだのは『極速天使』の方だったともいえる…(笑)。

この主人公はロンブーの淳の方に似てるカンジ。台湾から来たお兄ちゃんは誰かに似てるな~と思ったらNao Katafuchiさんのような気がする(笑)。
妹さんは堀北真希っぽいかわいい子だった。

こちら、そのレーシングスクールでは「左足ブレーキは危険だから禁止!」「サイドブレーキ引くのも禁止!」とか言ってました。
(この映画の中で、左足ブレーキは必殺技扱いであった…)
あとこちらでもコーナーを曲がる時は全てドリフト。あとバラクラバはなし。
途中で主人公の幼馴染のドライバーが大クラッシュして車椅子生活になってしまったのだけれども、必殺技的なオーバーテイクもあったりして、少年マンガっぽい物語だったかな。
『極速天使』もたいがい「ないわー(笑)」だったんだけど、むしろこっちは「ないわぁ…(ドン引き)」ってカンジだったかも。
あ、こっちは主人公が目隠ししてドライブしてましたが、ミシェル・ヴァイヨンよりはまだ現実的な目隠しドライブだったような気がします。
いや五十歩百歩…。

そうそうこの映画のある意味の見どころは、レーシングスクール参加生がバスに乗ってやってくるんだけど、バスが到着したのがホームストレート上で、そこから「お~ここが会場か~」みたいに、コース側からピットビルに向かう人たちの群れ…。
そこ通路扱い!?と思って笑っちゃいましたよ。

こっちはレースシーンとかで「ないわー(笑)」というよりも「いやそれダメでしょ…(ドン引き)」という感じのが多かったので個人的イマイチでした。
そこが基準?と言われるかもしれませんが、そこなのよ(笑)

あと、まだまだ時間があったので、日本公開前のアングリー・バードの映画も見たりしちゃいました。
結構いい話なのね…(ほろり)