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2009年2月26日 Porsche Driving Experienceに行ってきました

実はポルシェのドライビングエクスペリエンス(のすみっこのすみっこの中でもさらにすみ)に参加したことがあります。
このときに友達にさんざん送ってたメールのログが出てきたので、今更ですが書いておこうかなあと思います。
ちょうど10年なのよ!あはは!
やってること変わらないでやんの!

さて2009年2月、バッチリ金融危機のころで、世の中では派遣切りとかが話題になっておりました。
(自分も実際この数か月後に週5日勤務を3日に減らされた)
仕事は1か月ごとに毎月更新だし(当時でもNGです 笑)、あまり朗らかではない日々を過ごしていたころのことでございます。
そんな中、「2月にティーマンがポルシェクラブ六本木主催のドライビングレッスンで日本に来る」という情報を仕入れ、ちょっと元気になりました。
ちなみにティーマンは1998年の鈴鹿FIA GT以来、来日は初めてだったようです。



で、ティーマンが来日するのはいいのですが、レースに来るわけでもないのでまさか出待ちもできない(笑)
ちなみにこの2日間のドライビングレッスンの参加費用は2日で20万円を越していました。
ヨーロッパに行って帰ってこられるわ(笑)

しかしふと目に留まったのが「12時から13時には体験コースあり」という情報。
こちらは確か12000円くらいだったかな…。
これなら大変にお手頃価格ではないですか。
ただ私はポルシェを持っておりません。当時乗っていたのは日産のパルサーです。
ちなみにパルサーでも、GTiとかそういうのではなく、普通の4ドアのAT車です。
(このころはモデルカーでもポルシェは持ってなかったんじゃないかな 笑)
ですが体験コースについてお問い合わせはこちら、という電話番号に勇気を振り絞って電話して、「ポルシェじゃないけど参加は可能ですか?」と聞いてみました。
そうしたら「大丈夫ですよ!AT車?全然大丈夫。軽トラでもいいですよ(笑)」って言われました。
「軽トラでいいんだな?本当だな?」とか思いましたが(家にありますからね。しかもダンプ式の)、現地に行くまでの運転が辛いので、素直に乗りなれているパルサーで参加することにしました。

で、車がなんとかなったのはいいのですが、スポーツ走行なんてしたことないから、ヘルメットもグローブももってないわけです。
(シューズはスニーカーでもOKだったのは幸い)
ですがこの辺の装備は幸いにも友人から譲り受けることなどができたために、当日は無事参加することができました。
本当に皆さま、その節はありがとうございました…。

さて。

前日の25日は仕事があったので(当然)、仕事を終わらせてから車で御殿場へ向かい、前泊です。
夜行性のケがある私ですが、仕事が終わってから御殿場に行くのはまあそれなりに疲れました…。
しかも翌朝、結構朝早く(と言っても9時ですが)にサーキットに着かねばならない。
まさかいつもレースに行く時みたいに「サーキットについてから化粧すればいいわ~」とかができないので(笑)、結構ちゃんと早起きしないといけなかったんですよね。
ちゃっちゃと準備してさっさと寝ました……。

で、翌朝の26日。
無事に9時にはサーキットに到着して受付をしました。
到着時、遠くからティーマン達が見えたので、一安心…ですが、ここで安心するのは早いのです。
ちゃんと対面するまでが追っかけのお仕事です!
…そして人生初のスポーツ走行?を無事に終えねばならぬのです…
頑張れ自分。頑張れ愛車…!



この日の天気は雨、午後はちょっとガスっぽくもなったり雪がちらつくという、追っかけには厳しいコンディションでした…。
(いやまあ追っかけ関係ない)
めっちゃ寒かったです。

ちなみにティーマン目当てに参加したイベントでしたが、講師にはティーマン以外にもマンタイさん、あとなぜかクルムがいました。どういう人選だったんだろう。
あと、たまたまアデナゥのお客様がいらしているということで密山さんも顔を出していらっしゃったので、とてもおいしいイベントになりました(笑)

座学…というかサーキット走行のお作法の説明の後、講師の方(ティーマンじゃないよ 笑)のポルシェ先導で慣熟走行でコースを2周した後、自由走行になりました。
めっちゃ遅いわふらふらしてるわ、ラインはおかしいわっていう人がいたので周りの方々には大変ご迷惑をおかけしたと思いますが、スポーツ走行ってこんなに楽しいんだなあ!と思いました。
ですがへっぽこ通勤ドライバーの私には、1時間の枠では集中力も体力も続かない!
1500ccのパルサーでドライブしてても疲れました。普通に高速道路走るのとかとは全然違うのね…。
ドライバーさんってこれを何時間もやるわけですよね。すごいなあと本気で思いました。

疲れたので(汗)ピットに戻ってきて休憩していたら講師の方が声かけてくれて、講師の方が私の車で2周してくださいました。
(確か山田様という方でした。ありがとうございました)
「このAT車のファーストギアとかセカンドギアとか前にいつ入れたっけ!?」レベルで、AT車でもギア変えて運転されてました。
すごい参考にはなるんだけど、それを再現する能力も体力もないのね…。
ドライバーコーチがついても役に立たずでほんと申し訳ない…。
そのあとも何周かは走ったんだけど、結局1時間は走りとおせなかったです。
しかしこの時、ピットの中で車に乗ったままぼーっと周りを見ていたら、ピットレーンを歩いているティーマンが、ティーマンが、気づいてくれたんです!車の中にいる私に!(涙)
わあああああああティーマン!会いたかったよおおおおおおおおおお!!!!!
その後、ちょっと話ができたのですがとても嬉しかったです…。

しかし冷静になると「良く見つけたな…」と…。



その後は、図々しくも夜7時からの特別講座&懇親会にも参加することにしていたため、ピットビル内で、友達に「ティーマンに会えたよおおおお!!!!!」というメールを送りまくっておりました。
ほんと携帯でメールとか送れる時代で良かったです(笑)
ピットビルにある女性用シャワールームで携帯の充電しながら暖房の近くでごろごろしてました。
普段できないことができてなかなか楽しかった。一人で寂しいけど(笑)

メインの講習のセッションの休憩時間にはちょいちょい覗きに行って隠し撮り…と思っていたのですが、ティーマンが声をかけにきてくれちゃうので、大変にありがたいんだけど写真を撮る機会がない!
(本当に写真が撮れてない。いつもだったらカメラ目線でポートレート撮らせてもらうのに! 笑)
しかし、いろいろ話ができたのでとても楽しかったです。
人生で一番ティーマンと話したのは間違いなくこの日です(笑)

喋った内容で特記すべき内容?としては、この年(というか2008年末か)にはティーマンはSpeedcarに出ていたので、私、もしティーマンが全戦出るならセパンのF1のサポートレースにSpeedcarがあったのでそこに行こうかな…と思ってたんですよ。
そうしたら「あのレース、持ち込みなしで乗れるんだけど、そうするとレースの賞金がもらえないって言われて。お金もらわなきゃ乗らないよ~。でも、レースとかイベントとかは楽しかった」とのことでした。
この瞬間、私のセパン行きは消えました(笑)
そんなもんで結局いまだにセパンに行ったことはない…。縁がないなあ…。

あとこのイベントに来るときの話なのですが。
「オラフに『2月に東京に行こう』って言われたからOKって返事したのはいいけど、ビジネス(マンタイレーシングアジアみたいなのが当時はあったような…今もあるのかは知らない)の話だと思ってたんだよね。後から『僕って富士に行くの?』って聞いてみたら『言うの忘れてた!富士で同乗走行とかインストラクターとかやってもらうから』って言われた」
だそうなのでびっくりしました。
…案外マンタイさんって適当なんですかね…(汗)

そんなかんじでちょいちょい話をしていたら、イベント運営側の人に「ティーマンさんとお知り合いなんですか?」と言われてしまいました。
ちなみにここでお話するまで、私はクルムファンで参加していると思われていたらしいのですが、違うのよ~。
マイケルも嫌いじゃないけど、ティーマンなのよ~(笑)

あとでティーマンのブログを見たらIt was a real surprise seeing an old fan of mine, Tomoko. She heard about the Event and came over to join.って書かれてました。あはははは(笑)
(画像はクリックしても大きくなったりしないので安心してリンクが貼れる)
ティーマンには(にも)基本的には「ピーターのファン」という認識をされているのですが、こういうときにはちゃんと「自分のファン」という扱いをしてくれるので、あ、一応わかってくれてるんだなあと思ってありがたいです。

このティーマンのブログの写真、ちゃんとマンタイのロゴも入れて撮ろう!ってことで、ティーマンの黒のiPhoneで撮ってもらいました。
「ブログに載せる~!Facebookも~!」って感じでめっちゃノリノリでいらっしゃいました(笑)
当時のティーマンはガジェット好きだったのか、いつも携帯はその折々の流行りものを持ってました。
(でも私服は微妙……ってことも多かったのですが、彼女さんがセンス良かったのかこの頃には私服も改善されていて大変よろしかった)
私も同じような写真が手元にあります。
この写真がこのときに撮れた一番いいティーマンの写真だと思う(笑)

その後、夕方に特別講座&懇親会会場へ自走で移動。
エクシブ山中湖まで移動だったのですが、あの辺って結構山道じゃないですか。
関東平野のまったいらなところに住んでいる私は「凍ってたりしたらどうしよう」とビクビクしてたのを今でもしっかり覚えてます。
無事に到着できて良かった…(笑)

そして19時からはエクシブでの特別講座だったのですが、ティーマンが会場入りしてきた際に「もう帰っちゃったのかと思ってたよ~!」とわざわざ声をかけていただきました…。
ありがたいんだけどなんかこうこそばゆいですね…(汗)
ダンブレック先生のファンってわかってるのに自分のファンでもあるからってことで優しくしてくれるティーマンに癒されまくりです。
なんかねえ、思い出してもなんかこう癒されるというかいやらされるというか(笑)

特別講座で、マンタイさんがいろいろお話していたときはティーマンはずーっとiPhoneいじって下向いてました。こら!(笑)
あと、前夜は時差ボケであんまり寝てないということだそうで、何回か頭ががくって落ちてました。
ヨーロッパから日本に来るときの時差ボケの方が確かにつらいからね…。
お疲れ様です…。

で、講座の映像や解説を見聞きしながら、前の方にいるティーマン(とマイケルとマンタイさん)を見てました。
ティーマンとマイケルがなんかちょっと色味が似ていて兄弟っぽかった。
当日は二人とも着ているものが黒いカットソー?Tシャツ?だったから、よけい似て見えてたんだと思う。
この数年後、マイケルとピーターがチームメイトになった時はこの時の比ではないくらい似ていて、背格好(というか二人とも面長だし)とか髪の長さとか色まで似ているので、目が悪い私は後ろ姿は肩で区別をつけていました。
(ピーターの方がなで肩気味)

ティーマンが走った富士のオンボード映像の録画を見ながら本人が解説というセッションもありました。
しかしマイケルとマンタイさんから「マルセルの取ってるラインとか走りとかはあんまり正しくないから(笑)」っていうツッコミが(笑)
でもこれはティーマンの富士での初めてのラップだからね、とマイケルがフォローしてくれてました。
初めての富士でしかも冬の雨。(ラインはともかく)やっぱり技術はすごい!と、ほかの講師陣も褒めてました。
ミスってラインを外しておっとっと、ってすごいカウンター当てて、手はめっちゃ激しく左右に動いてますがマシンのノーズは全然ぶれてないのは確かにすごかった。

そのごお食事だったのですが、食べ物は和食と中華って感じのビュッフェ形式。
ティーマンが食べ物を取りに行くタイミングと私が動くタイミングがカブったりすると、必ず一声かけてくれる…。
ああ、ありがたい…(-人-)

そういえばここでDVDを買って、ティーマンにサインもらったよ。これ以来サインもらってないんだよなあ…。

懇親会も22時終了予定だったのですが、翌27日はまた都内で仕事があるわけでしたので、本当はもっと早く切り上げて帰りたかったんですよね。
だけど22時過ぎても全然普通に続いてまして、場内で2008年のニュル24時間の映像とか流してたらみんな真剣に見てるので、それが終わるまではどうしても帰りづらかったですねえ…。
その映像が終わってから、色々構っていただいたので黙って帰るのも…という気になってティーマンに挨拶に行ったら、
「ごめんね、席離れられないんだけど、今日はどうだった?楽しかった?」
席離れなくていいから!
…はおいといて、楽しかったですよ、と伝えたら
「楽しかったなら良かった!気を付けて帰ってね。次はまたヨーロッパで会えるかな?」
とキラキラまぶしいティーマン光線が………。
(おでこからではない、おでこからではないよ!)

夜11時近くになって退出して、山中湖から中央道が霧で真っ白で、一人でドライブしてたら死ぬ!!!と思って、「ティーマンが素敵だったんですよう~~~~~!」とか友達にハンズフリーで電話しながら無事に帰宅いたしました。
今思い出しても「私何やってたんですかね…」ってカンジなのですが(苦笑)、まあ走行も含めていろいろいい思い出です。
「1時間の走行だけ参加もできるんだけどどうしよう…」ってうだうだしてた私に「問い合わせしてみなよ!大丈夫!」みたいに背中を押してくれたみんな、用品を調達してくれた皆さん、当日一人で心細いからとメールとか電話しまくっていた私に付き合ってくれた皆さん、本当にありがとうございました。
よくよく考えるとミッレミリアに行った時と言い、ピーターのレースに見に行ったりするよりも、ティーマン相手のイベントの時の方が無茶してますかね私…。
(まあダンブレック先生に会いに行くのは毎年恒例だけど、特に2011年以降はティーマンはなかなかそういうわけにはいかないからね…)
これからも何か機会があれば勇気を出して一歩を踏み出してみようと思います。無理のない範囲で(汗)