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2023年に映画館で見た映画

ここ数年やっていた「今年(映画館で)観た映画」のまとめ、2023年もちまちま書いていたのですが投稿は年をまたいでしまった。ということで2023年に映画館で見た映画記録です。11本…。
もともとは「自分、モタスポ以外何も見てないな…」とちょっと反省?して、少し文化的(?)なことをやろうとして、まあ身近なところだと映画館かなと思ったんですよね。

とりあえず2023年の1本目は1月14日に「ひみつのなっちゃん。」でした。ゲイ(オネエ?)の人たちが、お世話になった人のお葬式に臨むっていうハートフルコメディだったのかな。
個人的にはなっちゃんカンニング竹山)のところで働いていたモリリンがめちゃくちゃ良かった。とにかくかわいい。
普段のところも可愛いし、衣装着たらどちゃくそ輝いていた。こりゃ私服の時でもスカウト受けるわ!って思った(笑)
BL漫画かな?っていうくらいもりもりとゲイっぽい人が出てくるのが面白かった。そういうところもコメディ要素なのかな。モリリンとトラックの運転手さんのロマンスとか、バージンさんとスーパーのレジのイケメンのロマンスとかを期待してしまったのは私がBL愛好者だからでしょうか。ごめんねズブ子さん。

嫌味だったりあまりにも不寛容な人とかが出てこないので割と気楽に見られて好きよ。(だからハートフルコメディ、なのかなあ)
映画館で見ていても「くっwww」って笑っちゃうところがちょいちょいあって、自分がピリピリしている時に見たけど(部屋の隣人がうるさくてしんどかったのよね…)いい気分転換になりました。けど最後は色々考えてしまうものもあり…。
母の愛というか母の勘というか、そういうのもあるのかなあとか。なっちゃんとお母さんの関係とかも考えてしまうけど、最期には誰かに理解してもらえたりするだろうか?とかもちょっと考えてしまう。

そういえば生稲晃子出てたけど、いつ撮影したのかな。今って参議院議員だよね?いやまあディナーショウやってる議員さんもいるくらいだから映画出てても別にいいんだけどさ。

2023年の2本目は2月7日に恵比寿ガーデンシネマで「ヒトラーのための虐殺会議」……すごいタイトルだな。
友人に「推し(フィリップ・ホフマイヤー)が出ているので見て!」って言われたんですけど、軽く言われた割に「すごい重い映画だから覚悟して。私、これ見た日眠れなかった」とか言われたのよね…。とにかく前情報なしに見るのはしんどそうなのでとりあえず「ヴァンゼー会議」のWikipedia読んで(すいません)向かいました。
もうWikipediaの最初の5行で辛い!!!!!

 

ja.wikipedia.org


2時間ないくらいの映画、BGMなし。すごく短く思えました。(テレビ映画だったらしいですね)
ものすごい、ものすごい良くできた再現ドラマみたいな作りに思えたな…。

わかってはいるんです、この会議の参加者が全員ナチスドイツの高官や関係者で、みんながユダヤ人絶滅に向けての計画を立てる会議についての映画だっていうのはわかって見ていたんです。
それでも見ていて、救いがないというか…。この計画に反対をする人はいないわけじゃないんですけど、それは自分の所属している組織の立場としてそのまま賛成できないとかであって、ユダヤ人絶滅について反対をしているわけじゃないんですよ。
「特別処理をするなら人道的に」っていう話も、殺される側がかわいそうだからとかじゃなくて、殺す側がPTSDになるとかわいそうだからとかなわけですよ。
そうそう、「殺す」って言うんじゃないんだよね。「特別処理」なんだよね。「大量虐殺」ではなくて「効率よく特別処理」する方法を考えてるの。同じ人間という枠に入れていないんだろうな…。

映画の流れはわかっていて見ていても、頭を抱えてしまうような意見が多い…というか、ほとんどそうなわけで。「なんでこうなったかなあ !?」ってことばっかり考えてしまいました。
WW1でドイツが負けて、ベルサイユ条約が結ばれてドイツがめっためたになってからWW2が終わるまででも25年そこそこ。ナチスが政権握ってからだと12年。そんな期間で隣人として暮らしていた人たちの民族を絶滅させようぜなんてなるものなの !? てかなっちゃったんだね!っていう感じで…。

この会議の議事録についての真偽みたいな話もあるみたいですが、結果はまあ、ヨーロッパに1100万人いたユダヤ人が600万人殺されたわけですから、この会議でなくてもどこかで同様の内容の会議が開かれて、同様の内容が決議されたりしたのかなあと思います。
いやほんとこれしんどかった。映画だったら普通は「そんなことは良くないことだ!」みたいなことを言う人が出て来たりするじゃないですか。ちょっと現代のモラルに寄せた人とか一人くらいいること多いじゃない。非実在とか無名の人物入れたりとかしてさ(笑)
でもそういうのないからね!全員「ユダヤ人を絶滅させるべき、そのためには」って思想だからさ…。
もうほんとにしんどかった。でもあれはいい映画だと思いました。映画を見た後にこんなに色んな事考えたこともなかなかない。(なんかで萌えがあったりしていろいろ妄想したとか反芻したとかはまた別)
まあ、何度も観たいかって言うとそう観たい映画ではないけどね…しんどすぎるので…。

3本目は4月11日、フラッシュ・ゴードン4Kを見るんだ~と思ったら、仕事終わってからで行けるところがない!この前の週はまだ仕事終わってから行ける時間帯の上映があったけど、無くなってた。やっぱり厳しいか…。
でも何か映画を見たくなってしまっていたので、「デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム」は見られるな!ということで観に行きました。
ボウイの主だった時代を古い順にインタビュー映像・音声とライブ映像とその他彼の作品でコラージュしていく感じ。2時間半くらいあったからさすがに疲れた…。情報量が多いからさ…。
(でもこれアマプラで見られたとしても、何度流しても頭に入らないと思うから映画館で見て良かった)

そしてやっぱりアースリング以降はかっ飛ばされているという!私はボウイってアースリング以降なんだよね…。
いやまあもっと昔の、例えばLet's DanceとかAshes to AshesとかLife on MarsとかStarmanとかChina Girlとかは知ってたんだけど(多分もうちょっと知ってたとは思う)、Hallo Spaceboyとか(PSBリミックス好き!)Earthlingまではやっぱり「昔の人」だったんですよね。昔の人っていうか過去の人、か?
ええでもかっ飛ばされてBlackstarでしたね。いいんですが。そんなもんですよね。知ってる。

見た後、私にとってのボウイっていうのは音楽史に輝く巨星なんですよね。それこそBlackstarなんだろうか。ビートルズがいなければ現代のポピュラー音楽はなかっただろうと言うのはわかるんだけど、それにバリエーションを与えたのはボウイかなあとか思ったりします。とかなんとか言わなくても単純に素敵だね。
若いころの奇抜で尖っていたボウイも、40代になって落ち着いてイマンと結婚してのろけてるボウイも、音楽性の幅広さも大好きです。Earthlingに入ってるLittle Wonderとかちゃんとジャングルとかドラムンベース…。

4本目は5月1日で、実写版聖闘士星矢見て来ました。
古のオタクだから☆矢(あえてこう書く)は履修済みですし、むしろこのころ同人(というかやおい…?)にハマったと言えなくもないような世代なわけです。そんなわけでまあどんな前評判だろうとも必ず見るという強い思いがありました(笑)

字幕と吹替どっちにしようか迷いましたが、日本の漫画由来の映画なんだから吹替がいいかなってことで吹替に。
映画の宣伝、WBCの地上波ではそこそこCM入ってましたけど、あれ上映始まってたんだ?って感じで、これは忘れないうちに見に行かないと気が付いたら終わってそうだ!と思って(ごめん)、慌てて観に行きました。偶然1日だったので1100円で見られてラッキーでしたね…。

聖闘士星矢、細かい話はもう全然覚えていないですけど、ある程度はストーリーを漫画もアニメも知っているわけで、城戸光政が世界中の女に種まいて回った件どーすんだとか、どこまで話進めるんだとかあの聖衣を再現すんのかとか色々心配になりながら観に行きましたが、原作をなぞってはいないけど私は嫌いじゃなかったです。
ほんとにThe Beginningって感じで、やろうと思えばこれからも話は続けられそうだったし(あるんか?と思っていたけど6部作予定という話を聞いてびびってる)、一輝のヒールっぷりも良かった!真剣佑いいカラダだった!ショーン・ビーンがデビッド・リチャーズ(プロドライブのあの人ね)に見えた!(笑)

そうそう、序盤にペガサス幻想がちょっと聞こえて嬉しかったです。あとエンディングテーマがPinkでびっくりした!なんか聞いたことある曲だぞ…これ好きな曲だったぞ…あれこれPinkだよね…?ってしばらく考えながらエンドロール見てました。

あとね、聖闘士星矢の上映の前の広告でシティーハンターが入ってGet Wildが聴けたのも嬉しかったです。ジャンプ繋がりだ~。
しかし映画のエンディングテーマを表に出すのもなんかちょっと不思議よね(笑)

で、5本目は、見たいなと思っていたら近場で終わってしまったのでどうしようかなと思っていたら会社の近くで上映が始まったのでいそいそと観に行った「RRR」です。
5/19(金)に見たのですが、会員になっている恵比寿ガーデンシネマでは金曜は1100円で見られたのでラッキーでした。あんまりそういうの考えないで予約したので、安くてびっくりした。
映画は「3時間越してるじゃん…」と正直引きましたが楽しめました。
もともとは実在のインド独立運動の英雄たちを題材にした映画だったんですね。私は「面白いらしい」くらいの前準備で行ったので「ラーマの恋人はシータなのかあ、ラーマーヤナだなあ」くらいにしか思わないでおりました。ごめんなさい。シータめっちゃ可愛かったですね。

最初から「エドワードがピーターに似てる…」と思いながら見ていました。推しに似ている人が悪役側だと辛かったです(笑)
ラーマとビーマ、最初からアイコンタクト(とかジェスチャー)で通じるのすごいね!そういうところからして「親友になった(なるべくしてなった)」みたいなのを見せていたんですかねえ。
いやーでも面白かったです。アクションとかバトルシーンとか、最後にみんなで踊るのとか「これがインド映画か~」みたいに思いながら見てました。私、これ以外に見たインド映画って多分「カーマ・スートラ/愛の教科書」くらいしかないからわからないんだよね。あれは歌って踊るシーンとかはなかったような…?ロンドンにいたころに見たから記憶は相当薄いんですが、あれもおねえちゃんが綺麗だった(そればっか)。

そして自分がRRRを見てから1週間経たないうちにインド総督のバクストンを演じていた俳優のレイ・スティーブンソンさんが急死。映画で「怪演だなあ」と思ったところで亡くなられたのでショックです。ご冥福をお祈りいたします。

さらにこの後、FGOでビーマが実装されたので、DostiとかNaatuを聞きながらガチャ回したら、Dostiでは出てこなかったのですがNaatuで出て来ました。ビーマはナートゥの方がお好みか。

6本目は6月13日、「憧れを超えた侍たち 世界一への記録」を観に行ってきました。
6/2から3週間限定上映とか言われてたけど、その後1週間伸びましたね。
山川穂高が消されていない」という事前情報(?)はTwitterで見かけていたのですが、見終わって出てくる時にも後ろの男子たちが言っていたよ…。

ドキュメンタリーなのでネタバレもなにもないと思って普通に書いちゃいますが、メキシコ戦の最後の村上が打ったところはやっぱりクライマックスだったでしょうか。近くにいる人が鼻すすってる音が聞こえてきた。村上のファンだったのかな…。

大谷は野球の神様っていうか野球の天使って感じがしました。あとなかなか面白い青年だなと(笑)
あと彼が1塁に向かってセーフ!って両腕伸ばしながら走り込んできたのを見て、あんなデカくてガタイのいいにいちゃんが走ってきたら全力で避けるわ、と思った。軽トラが突っ込んでくるくらいのイメージだ…。

ダルビッシュは36歳なんでしたっけ?しかし彼ももう日本のプロ野球よりメジャーの方が長いんだよな…すごいね。
今ちらっと調べたのが2020年のデータなんだけど、「日本人メジャー最長実働年数」って言うのだとトップはダントツでイチローで19年、次が野茂で12年(アメリカいたのは14年)、その次が大家友和松井秀喜で10年だって。ダルビッシュは今年で11年だ。すごいねえ…。

あの時は周東の足の速さにやっぱり変な笑いが出てしまう。「100m10秒00の人だ」って今永だったかな?に言われてたけど、それじゃオリンピック出られるじゃん(笑)
っていうか日本最高記録が9.95なのか…
(そういえば今永って藪塚の人だったのね。知らなかったわ)

ヌートバーは笑顔がいいのがまた愛されキャラって感じでいいですね。いやほんと1番でいい仕事をしていたなあと思い出しながら見てました。映画にはあんまりそこのあたりは出てなかったけどね…。やっぱり試合の転機になるようなところが出て来がちだから…。

あとねー源田!WBCでは怪我した直後だけは休んでたけど、準々決勝からはずっとスタメンだったよねえ?
ボルタレン飲んで戻るのとかもう見ていて「ああーーー!」ってここで泣きそうになったよ私…。
その後日本では開幕あたりは休んでたよね?
栗山監督が「人生をかけて」って話をしてたけど、ほんとに彼は野球人生がかかっていたというか、かけてしまっていたというか…。なんかもう色々と「みんな、世界一になって良かったねぇ…」と思いました。

なんかWBCとかオリンピックとかでしか見なかった野球も、まあ学生時代ほどではないけどDAZNに入っていたりするのもあってまた多少見るようになりましたねえ。まあ見るって言うか流しているだけだけど。
独居老人間近の私でも見るようになったので、この先の野球を担っていく世代の子たちなんかには影響はやっぱりあったのではないでしょうか。
そういういい流れが続くといいね。

で、映画を観にいかないでいると予告編とかチラシとかポスターを見ないから「これ見たいなぁ」とかなくなるんですよね。
7本目は8月31日に「エリザベート1878」を観て来ました。エリザベート40歳、若くて綺麗だったころから中年になってきたころの話を描く映画。
私、エリザベート本人ってどうしても好きとは言い切れないものがあります。ミュージカルの歌は好きな曲がいっぱいあるんだけど。
なんというか、本人よりも周りに同情してしまうというか…本人は好き勝手やっているのに振り回される周囲が大変そうに思えてしまうわけです。本人は美人で地位もあって好き勝手できてしまって(やってしまって?)……本人的には葛藤はあるんだろうけど、よくやった!とかいうようには思えない。妬ましいっていうのが一番近いのかもしれませんね。

映画の中で医師に「40歳は平民女性なら平均寿命」とか言われて舌を出すエリザベートは、周りに「象徴として美しくあるべし」とされてしまっている呪縛もあるんでしょうけど、自分も綺麗だって言う自負もあったんだろうなあとか。「子供は産めない」だっけ?みたいな発言とか、誰よりも本人が年齢の事を気にしていたんだろうなあ…というのは切なくなりました。
オーストリア皇妃の立場にいてそれかい、っていう行動はもう本人が「自由を愛す」とかいう言葉では済まされない何かがあると思うんですよね。多分今だったらメンタル系の病名が間違いなくつくんじゃないかと思う。
今生きている人なら、たとえハプスブルクのご当主と結婚したとしてももうちょっと楽に生きられただろうにね。(現に、今のご当主のカール氏も離婚しましたし)

映画公式サイトの清水晶子氏(フェミニストクィア理論研究者)のコメント、「若さと美貌を期待され続けて40歳を迎えたオーストリア皇妃の苦悩と逃亡。あまりに恵まれ過ぎて共感しづらいこの伝説的な女性をまったく伝記的ではない形で取り上げることで、マリー・クロイツァー監督は、フェミニスト的な共感を生み出そうとしているのではなく、各国の王族や皇族といった特権階級の女性たちに対して現代社会がいまだに抱き続けるロマンチックな幻想を苛立ちと共に破壊しようとしているように見える。鼻につく高慢さと偽りない苦悩とを併せ持つ、好感を抱かせない、しかし強靭な個性を持つ中年女性としてエリザベートを描き切ったヴィッキー・クリープスの演技が素晴らしい。」が一番共感できます。
自分が書きたかったことをすべて言っていただいていると思うくらい。

そうそう、映画の中で、公式な場でのフランツヨーゼフのエリザベートの手の取り方を見ていて、マカオでチラっとみたフェルディナント・ハプスブルクくんのご両親がちょっと冗談っぽくそういう手の取り方をしてから手をつないで歩いていくところを思い出してしまいました。
あとルドルフがちょっとフェルディナント君みのあるルックスだった…(笑)

さて8本目が9月13日(水)に、出社帰りにTOHOシネマズ新宿で「シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)」を見て来ました。
TMの新曲がオープニング、ゲワイがエンディングってあったので、本当だったら公開初日に行きたいくらいだったのですが、公開初日はWEC富士行脚とかぶっていたのでそこは諦めました(笑)
映像にTMの3人が登場するっていうのはちゃんと確認できました。すぐわかった!

今回もTOHOシネマズ新宿出て来ましたね…。出てくると思ったからここにしたの。次もここで見るしかないな。
正直前作よりもストーリー良かったと思う。っていうか大人向けって感じがしたなあ。まあ対象の層を考えたらそうなるんだろうけどさ。前ので集客があったから今回はちょっと攻められたのかな?
あと神谷さんの声が戻った?(前は正直「やっぱ神谷さんも年には抗いきれないかなぁ」とか思った)
映画終わった後にパンフ買おうかなと思ったら、冴子さんのポルシェのチャームがついているキーホルダーがあったのでつい買ってしまいました。

んで9本め。「グランツーリスモ」見て来ました。
モタスポ民としてはツッコミどころは山ほどある映画でしたが(ええ、ええ、そりゃもう)、そういうのを考えなければ楽しく見られました。突っ込みたいところは本当に山ほどあるので、ストリーミング入りしたらみんなで一緒に見て全力で突っ込みながら見たいと思ってる。
どこから突っ込む?ダーレン・コックスがオーランド・ブルームって「は???」でしかないところから突っ込んでいい?みたいな(笑)
ちなみにモタスポファンが毛嫌いする理由も良くわかる。私はそこには目をつぶることにした…。

多分「あーグランツーリスモ昔やってたな~」とかそういう層なら割と素直に楽しいんじゃないかな…。ミシェル・ヴァイヨンが楽しかったのと同じような感じで…。

映画の場面展開のテンポはすごい良い、ってかサクサクとル・マンに向かって行くのでわかりやすくていいと思います。
好感度低いのはフルークプラッツの事故の取り扱い。あとソニーピクチャーズが「実話!」って言ってること。実話ベースの物語であって実話じゃないだろう…。
おばちゃんくらいの年だとヤンマー物語として見るよりもチーム監督(エンジニア?)のデイビッドの方が共感できてしまうのでそっちで楽しめました。
ちなみにデイビッドさんはル・マンで空飛んで3回転したそうだから実質ピーター(?)
(あれリカルドさんがモデルなの?)

10本目は10/24に「栗の森のものがたり」を観てきました。
この日は午後にBUCK-TICKの桜井あっちゃんが亡くなったというニュースでフラフラになっていたので、これ観たら落ち込むのでは…でも出社した日じゃないと観に行きづらいし…と悩んだ挙句、仕事が終わってから映画館に行って間に合ったら観よう、くらいでいたら間に合っちゃったんだよね…。
いや観たかった、観たかったんだが…。
そしてやっぱり割とどんよりして帰って来てる。

イタリアとスロヴェニア(当時はユーゴスラヴィアか)の国境地帯の村、ということでノヴァ・ゴリツァあたりかな?とか思っていたら、Valli del Natisoneというところらしいですね(監督さんの出身地はノヴァ・ゴリツァ)。
街もあるけど山!って感じのところでもあるようで、その中でもスロヴェニアとイタリアの国境ということなので本当に山、森が舞台だったんですねえ。

木工職人のマリオさんが色々あって、ユーゴスラヴィア側の栗売りのマルタさんに会う。マルタさんは旦那さんが出稼ぎに行っていて、マリオさんはそのマルタさんを助ける。……ってことがあったらしいんだ、と、息子が語ってるんだな。息子に出せなかった手紙がいっぱいあった。息子と折り合いが悪いのか?と思ったら息子の連絡先がわからなくなっていて手紙が出せなかったらしい。
マリオさんの奥さんのドーラさんはそのことを知らなくて、自分が死ぬ前にどうして息子に連絡してくれないの?って旦那さんを恨んで亡くなったのね。どっちもつらい…。

映像は綺麗で、字幕が無かったとしても、見ているだけで切なくなるようなストーリーでした。
セリフにもともとそんなにわかりやすい背景とかは入っていないのかもしれない。だから余計に想像してしまうんだよね。マリオさんはマルタさんに「いい思い出を残してくれ」っていうのは、連絡が付きづらい旦那さんを待つ彼女と、息子さんと連絡が取れない自分たちを重ねたのか、それとも子を思う親のような気持になっていたのか。それともいい暮らしをしている姿が嘘なのを確認してこいくらいの気持ちだったのか。まあ答えは一つではないんでしょうけど。

あとマリオさんが亡くなった後にお友達連中が「あいつは筋が通った奴だった」「ケチで頑固で奥さんも苦労させてとんでもない男だった」「でも悪い奴じゃなかったよ」ってみたいな感じで三人三様だったのが、なんか東方の三博士を連想させるというか。スロヴェニアのトリグラウ山とかも連想してしまう。まあ3ってよくある数字ではあるけれど。
自分が死んだあとに「でも悪い奴じゃなかったよ」くらいのこと言ってくれる人がいたらいいなあと思います。

あと息子さん、「こんな感じだったんじゃないかな」みたいな話するなら実家に連絡してあげて…ってまあそれは自分もですね。はい。

なんていうのかな、「ハイコンテキストな映画」ってこういうのかなー、と今は思います。

11本目は12/11(月)、「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」を見てきました。ようやく見られた…。
11/23公開だったのですが、どうせだったら11/14(埼玉県民の日)に公開したらいいのにとずっと思っていたのですが、11/14は埼玉県民の日イベントで上映会やったみたいですね(笑)
なんかその、あの、関西の皆さん、特に滋賀とか大阪の皆さん、ごめんなさいって感じでした。大丈夫?怒ってない?
埼玉県民なのでそっち側のネタはまあ大体わかるので、悔しいけど笑っちゃうんだよなあ…。

今回は熊谷へ向かう道、ちゃんと熊谷に向かっていた気がします。R125バイパス映ってなかった?
埼玉県北部の小麦エリア民としてはむずむずしながら見ていました(笑)

あと「大宮で暴動なんだ!上尾じゃないんだ!(シャレにならんからかな)」とか、高崎線宇都宮線は出てこないのか~行田出てくるのに~とか気になってました。JRが許可出してないのかな…(笑)
ちなみに私は埼玉県民ですが、ディズニーに行くときは東京駅まで行ってから舞浜に行く人です。朝霞台もしくは武蔵浦和から武蔵野線で行くなんて考えたことなかったな…。

あと本当は「ダンジョン飯」を観に行きたかったんですがタイミングが合わず、2023年に映画館で見た映画は11本となりました。
さて2024年は何本映画を見るでしょうかね。まあ10本くらいは映画館で見たいかな…。